重要度ラベル

重要度ラベルによって、LN 画面上で、情報の重要度に関するフィードバックをエンドユーザに提供できます。

コンセプト

重要度ラベルは固有の階層をもっています。各ラベルが、次のラベルよりも厳密な重要度を意味するためです。たとえば、重要度ラベルには、「会社依存」 や 「高依存」 など、重要度順に増大する、さまざまなレベルの重要度があります。

重要度レベルは、テーブルフィールドレベルか、またはテーブルレベルのどちらかで定義する必要があります。一定の重要度レベルを必要とする各フィールドまたはテーブルに、該当の重要度ラベルを割り当てる必要があります。テーブルを指定すると、そのテーブルのすべてのフィールドは同じ重要度レベルを持ちます。ただし、別の重要度を定義してあるフィールドは除きます。

重要度ラベルを個別のセッションおよびレポートに割り当てることができます。テーブルフィールドに基づく割当が該当しない場合があります。たとえば、レポートの計算済の値は、重要なテーブルフィールドに基づいているため、重要である可能性があります。

重要度ラベルは、フォームおよびレポートに示されます。

重要度ラベルを設定するには

重要度ラベルを設定するには、次の手順を行います。

ステップ 1. 重要度ラベルを有効にする

ツールパラメータ (ttaad0100m000) セッションを開始して、重要度ラベルチェックボックスをオンにします。

ステップ 2. 重要度ラベルを定義する

重要度ラベル (ttaad3150m000) セッションを開始します。

このセッションでは、次のことを行えます。

  • 重要度ラベルとそれぞれの重要度レベルの定義
  • カラースキーム (フォーム表現時にのみ使用されます) の重要度ラベルへの割当
ステップ 3. 重要度ラベルをテーブルフィールドに割り当てる

テーブルフィールドの重要度レベル (ttaad3151m000) セッションを開始します。このセッションでは、重要度ラベルをテーブルまたはテーブルフィールドに割り当てることができます。

影響を受ける構成要素の出力セッションでは、定義済フィールドに基づいた重要度ラベルを獲得するレポートのリストを出力できます。

ステップ 4. オプション: 重要度レベルを特定セッションおよびレポートに割り当てる

レポートとセッションノ重要度レベル (ttaad3152m000) セッションを使用して、重要度レベルを特定セッションおよびレポートに割り当てることができます。

ステップ 5. 重要度ラベルをランタイムに変換する

重要度ラベルをランタイムデータディクショナリに変換します。こうすると、$BSE/lib ディクショナリ内に、名前が 「sensitivity」 で始まる、さまざまなファイルが生成されます。

ランタイムで、LN はこれらのファイルを使用して、重要度ラベルを適用する必要があるかどうかを識別します。

注意: Production Reporting サービス (Infor BI Production Reporting 登録済レポート (ttaad3546m000)) について登録されているレポートが再コンパイルされます。その結果、新しい設計文書が Blackboard に公開されます。

ランタイムの動作
セッション

LN では、重要度ラベルをセッションレベルで決定します。1 つのセッションの複数のフィールドに重要度ラベルが割り当てられた場合、最高の重要度ラベルが取得されます。

ラベルは、フォームのデータ領域の左上隅に表示されます。フォントサイズは 1.5 (デフォルトサイズ) という事前定義済サイズであり、フォントスタイルは太字です。

ラベルの色は、設定時に割り当てられたカラースキームに基づきます。

レポート

重要度ラベルは、各新ページの左上隅に再出力され、表示されます。

PDF や Windows 出力など、フォントサイズ機能を備えた出力デバイスでは、次のフォント設定を使用します。

  • フォントサイズ: レポートのデフォルトフォントの 1.5 倍
  • フォントスタイル: 太字