ソリューション (ttpmc1100m000)

セッションの目的:  ソリューションをメンテナンスします。

このセッションは、ソリューションの作成から発行までの一連のライフサイクルを扱います。このセッションでは、ソリューションの基本データをメンテナンスできます。

このセッションを使用して、一定の条件下にあるソリューションの状況をマニュアルで変更できます。

注意

チェックアウトとチェックインは現行パッケージ VRC に限られているわけではありません。権限を与えられているすべての構成要素のチェックアウトまたはチェックインができます。

チェックアウトの場合は、次の権限が必要です。

  • VRC 権限
  • モジュール権限
  • 言語権限
  • 開発者でない構成要素の権限。これらの権限は開発者権限テンプレートで指定されます。

チェックインの場合も、同じ権限が必要です。チェックインできるのは、自分がチェックアウトした構成要素のみです。

チェックアウトおよびチェックイン機能は、権限のない構成要素の数を示したメッセージを表示します。

 

基準 VRC
PMC において、一意の方法で製品を識別する手段。配布側の更新版には、基準 VRC 識別子が用意されています。基準 VRC には、関連のマスタ製品をインストールする物理 VRC のコードを含められますが (B61_a など)、物理 VRC に関連しないコードにすることもできます (7.6_a_tt など)。受取側では、更新 VRC はすべて基準 VRC 識別子にリンクしています。インストール処理で、更新版の基準 VRC 識別子が更新 VRC の基準 VRC 識別子と一致するかどうかが検査されます。一致しない場合は、その更新 VRC に更新をインストールできません。
エクスポート VRC
PMC 配布側において、PMC ソリューションに属する構成要素のエクスポート元になる物理 VRC。基準 VRC ごとにエクスポート VRC がリンクされているので、各製品の構成要素はそれぞれ異なる物理 VRC からエクスポートされます。
エクスポート VRC
基準 VRC 結合は、PMC 配布側で定義され、一連の関連する基準 VRC で構成されます。基準 VRC 結合によって、基準 VRC 間の相互依存の作成が制御されます。相互依存は、同じ基準 VRC 結合に属する基準 VRC 間のみで定義できます。基準 VRC 結合によって、基準 VRC 間の不必要な相互依存の作成を防ぐことができます。
ソリューションコード
基準 VRC のソリューションを表す一意の ID

ソリューションコードには次の特徴があります。

  • データ型: 英数字文字列
  • 最大長: 14 文字
  • 禁止文字: $、* など UNIX で特別な意味を持つすべての文字。禁止文字が指定されたコードは受け入れられません。
廃止ソリューション
このチェックボックスは、ソリューションが廃止ソリューションかどうかを示します。
状況
次の状況は、ソリューション、コレクション、およびパッチのメンテナンスの進捗状況を示します。説明を分かりやすくするため、ソリューションについてのみ触れていますが、例外が明記されていない限り、いずれの説明もコレクションおよびパッチに適用されます。

このソリューション状況は、配布側でのみ使用します。状況変更の履歴は、更新履歴テーブルに記録されます。

配布側でメンテナンスしたソリューションと、受取側でインポートしたソリューションを区別するため、ソリューションをインポートするときに状況が消去されます。この点はパッチの場合も同様ですが、コレクションには当てはまりません。理由は、コレクションがそれ自体として受取側で認識されないためです。受取側では、コレクションに含まれるソリューションのみが認識されます。

  • 作業中
    作成中のソリューションの初期状況
  • 依存関係定義済
    さまざまなソリューション間の依存関係が定義されており、ソリューションをエクスポート可能です。自動的に作成できない依存関係を作成する場合もあるので、この状況はマニュアルで選択する必要があります。
  • エクスポート済
    ソリューションはエクスポートされています。この状況はシステムによって処理されます。この状況をマニュアルで設定することはできません。ただし、状況が 「エクスポート済」 のソリューションを 「作業中」、「解決済」、「完了」、または 「依存関係定義済」 に戻すことはできます。エクスポート済のソリューションで何かを変更した場合、状況は常に 「依存関係定義済」 に戻ります。この場合、ソリューションを再びエクスポートする必要があります。ソリューションを発行するには、状況が 「エクスポート済」 でなければなりません。
  • 発行済
    ソリューションが発行されています。これは、ソリューションが凍結していることを意味します。このソリューションには、それ以上変更を加えることができません。ソリューションを発行するには、状況を 「エクスポート済」 から 「発行済」 に変更し、この状況でソリューションを保存する必要があります。
パッチ
ソリューションがパッチの一部でもある場合、パッチコードがこのフィールドの表示されます。
公開
このチェックボックスがオンの場合、ソリューションは発行直後に公開されます。ソリューションは、公開されると、パラメータ (ttpmc0100s000) セッションの公開ソリューション用パス フィールドに指定したディレクトリにコピーされます。
注意

パラメータ (ttpmc0100s000) セッションの公開したソリューションをコピーする チェックボックスがオフの場合は、現行のチェックボックスの選択にかかわらずソリューションは公開できません。

テキスト
このチェックボックスがオンの場合、追加情報と一緒にテキストが表示されます。テキストの追加、読取、変更を実行するには、テキストをクリックします。
パッチ
ソリューションをリンクできるパッチのコード
注意

このフィールドでパッチを選択するには、パッチ (ttpmc1501m000) セッションの適切なメニューからこのセッションを開始する必要があります。

 

ソリューション別デフェクト
ソリューション別デフェクト (ttpmc1110m000) セッションを開始します。
ソリューション/パッチの出力
ソリューション/パッチの出力 (ttpmc1400m000) セッションを開始します。
更新履歴の出力
更新履歴の出力 (ttpmc1460m000) セッションを開始します。
依存情報の出力 (複数レベル)
依存情報の出力 (複数レベル) (ttpmc1440m000) セッションを開始します。
ソリューション別構成要素
ソリューション別構成要素 (ttpmc1520m000) セッションを開始します。
チェックイン
チェックアウト
依存情報
依存情報 (ttpmc1140m000) セッションを開始します。
依存情報の生成
依存情報の生成 (ttpmc1240s000) セッションを開始し、状況を依存情報定義済に設定します。
ソリューションの検証
ソリューションの検証 (ttpmc1404s000) セッションを開始します。

このオプションを使用すると、実際のエクスポートの前にソリューションが検証されます。たとえば、構成要素が使用可能か、デバッグモードでコンパイルされていないか、などがチェックされます。

ソリューションをパッチへリンク
パッチフィールドに表示されるパッチにソリューションをリンクします。

このオプションは、パッチフィールドにまだ発行されていないパッチが表示される場合のみ利用できます。リンクするソリューションは発行されている必要があります。

このオプションは、パッチ (ttpmc1501m000) セッションの適切なメニューからこのセッションを開始する場合のみ利用できます。

ソリューションが属することができるのは、1 つのパッチに対してのみです。

ソリューションをパッチから削除
パッチフィールドに表示されるパッチからソリューションを削除します。

このオプションは、パッチフィールドにまだ発行されていないパッチが表示される場合のみ利用できます。パッチを選択するには、パッチ (ttpmc1501m000) セッションの適切なメニューからこのセッションを開始する必要があります。

ソリューションのエクスポート

このオプションは、ソリューションの状況依存情報定義済の場合のみ利用できます。開始するセッションにはユーザインターフェイスがなく、また、ソリューションは即座にエクスポートされる点に注意してください。

ソリューションの複数レベルエクスポート(M)

このオプションは、ソリューションの状況発行済の場合のみ利用できます。開始するセッションにはユーザインターフェイスがなく、また、ソリューションは即座にエクスポートされる点に注意してください。

更新履歴(H)
更新履歴 (ttpmc1560m000) セッションを開始します。
ユーザの現行パッケージ VRC の変更