RDBMS のメンテナンス手順

概要

この手順を使用して、RDBMS 管理モジュールのデータをメンテナンスできます。

RDBMS 管理のメンテナンス手順には、以下の操作を行う手順が含まれています。

  • データベースグループの作成またはメンテナンス
  • データベースユーザの作成またはメンテナンス
  • LN ユーザとデータベースユーザ間のリンクの作成またはメンテナンス

これらの手順を別々の独立した手順として使用するか、1 つの手順を構成する複数のステップとして使用して、LN の個別のユーザに RDBMS へのアクセスを付与できます。

このセクションでは、これらの手順の最も重要なステップについてのみ説明します。

重要

一部のデータベースでは、大文字を扱うことができません。このため、データベースユーザ名およびグループ名をすべて、小文字で作成する必要があります。

下図は、RDBMS 管理のメンテナンス手順を表しています。
[...]
データベースグループを作成またはメンテナンスするには

データベースグループを使用すると、特定のアクセス許可を複数のユーザに割り当てることができます。データベースグループのすべてのメンバーは同じ権限を持つことになります。データベースユーザは少なくとも 1 つのデータベースグループに属していなければなりません。データベースユーザを作成する前に、データベースグループを作成する必要があります。その理由は、データベースユーザは既存のデータベースグループに割り当てなければならないからです。データベースグループを作成してそのデータをメンテナンスするには、以下の手順を実行します。

手順概要

以下のリストに、手順とそのセッションを示します。

重要

すべてのデータベースグループ名を小文字で作成します。

データベースユーザを作成またはメンテナンスするには

データベースユーザとは、データベースサーバに格納されている特定のデータベースにアクセス権限を持つユーザです。データベースユーザの構成情報には、データベースにログオンするために必要な設定がすべて含まれています。LN ユーザがログオンするときに、これらの設定は自動的にロードされます。ユーザが属するグループで、データベースユーザのアクセス権限が決まります。

データベースユーザを作成する前に、データベースグループが存在することを確認します。その理由は、データベースユーザには既存のデータベースグループを割り当てなければならないからです。データベースユーザを作成またはメンテナンスして、データベースグループのデータをメンテナンスするには、以下の手順を実行します。

手順概要

以下のリストに、手順とそのセッションを示します。

重要

すべてのデータベースユーザ名を小文字で作成します。

LN ユーザとデータベースユーザ間のリンクを作成またはメンテナンスするには

LN ユーザには、LN ユーザとデータベースユーザとの間のリンクを介して RDBMS 許可が与えられます。このリンクを確立すると、LN ユーザに特定の RDBMS データベースのアクセス許可が与えられます。

この手順を使用する前に、LN ユーザとデータベースユーザが定義済であることを確認してください。LN ユーザがまだ作成されていない場合は、ユーザデータ (ttaad2500m000) セッションを使用してユーザを作成します。データベースユーザがまだ作成されていない場合は、データベースユーザ (ttdba0515m000) セッションを使用してデータベースユーザを作成します。

手順概要

LN ユーザに RDBMS のアクセス許可を与えるには、以下の手順を使用します。この手順によって、LN ユーザがデータベースユーザにリンクされます。この手順で、LN ユーザに複数の RDBMS へのアクセス許可を付与することもできます。

注意

1 人の LN ユーザを、同じ名前を持つ 1 人のデータベースユーザにリンクできるだけでなく、Infor LN ユーザとデータベースユーザのリンク (ttdba0110m000) セッションにはさらに柔軟性があります。たとえば、多数の LN ユーザを単一のデータベースユーザにリンクしたり、単一の LN ユーザを別の名前のデータベースユーザにリンクしたりすることもできます。