隔離検査在庫不合格商品を隔離検査倉庫または隔離検査場所に移して、廃棄、現状のまま使用、再作業、販売業者に返品など、その処分方法を決めることができます。 隔離検査までの処理フロー 在庫は、以下の途中で最初に不合格になった場合、隔離検査に回されます。
隔離検査在庫レコード 在庫が隔離検査に送付されると、隔離検査 ID が作成されるか、既存の隔離検査 ID に在庫が追加されます。隔離検査 ID をマニュアルで作成することはできません。隔離検査在庫レコードは、ヘッダと 1 つ以上の処分ラインから構成されます。処分ラインは不合格のストックポイントごとに作成されます。 隔離検査に送付されて、以下のデータが合致すると、不合格在庫は既存の隔離検査 ID に追加されます。
製造作業手順で不合格になった品目は、倉庫検査を実施しないで隔離検査に送付されます。そのため、この品目については以前のリストの検査フィールドは使用されません。 以上のデータが一致しない場合、新しい隔離検査 ID が作成されます。 隔離検査 ID は、倉庫入庫/出庫検査、または製造オーダから作成される倉庫入庫オーダラインに対応します。隔離検査 ID は 1 つ以上の不適合資材レポート (NCMR) にも対応します。不適合資材レポートは、発生元オーダも含み、該当する場合は、検査も含みます。 隔離検査在庫を処理するには 隔離検査在庫の処理では、処分方法や理由コードなどのデータを必要に応じて指定し、隔離検査 ID または選択した処分ラインの処理オプションを選択します。処分ラインの一部について処分を実施することもできます。 選択した処分に応じて、選択した品目の処理に使用する処分オーダ、入庫手順、または入庫勧告が作成されます。
入庫手順または作成された処分オーダの入庫/出庫手順の活動が自動的に設定される場合、隔離検査在庫の処理後、以上のステップは自動的に実行されます。それ以外の場合、選択した処分オプションの入庫/出庫手順を完了するにはマニュアル手順が必要になることがあります。 発注先に支払可能 入庫検査で不合格になった品目の場合、発注先に未払機能により、倉庫検査と隔離検査処理が完了する前に、入庫済数量全体の請求と支払が可能になります。これにより、処分の手順に長い時間がかかることによる発注先への支払遅延のリスクを排除できます。廃棄済、破壊済、または返却済商品の決済は、隔離検査処理後に実行されます。 購買オーダまたは購買スケジュールから発生した購買隔離検査品目の場合、発注先に未払パラメータが有効でないと、再作業オプションと再分類オプションは使用できません。これは、発注先に未払チェックボックスがオフの場合、発注先が不合格品目の所有者であり、不合格商品に支払がなされないのに対し、再作業または再分類は発注先に支払が行われる場合にのみ許されているためです。 設定 隔離検査処理を使用するには、該当する品目と倉庫についてこの機能を有効にする必要があります。処分オーダのデフォルトのオーダシリーズとオーダタイプを定義すると、隔離検査処理が強化されます。 倉庫で保管場所を管理する場合は、隔離検査場所を定義する必要があります。不合格になって隔離検査に移動される品目について、デフォルトの特定の隔離検査倉庫を定義できます。 在庫計画を最適化するには、企業計画、時系列オーダポイント、SIC を使用して、計画の隔離検査における在庫の利用可能性を指定する必要があります。
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