コレクションの検証 (ttpmc1402s000)

セッションの目的:  コレクションを検証します。

コレクションのエクスポート (ttpmc1210s000) セッションでコレクションをエクスポートできるようにするには、そのコレクションを検証する必要があります。

検証では次の処理を実行します。

  • ソリューションのダンプが、パラメータ (ttpmc0100s000) セッションで指定されたエクスポートダンプ用パス ディレクトリにあるかどうかをチェックします。ソリューション/パッチのエクスポート (ttpmc1200s000) セッションを通してソリューションを個別にエクスポートすると、ソリューションのダンプはこのディレクトリに置かれます。
  • ソリューションの状況が発行済かどうか検査します。
  • コレクションのいずれかのソリューションに別のソリューションと事後要求関係があるかどうか、または同じ基準 VRC の別のソリューションと相互依存関係があるかどうか、およびこの関係を持つソリューションがコレクションに含まれているかどうかを検査します。

コレクションをエクスポートすると、コレクションの検証セッションが自動的に開始します。いずれかの検査に失敗すると、エクスポートは停止します。「コレクションの検証」 セッションは、コレクション (ttpmc1503m000) セッションの適切なメニューからもマニュアルで使用することができます。

 

基準 VRC
PMC において、一意の方法で製品を識別する手段。配布側の更新版には、基準 VRC 識別子が用意されています。基準 VRC には、関連のマスタ製品をインストールする物理 VRC のコードを含められますが (B61_a など)、物理 VRC に関連しないコードにすることもできます (7.6_a_tt など)。受取側では、更新 VRC はすべて基準 VRC 識別子にリンクしています。インストール処理で、更新版の基準 VRC 識別子が更新 VRC の基準 VRC 識別子と一致するかどうかが検査されます。一致しない場合は、その更新 VRC に更新をインストールできません。
コレクションコード
基準 VRCコレクションを表す一意の ID
コレクション状況
次の状況は、ソリューション、コレクション、およびパッチのメンテナンスの進捗状況を示します。説明を分かりやすくするため、ソリューションについてのみ触れていますが、例外が明記されていない限り、いずれの説明もコレクションおよびパッチに適用されます。

このソリューション状況は、配布側でのみ使用します。状況変更の履歴は、更新履歴テーブルに記録されます。

配布側でメンテナンスしたソリューションと、受取側でインポートしたソリューションを区別するため、ソリューションをインポートするときに状況が消去されます。この点はパッチの場合も同様ですが、コレクションには当てはまりません。理由は、コレクションがそれ自体として受取側で認識されないためです。受取側では、コレクションに含まれるソリューションのみが認識されます。

  • 作業中
    作成中のソリューションの初期状況
  • 依存関係定義済
    さまざまなソリューション間の依存関係が定義されており、ソリューションをエクスポート可能です。自動的に作成できない依存関係を作成する場合もあるので、この状況はマニュアルで選択する必要があります。
  • エクスポート済
    ソリューションはエクスポートされています。この状況はシステムによって処理されます。この状況をマニュアルで設定することはできません。ただし、状況が 「エクスポート済」 のソリューションを 「作業中」、「解決済」、「完了」、または 「依存関係定義済」 に戻すことはできます。エクスポート済のソリューションで何かを変更した場合、状況は常に 「依存関係定義済」 に戻ります。この場合、ソリューションを再びエクスポートする必要があります。ソリューションを発行するには、状況が 「エクスポート済」 でなければなりません。
  • 発行済
    ソリューションが発行されています。これは、ソリューションが凍結していることを意味します。このソリューションには、それ以上変更を加えることができません。ソリューションを発行するには、状況を 「エクスポート済」 から 「発行済」 に変更し、この状況でソリューションを保存する必要があります。

 

検証
コレクションを確認します。