在庫移動 (範囲) (whinr1252m000)

セッションの目的:  転送オーダを使用せずに、複数のストックポイントまたは扱い単位を同じ倉庫内の他の保管場所に移動します。単一のストックポイントまたは扱い単位を移動する場合は、在庫移動 (whinr1250m000) セッションを使用します。

注意
  • このセッションを使用して移動できるのは、タイプがピッキングバルク、または発送確定の場所で使用できる (つまりブロックも引当もなされていない) ストックポイントまたは扱い単位だけです。タイプが入庫検査、および隔離検査である保管場所の在庫を移動するには、標準の入庫手順と出庫手順を使用します。
  • 移送先保管場所は、次の条件を満たす必要があります。

    • 保管場所タイプがピッキングまたはバルクである
    • ブロックされていない
    • 十分な能力がある
    • 保管条件が適切である
    • 複数の品目/ロット (必要な場合)
  • 扱い単位を移動する場合は、次の処理が行われます。

    • 扱い単位が他の扱い単位の子である場合、その扱い単位は親から切り離されます。
    • 扱い単位に子が存在する場合、その扱い単位の下の構造もすべて一緒に移動します。
  • 現在のセッションを使用したことで生じた処理は、倉庫 - 品目 - ストックポイント取引 (whinr1500m000) セッションでは次のようになります。

    • オーダもオーダライン番号もありません。
    • 適用なしオーダ発生元になります。
    • 内部移動チェックボックスがオンになります。

 

倉庫
商品を収容する場所。各倉庫に対して、住所データおよびそのタイプに関するデータを入力できます。
選択範囲
扱い単位
このチェックボックスがオンの場合、移動する扱い単位の範囲を指定できます。
開始品目
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具。

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
扱い単位
梱包と内容からなる一意に識別可能な物理的な単位。扱い単位には、品目を含めることができます。扱い単位には、品目の梱包に使用する梱包資材の構造があります。または、扱い単位がその構造の一部を構成します。

扱い単位には、次の属性が含まれています。

  • 識別コード
  • 梱包品目 (オプション)
  • 梱包品目数量 (オプション)

品目を扱い単位にリンクさせる場合、その品目は扱い単位によって梱包されます。梱包品目は、扱い単位を構成するコンテナやその他の梱包資材のタイプを指します。たとえば、扱い単位を木枠に指定するには、扱い単位の梱包品目に木枠を定義します。

保管ゾーン
特定の従業員または輸送手段に割り当てることができる倉庫の一部。各保管場所は、ゾーンに割り当てることができます。
保管場所
商品を保管する、倉庫内の独立した場所

倉庫は、利用可能スペースの管理や、保管されている商品の照会のために、複数の保管場所に分割することができます。保管条件およびブロックは保管場所ごとに適用できます。

ロット
特定の (ロット) コードで識別され、一括して製造および保管される大量の品目。ロットは商品の識別に使用します。
在庫日
保管時に品目に割り当てられる日付。在庫日付を使用すると、大規模なロット管理を実施しなくても FIFO (先入れ先出し) または LIFO (後入れ先出し) に基づいて品目を取り出すことができます。

在庫日付は、後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位、または品目の製品有効期限に使用されます。

後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位では、在庫日付のデフォルトはシステム日付です。しかし、この日付は上書きできるので、在庫日付は保管日付と同じである必要はありません。品目に特定の保存期間がある場合、在庫日付は品目について定義された製品有効期限です。

オプション
移送先保管場所
商品を保管する、倉庫内の独立した場所

倉庫は、利用可能スペースの管理や、保管されている商品の照会のために、複数の保管場所に分割することができます。保管条件およびブロックは保管場所ごとに適用できます。

更新
このチェックボックスがオンの場合、指定された範囲のストックポイントまたは扱い単位が LN 内で実際に移動します。
事前定義デバイスに出力
このチェックボックスがオンの場合、レポートを出力するためのデフォルトプリンタが選択されます。デフォルトプリンタの使用は、設定によって決まります。詳細は、次の情報を参照してください: デフォルトプリンタ
注意

デフォルトでは、このチェックボックスはオンです。