シリアル番号付品目を設定するには前提条件 品目にシリアル番号を割り当てられるようにするには、品目をシリアル番号付品目として定義する必要があります。LN で定義されているあらゆるタイプの品目を、シリアル番号付品目として定義できます。 しかし、品目をシリアル番号付品目として定義するには、品目に定義されている棚卸単位と品目の丸め係数を掛けた値が 1.0 のように端数のない整数でなければなりません。これは、個々の品目にシリアル番号が割り当てられるのであって、品目の断片に割り当てられるのではないためです。単位と丸め係数は、単位 (tcmcs0101m000) セッションで定義できます。 ステップ 1. シリアル番号付品目の定義
ステップ 2. マスクの定義 特定のマスクが見つからない場合、会社のデフォルトのマスクを使用します。 マスクに LN フィールドの内容を反映した Infor LN フィールド セグメントが含まれている場合は、次の両方の条件に当てはまる場合にのみ、マスクが正しく生成されます。
ステップ 3. シリアル番号付品目のシナリオの選択 選択したシナリオに応じて、シリアル番号で特定される在庫にシリアル番号付品目を個別に保管するかどうかが決まります。少量シナリオおよび多量シナリオの詳細については、倉庫管理におけるシリアル番号付品目 を参照してください。 少量シナリオを選択するには、品目 - 倉庫管理 (whwmd4100s000) セッションで在庫内シリアルチェックボックスをオンにします。多量シナリオが必要な場合は、このチェックボックスをオフにします。 在庫内シリアルチェックボックスが使用できない場合は、品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションの直接処理倉庫オーダラインチェックボックスがオフであることを確認してください。 ステップ 4. 追加の追跡の選択 シリアル番号付品目の入庫または出庫の原因となったオーダを追跡するには、品目 - 倉庫管理 (whwmd4100s000) セッションでシリアル追跡チェックボックスをオンにします。この設定は、多量シナリオおよび少量シナリオの両方に適用されます。ただし、多量シナリオの場合、シリアル番号付品目の入庫の原因となったオーダを表示するには、入庫時シリアル番号項目チェックボックスもオンにする必要があります。 ステップ 5. 多量シナリオのみ: シリアル登録オプション 多量シナリオについてシリアル番号の登録を有効化するには、品目 - 倉庫管理 (whwmd4100s000) セッションで次のパラメータを利用できます。 シリアル登録が有効になっている場合、登録は必須です。 入庫と転送でシリアル番号を自動生成する場合は、倉庫オーダタイプ (whinh0110m000) セッションで、シリアルの自動生成チェックボックスをオンにします。 完成状態時のシリアル出庫登録、サービスとメンテナンス時のシリアル出庫登録、完成状態のロット出庫を登録パラメータは、ユーザが定義したロット/シリアル登録テンプレートより優先されます。詳細は、次の情報を参照してください: ロット/シリアル登録テンプレートおよびロット/シリアル登録テンプレートの定義方法 完成状態時のシリアル出庫登録またはサービスとメンテナンス時のシリアル出庫登録フィールドで Yes を選択した場合、JSC 生産以外の発生元の出庫に、シリアル番号を登録する必要があります。これらの設定でできることについての概要は、多量シナリオにおけるシリアル番号登録設定の概要を参照してください。 以下のパラメータで特に指定がない限り、出庫にはシリアル番号登録が必須であることに注意してください。 品目の変換 シリアル番号がない品目と少量シリアル番号付品目のうち、特定の条件を満たしているものは、多量シリアル番号付品目に変換できます。詳細については、品目を多量シリアル番号付品目に変換するにはおよびシリアル番号付品目変換の影響を参照してください。
パフォーマンスについての注意
シリアル番号付品目およびロット管理品目を使用するとデータが増加するため、システムパフォーマンスに影響することがあります。詳細は、次の情報を参照してください: ロットおよびシリアルの使用
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