データ更新エンジン概要データ更新エンジン (DUE) は、フィーチャパック (FP) の更新後に、顧客データを更新するために使用します。 データ更新を実行するには、データ更新実行を実行する必要があります。場合によっては、データ更新実行が自動生成されます。また、マニュアルでデータ更新実行を作成することもできます。 データ更新実行はそれぞれ、特定のパッケージコンビネーションに属し、そのパッケージコンビネーションにリンクされた 1 つ以上の会社についてデータ更新を実行します。 データ更新実行は、複数の更新タスクで構成されます。各タスクは、1 つの会社について、更新プログラムを 1 つ実行します。各更新プログラムは、特定のテーブルを更新します。
例
会社 410 および 411 がパッケージコンビネーション b61ua6 にリンクされています。データ更新実行 19 はパッケージコンビネーション b61ua6 にリンクされ、次の更新タスクを含みます。
注意
1 つのデータ更新実行で、パッケージコンビネーションに含まれる会社をすべて更新する必要はありません。1 つのパッケージコンビネーションに含まれる複数の会社について、複数のデータ更新実行を定義できます。たとえば、活動中の会社とテスト会社に別のデータ更新実行を定義し、異なる時刻にそれらのデータ更新を実行できます。次の例を参照してください。
例
次の会社がパッケージコンビネーション A にリンクされています。
パッケージコンビネーション A について、次のデータ更新実行を定義します。
次の図を参照してください。 次の状況で、データ更新実行が処理されます。
注意
データ更新実行が自動生成された場合やマニュアルで作成した場合、関連する会社はロックされます。その後、通常ユーザはこれらの会社にアクセスできなくなります。会社 (ttaad1100m000) セッションで、これらの会社の状況は更新が必要になります。 データ更新実行をシミュレーションモードで開始できます。データ更新エンジンが、トランザクションを実際化することなく更新を実行します。 実行 データ更新実行では、さまざまな更新プログラムが実行されます。あるプログラムを開始するためには、一部の更新プログラムが正常完了する必要があります。 データ更新プロセスの性能を向上させるには、複数の bshell を使用して DUE を実行します。この場合、複数の CPU を活用できます。DUE は、実行する必要のある更新プログラムのリストを収集し、タスクを異なる bshell に分散します。データ更新実行の開始時に、起動する bshell の個数を指定できます。 更新プログラムの実行順序は、次の要件によって決まります。
データ更新実行の作成方法と実行方法の詳細については、データ更新実行の実行 を参照してください。 シミュレーションモード データ更新実行をシミュレーションモードで開始できます。シミュレーションでは、データ更新エンジン がトランザクションを実際化することなく更新を実行します。これはテストを目的とする場合に便利です。 データ更新エンジン (ttspt2201m000) セッションのオンラインヘルプを参照してください。 性能と調整 データ更新エンジン の性能を最適化できます。性能と調整を参照してください。 トラブルシューティング データ更新実行で更新プログラムが 1 つ以上失敗した場合は、トラブルシューティング手順を使用します。トラブルシューティングを参照してください。 エラー復旧 各更新プログラムは、個別のプロセスで実行されます。更新プログラムは、実行の成功や失敗に関する状況情報を返すことができます。一部の状況は、更新プロセスの一部を中断します。その他の状況は単に、エラーが発生したこと、または更新プログラムが正常に実行されたことを通知します。エラー 606 「参照が見つかりません」 のような致命的なエラーが発生した場合、失敗した更新プログラムに依存する更新プログラムのみが実行できなくなります。その他の更新プログラムはすべて、実行できます。 ログ 更新プログラムは、エラーや変更のレポートを生成できます。データ更新実行の開始時に、エラーのみをレポートするように指定できます。 ログ情報には、データ更新タスク (ttspt2520m100) セッションからアクセスできます。
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