デバイスの選択 (ttstpsplopen )

セッションの目的:  レポートまたはメッセージを出力するデバイスを選択します。

LN のどの出力セッションからでも 「E メッセージコネクタ」 レポートを表示できます。[メッセージの送信] タブには、メッセージを識別するフィールド、メッセージの配布オプションを指定するフィールド、および受信者の情報を入力するフィールドがあります。

次の手順で出力ダイアログボックスからメッセージを送信します。

  1. メッセージの件名を入力し、任意でメッセージが属する分類のリストを入力します。
  2. 配布オプションを指定します。メッセージを遅くする場合は、配布までの時間を [配布(以降)] に入力します。しばらくしてからメッセージを削除する場合は、[失効(以降)] にその時間を入力します。有効なフォーマットは、LN の標準的な yyyymmdd hhmmss です。
  3. メッセージがファックスの場合に限り、テンプレートと料金コードを指定できます。
  4. [メッセージ] をクリックして、メッセージの本文を入力できます。
  5. [受信者の表示] をクリックして、メッセージの受信者を入力できます。メッセージに受信者を追加しないと、メッセージは常に Outlook のようなクライアントサービスに転送されます。

関連トピック

 

プリンタ
デバイス
出力を送信する出力デバイスの名前
注意

出力デバイスによっては、LN サーバまたはクライアント PC で特定のソフトウェアをインストールおよび構成しなければならないことがあります。

例: 

  • レポートを Microsoft Excel に送信するデバイスを選択する場合、PC 上に MS Excel がインストールされている必要があります。
  • レポートを Unix プリンタに送信するデバイス (デバイスタイプ: プリンタまたは論理プリンタ) を選択する場合、LN プリンタデーモンが LN Unix サーバ上で起動して動作している必要があります。
  • レポートを Business Objects Enterprise に送信するデバイスを選択した場合は、コンピュータに Business Objects (TM) Xi Integration Kit for Baan をインストールして構成する必要があります。

セッション 「デバイスデータ (ttaad3500m000)」 で、目的のデバイスを入力するか、またはデバイスリストから選択します。

プリンタタブでは、次のタイプのデバイスを選択できます。

  • プリンタ - LN プリンタデーモンを使用した Unix プリンタの場合に限り適用されます。
  • ダイレクト - LN プリンタデーモンを使用しない Unix プリンタの場合に限り適用されます。
  • Windows プリンタ - Windows ネットワークプリンタまたはローカルプリンタの場合に限り適用されます。
  • 論理プリンタ - Unix プリンタの論理グループの場合に限り適用されます。

表示タブでは、次のタイプのデバイスを選択できます。

  • 画面 - LN 表示ブラウザが開始されます。

ファイルタブでは、次のタイプのデバイスを選択できます。

  • ファイル上書き
  • ファイルに追加

Excel ワークシートにレポートを出力するなどのファイルデバイスの設定は LN のシステム管理者が行います。設定例については、下表を参照してください。

説明変換プログラム引数
ASCII ファイルttstpconvASCII
Excel ファイルttstpconvascii:excel
HTML ファイルttstpconvhtml:iexplore
Notepad ファイルttstpconvascii:notepad
RTF ファイルttstpconvrtf:winword
Business Objects Enterprise<空>XML server=ssssss port=pppp
E メールアドレスにレポートを送信ttcmfprintoutlook

 

セッションが開始され、ユーザの設定リストから優先されるデバイスが示されます。ここで、

1. レポート幅と左マージンを加えた大きさが、選択したフォントに対してセッション 「用紙タイプ別フォント (ttaad3111m000)」 で定義されている用紙タイプ幅を超えてはいけません。

2. レポートに要求される用紙タイプは、セッション 「レポートデフォルト (ttaad3105m000)」 で定義されているように、デバイスの用紙タイプと同じでなければなりません。このセッションでは、必ずしもレポートデフォルトを入力する必要はありません。レポートデフォルトを入力しない場合には、用紙タイプはチェックされません。

上記の 2 つの条件が適用されるのは、デバイスタイプがプリンタおよびダイレクトのデバイスに限られます。

ユーザ優先リストのデバイスタイプが論理プリンタの場合、システムは論理プリンタ別に物理プリンタのリストを検索して、上記の 2 つの条件を満たす物理プリンタを見つけます。

デバイスの用紙タイプが指定されている用紙タイプと異なるデバイスを選択した場合、セッション 「プリンタ用紙タイプの変更 (ttaad3102m000)」 でデバイスの用紙タイプが変更されるまでは、出力要求状況は待機中のままです。

指定したフォントのデバイスの用紙タイプよりもレポート幅が大きいデバイスを選択した場合、プログラムは次のメッセージを返します。

- レポートが用紙に適合しません

さらに、次のメッセージが表示されます。

- 出力してよろしいですか?

「No」 と答えた場合:

もう一度デバイス、用紙タイプ、フォントなどを選択できます。

「Yes」 と答えた場合:

プログラムは次のメッセージを表示します。

- デバイス用紙タイプが変更されるまで待機しますか?

「Yes」 と答えた場合:

セッション 「プリンタ用紙タイプの変更 (ttaad3102m000)」 でデバイスの用紙タイプが変更されるまでは、要求状況は待機中のままです。

日付
レポートが出力される日付。デフォルトは現在の日付
時間
レポートが出力される時間。デフォルトは現在の時間です
コピー
出力したいコピー部数
開始ページ
出力したい範囲の先頭ページ
終了ページ
出力したい範囲の最終ページ
用紙タイプ
指定したプリンタに属する用紙タイプ
フォント
レポートを出力するフォント。選択できるのは、プリンタの用紙タイプに属するフォントに限られます。レポートに固定フォントがある場合は、フォントを変更できません。
余白
レポートの左余白
重要

デフォルトでは、このフィールドにはデバイスの選択 (ttstpsplopen ) セッションのユーザデフォルト (デフォルト保存またはデフォルト取得) に基づく余白が表示されます。ユーザデフォルトが定義されていない場合、以下の式で余白の提案値が計算されます。

suggested margin = the device margin specified in the デバイスデータ (ttaad3100s000) session + the report's left margin specified in the レポート (ttadv3130s000) session

このフィールドに余白の値を指定した場合、この値が余白の提案値よりも優先されます。指定した余白が、この有効なスプールキュー (デバイスキュー (ttaad3520m000)) に送信されるすべてのレポートについて使用されます。指定した余白は、レポートセッションの動作中は有効なままです。

プレビュー
BWPRINT または Business Objects Enterprise Report Viewerを使用してレポートのプレビューを表示するには、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにできるのは、Windows プリンタまたは XML 引数を伴うファイル上書き/ファイルに追加デバイスの場合に限られます。

ほとんどの場合、レポートはダイレクトモードで出力されるので、ユーザの対話は可能でありません。

プレビューモードでは、まず画面上にレポートが表示されるので、ユーザはレポートを画面上で確認した上で、さらにハードコピーが必要かどうかを決定できます。

プレビューモードでは、フォントのセットアップ、用紙トレイの割当、バーコードの設定を行うためのダイアログを起動できます。

現時点では、ポストスクリプトファイルのプレビューはサポートされていません。

また、プレビューモードで表示されるレポートは、プリンタから実際に出力されるハードコピーと異なることがあります。この違いは、多くの場合、600 DPI レーザプリンタなどと比較して画面の解像度が低いために起こります。

テンプレートコード
レポートのプレビューのフォーマットに使用されるテンプレートコードを入力または選択します。このフィールドは、Business Objects Enterprise に出力する場合にのみ適用されます。このフィールドが使用できるのは、XML 引数を伴うファイル上書き/ファイルに追加デバイスで、このデバイスに少なくとも 1 つテンプレートが定義されている場合に限られます。
メッセージを送る
件名
メッセージの件名を入力します。
分類
メッセージが属する分類のリストを入力します。リストはコンマで区切ります。この機能は現在 Microsoft Outlook でサポートされています。
優先度
メッセージの優先度を指定します。指定できる値は、「低い」、「普通」、または 「高い」 です。デフォルトは 「通常」 です。
機密度
メッセージの機密度を指定します。指定できる値は、「通常」、「個人用」、「非公開」、「親展」、「極秘」 です。デフォルトは 「通常」 です。
配布(以降)
何時以降にメッセージを配布するか指定します。このフィールドを空欄にしておくと、メッセージは直ちに配布されます。
失効(以降)
メッセージが失効する時間を指定します。このフィールドを空欄にしておくと、メッセージは失効しません。
通知
メッセージの通知オプションを入力します。指定できる値は、「常時」、「配信」、「非配信」、「非通知」 です。デフォルトは 「非配信」 です。通知はクライアント側のサービスによって送信されません。そのため、たとえば Outlook の場合、このフィールドは無視されます。
送信前にメッセージを表示(可能な場合)
このチェックボックスがオンの場合、実際に送信する前のメッセージをプレビューできます。たとえば、この機能を使用して、クライアント側のサービスが Outlook にアクセスして受信者の E メールアドレスを解決できます。
テンプレートコード
このフィールドは、LN ではまだサポートされていません。
料金コード
このフィールドは、LN ではまだサポートされていません。
ファイル(&F)
出力ファイル
出力ファイルを保存するディレクトリを含むパス。最大長は 100 文字です。

Unix 出力ファイルの例:

${BSE}/tmp/invoices

注意: デバイスが 「outlook」 として構成されている場合、受信者の E メールアドレスをここに指定できます。

レポートコードおよび記述
この読取専用フィールドには、レポートコードとレポート記述が表示されます。

例:

レポート ttams1401110000 ユーザデータ

 

続行
このトピックに関連するヘルプはありません。
受信側..
このボタンは、受信者のリストから E メールアドレスを選択するためのセッションを開始する場合にクリックします。
メッセージ..
このボタンは、テキストエディタを開始する場合にクリックします。E メールテキストをここに入力できます。レポート自体は添付として E メールメッセージにリンクされます。
言語を指定
このボタンは、レポートで使用される言語を選択する場合にクリックします。指定した言語にラベルが見つかった場合に限り、そのラベルが出力されます。指定した言語にラベルが見つからなかった場合は、標準言語 (デフォルト: 英語) のラベルが使用されます。