顧客定義フィールド

LN の顧客定義フィールド (CDF) セッションでは、いわゆるカスタマイズを作成せずにテーブルに追加情報を保存することができます。これらのセッションは、アプリケーション構成ツールメニューから使用できます。

構成

顧客定義フィールドを構成するには:

  1. 顧客定義フィールドパラメータ (ttadv4590m000) セッションを開始します。有効にするを選択し、OK をクリックします。
  2. 次のいずれかの方法で顧客定義フィールドを定義します。
    • すでに開始されているセッションの表示メニューにある顧客定義フィールドオプションを使用する
    • 顧客定義フィールド (ttadv4591m000) セッションを使用する

      「リスト」 タイプの顧客定義フィールドを作成する場合は、リスト (ttadv4592m000) セッションおよびリスト定数 (ttadv4593m000) セッションでリストとリストの定数を指定します。

  3. ランタイムデータディクショナリへの変換 (ttadv5215m000) セッションを開始します。顧客定義フィールドと関連ドメインをランタイムデータディクショナリに変換します。

制限
  • 「ツール」 (tl および tt パッケージ) 内のテーブルには、顧客定義フィールドを定義できません。
  • 外部統合 (Infor Integration、EDI、Exchange、Office 統合、SOA ベース統合など) は顧客定義フィールドをサポートしていません。
  • 4GL レポート内では顧客定義フィールドを使用できます。外部レポートの場合、Microsoft Reporting および Cognos のみが顧客定義フィールドをサポートしています。
  • 顧客定義フィールドには、複数のデータ言語でアプリケーションデータを格納できません。
  • 顧客定義フィールドの計算式の結果は、その式で使用されている保存済の値に基づきます。
注意

顧客定義フィールドのすべての機能は Web UI でのみ使用できます。顧客定義フィールドは、従来の Infor LN BW UI では表示されません。

個人用設定

1 つのセッションは、以下の 2 種類の顧客定義フィールドで構成されています。

  1. メインテーブルの顧客定義フィールド。これらのフィールドは、標準の顧客定義フィールドです。「有効」 に設定されている場合、これらのフィールドは最初からセッションに表示されます。顧客定義フィールド (ttadv4591m000) を参照してください。
  2. 参照顧客定義フィールド。これらのフィールドは、セッションのメインテーブルから参照されているテーブルに属している有効な顧客定義フィールドです。参照顧客定義フィールドは、最初にセッションで非表示になります。

参照顧客定義フィールドがセッションにリンクされるのは、そのフィールドのテーブルが以下の項目で参照されている場合です。

  • テーブル定義 (ハード参照とも呼ばれる)
  • フォーム定義 (特にフォームフィールドの入力/参照式プロパティ) で指定されている参照
  • セッションの UI スクリプトに含まれる query.extend.select() 呼出し

セッションに顧客定義フィールドが含まれている場合は、次のアクションを実行できます。

  • それらのフィールドを表示/非表示にする
  • それらのフィールドを別の場所 (異なるタブなど) に移動する

フォームの個人用設定 (ttadv9210m000) を参照してください。