入庫勧告を生成/プットアウェイするには

入庫勧告は、入庫済の品目を倉庫に移動するための指示書です。したがって、個々の入庫勧告ラインには 「保管場所 「入庫 3」 から品目 A を 10 個取り出して保管場所 「バルク 5」 に移動する」 というように記述されています。

入庫勧告は通常、入庫勧告を作成する必要がある入庫ライン、検査ライン、または扱い単位に関連する倉庫オーダラインに定義された倉庫手順に従って生成されますが、入庫勧告 (whinh3525m000) セッションで入庫勧告をマニュアルで作成することもできます。

保管場所が管理されていない倉庫の場合、入庫勧告ステップはスキップされます。

入庫勧告作成

入庫勧告が作成または入力されたときに、在庫処理はまだ実行されていません。品目が保管場所から物理的に取り出されて新しい保管場所へプットアウェイされると、LN は在庫を更新します。在庫は 「プットアウェイ」 コマンドによって更新されます。このコマンドについては、このトピックの後の部分で説明します。

入庫勧告は、次のいずれかの方法で作成できます。

  • 入庫手順のステップに入庫勧告作成 (whinh3201m000) が含まれていない場合、ユーザが入庫を確認すると入庫勧告がただちに作成されます。検査手順のステップに入庫勧告作成 (whinh3201m000) が含まれていない場合、検査ラインが承認されると入庫勧告がただちに作成されます。
  • すべての確認済入庫に関して入庫勧告を作成するには、入庫 (whinh3512m000) セッションの適切なメニューから勧告作成オプションを選択します。
  • 入庫勧告作成 (whinh3201m000) セッションでは、一定範囲のオーダに対して出庫勧告を作成できます。

入庫勧告ラインを作成すると、次のような変化が発生します。

  • 保管場所の引当済在庫レベルが上がります
  • 移送先保管場所のオーダ済数量が増加します
実行番号

実行番号は、入庫勧告ラインを分類するときに役立ちます。個々の勧告ラインのプットアウェイまたは削除を行う代わりに、実行番号を指定して、その実行番号に割り当てた勧告ラインを処理できます。

詳細レポート

入庫勧告の作成は、システムの能力をかなり駆使する処理です。このため、LN では次のタイプのレポートを選択できます。

  • 標準レポート。ネットワークトラフィックが少なく、処理速度が速い状態が維持されます。
  • 詳細レポート。処理速度は遅くなりますが、選択した保管場所について、より詳細なクエリを発行してより多くのフィードバックが得られます。
入庫勧告のメンテナンス

あらゆる入庫勧告ラインの移送先保管場所または数量を変更できます。必要な場合、新しい勧告ラインを挿入することもできます。

入庫勧告プットアウェイ

入庫勧告のプットアウェイは、次のような方法で行うことができます。

  • 個々の勧告ラインのプットアウェイを行うには、入庫勧告 (whinh3525m000) セッションでプットアウェイコマンドを使用します。
  • 入庫勧告プットアウェイ (whinh3203m000) セッションでは、一定範囲の勧告ラインのプットアウェイを行うことができます。
  • 勧告ラインが保管リストに関連付けられている場合、その保管リストによって勧告ラインのプットアウェイが行われます。保管リスト (whinh3525m100) セッションで、保管リストの表示およびプットアウェイを行うことができます。

入庫勧告ラインのプットアウェイが行われた場合、LN では品目の物理的な移動を反映します。この結果、次のような変化が発生します。

  • 保管場所の手持在庫が減少し、保管場所の利用可能能力が増加します
  • 移送先保管場所の手持在庫が増加し、利用可能能力が減少します
  • 保管場所の引当済在庫が減少します
  • 移送先保管場所のオーダ済在庫が減少します
注意

保管場所が管理されていない倉庫の場合、入庫が確認された後で自動的に商品がプットアウェイされます。詳細は、次の情報を参照してください: 入庫手順と入庫検査手順の概要

保管リスト

入庫勧告にリストされるバルク/ピッキング (移送先) 保管場所は、倉庫内の任意の場所にできます。この結果、効率の悪いプットアウェイ連番になる場合があります。保管リストは、特定の保管場所に移動する必要がある品目すべてを 1 つのリストにまとめるなど、このような連番をより効率的なものにするために使用されます。保管リストを確認して、その保管リストに関連付けられている各勧告ラインのプットアウェイを行います。保管リストのプットアウェイは、保管リスト (whinh3525m100) セッションで行うことができます。