出力デバイスによっては、LN サーバまたはクライアント PC で特定のソフトウェアをインストールおよび構成しなければならないことがあります。
例:
- レポートを Microsoft Excel に送信するデバイスを選択する場合、PC 上に MS Excel がインストールされている必要があります。
- レポートを Unix プリンタに送信するデバイス (デバイスタイプ: プリンタまたは論理プリンタ) を選択する場合、LN プリンタデーモンが LN Unix サーバ上で起動して動作している必要があります。
- レポートを Business Objects Enterprise に送信するデバイスを選択した場合は、コンピュータに Business Objects (TM) Xi Integration Kit for Baan をインストールして構成する必要があります。
セッション 「デバイスデータ (ttaad3500m000)」 で、目的のデバイスを入力するか、またはデバイスリストから選択します。
プリンタタブでは、次のタイプのデバイスを選択できます。
- プリンタ - LN プリンタデーモンを使用した Unix プリンタの場合に限り適用されます。
- ダイレクト - LN プリンタデーモンを使用しない Unix プリンタの場合に限り適用されます。
- Windows プリンタ - Windows ネットワークプリンタまたはローカルプリンタの場合に限り適用されます。
- 論理プリンタ - Unix プリンタの論理グループの場合に限り適用されます。
表示タブでは、次のタイプのデバイスを選択できます。
- 画面 - LN 表示ブラウザが開始されます。
ファイルタブでは、次のタイプのデバイスを選択できます。
- ファイル上書き
- ファイルに追加
Excel ワークシートにレポートを出力するなどのファイルデバイスの設定は LN のシステム管理者が行います。設定例については、下表を参照してください。
説明 | 変換プログラム | 引数 |
ASCII ファイル | ttstpconv | ASCII |
Excel ファイル | ttstpconv | ascii:excel |
HTML ファイル | ttstpconv | html:iexplore |
Notepad ファイル | ttstpconv | ascii:notepad |
RTF ファイル | ttstpconv | rtf:winword |
Business Objects Enterprise | <空> | XML server=ssssss port=pppp |
E メールアドレスにレポートを送信 | ttcmfprint | outlook |
セッションが開始され、ユーザの設定リストから優先されるデバイスが示されます。ここで、
1. レポート幅と左マージンを加えた大きさが、選択したフォントに対してセッション 「用紙タイプ別フォント (ttaad3111m000)」 で定義されている用紙タイプ幅を超えてはいけません。
2. レポートに要求される用紙タイプは、セッション 「レポートデフォルト (ttaad3105m000)」 で定義されているように、デバイスの用紙タイプと同じでなければなりません。このセッションでは、必ずしもレポートデフォルトを入力する必要はありません。レポートデフォルトを入力しない場合には、用紙タイプはチェックされません。
上記の 2 つの条件が適用されるのは、デバイスタイプがプリンタおよびダイレクトのデバイスに限られます。
ユーザ優先リストのデバイスタイプが論理プリンタの場合、システムは論理プリンタ別に物理プリンタのリストを検索して、上記の 2 つの条件を満たす物理プリンタを見つけます。
デバイスの用紙タイプが指定されている用紙タイプと異なるデバイスを選択した場合、セッション 「プリンタ用紙タイプの変更 (ttaad3102m000)」 でデバイスの用紙タイプが変更されるまでは、出力要求状況は待機中のままです。
指定したフォントのデバイスの用紙タイプよりもレポート幅が大きいデバイスを選択した場合、プログラムは次のメッセージを返します。
- レポートが用紙に適合しません
さらに、次のメッセージが表示されます。
- 出力してよろしいですか?
「No」 と答えた場合:
もう一度デバイス、用紙タイプ、フォントなどを選択できます。
「Yes」 と答えた場合:
プログラムは次のメッセージを表示します。
- デバイス用紙タイプが変更されるまで待機しますか?
「Yes」 と答えた場合:
セッション 「プリンタ用紙タイプの変更 (ttaad3102m000)」 でデバイスの用紙タイプが変更されるまでは、要求状況は待機中のままです。