LN ユーザパスワード

LN ユーザは、オペレーティングシステムユーザにリンクされていなければなりません。LN UI または WorkTop のログオン手順を使用して LN アプリケーションサーバにログオンする場合は、パスワードを入力する必要があります。入力するパスワードは特別な LN ユーザパスワードではなく、オペレーティングシステムのパスワードです。

システム管理者のタスクの 1 つは、組織のパスワードポリシーの定義です。

パスワードポリシーには次のものが含まれます。

  • 制限付きパスワード。たとえば、6 文字以上のパスワードや、パスワード内に数字または特殊文字を 1 つ以上含んだパスワードの入力が強制されます。
  • パスワード履歴。たとえば、最近使用したパスワードを再使用できません。
  • パスワード期限。たとえば、2 か月ごとにパスワードを変更する必要があります。
パスワードを変更するには

システム管理者が新しいパスワードを渡すこともできます。システム管理者が許可を与えた場合は、パスワードを変更できます。

自身のパスワードを変更するには、パスワードの変更 (ttstpchangepw) セッションを実行する必要があります。このセッションでは、現行パスワードの入力が求められ、次に、新しいパスワードの入力を 2 回求められます。

注意

セッションは、リモートシステムへのログオンにユーザアカウントが使用されているかどうかをチェックします。使用される場合、リモートユーザデータ (ttaad201) テーブル内の対応するパスワードが自動的に更新されます。

このセッションは、必ずマスタアプリケーションサーバ (MAS) で実行します。このセッションをアプリケーションサーバ (AS) で実行すると、AS 上のリモートユーザデータのパスワードのみが変更されます。MAS のパスワードは更新されません。この結果、MAS にログオンできなくなります。

LN サーバの UNIX オペレーティングシステムでの passwd コマンドが old password - new password - new password 以外の入力パラメータを予期している場合は、エラーメッセージが表示されます。詳細は、パスワードの変更 (ttstpchangepw) セッションのオンラインヘルプを参照してください。

オペレーティングシステムを介してパスワードを変更するには

別の方法として、LN サーバのオペレーティングシステムを介してパスワードを変更できます。

  • Windows 環境では、[コントロールパネル] の [ユーザアカウント] セクションでパスワードを変更できます。
  • Unix 環境では、コマンド行でパスワードを変更できます。たとえば、passwd コマンドを使用できます。
注意

リモートシステムへのログオンにユーザアカウントが使用される場合、リモートユーザデータ (ttaad2101s000) セッションから対応するパスワードを更新する必要があります。

パスワード期限

パスワード期限は Windows 環境の LN UI と WorkTop でサポートされています。

UNIX 環境の LN UI と WorkTop のパスワード期限は、プラグ可能認証モジュール (PAM) がインストール済で有効になっている場合にのみサポートされます。

パスワードの失効が近づくと、パスワードの変更を求めるプロンプトが表示されます。

パスワードを変更する場合は、ダイアログボックスが表示され、そこで古いパスワードと新しいパスワードを指定する必要があります。パスワードが変更されると、確認メッセージが表示されます。

注意

セッションは、リモートシステムへのログオンにユーザアカウントが使用されているかどうかをチェックします。使用される場合、リモートユーザデータ (ttaad201) テーブル内の対応するパスワードが自動的に更新されます。