Microsoft x86 Windows プラットフォームでテーブルを再構成するには
ランタイムでは、テーブル定義はオペレーティングシステムのファイルに保存されます。LN システムのパフォーマンスを向上するため、このランタイムテーブル定義を共有メモリにロードできます。
テーブル定義が変更された場合は、該当するテーブルを再構成する必要があります。
Microsoft x86 Windows マシンでは、共有メモリは固定されています。変更されたテーブル定義は、共有メモリに自動的にはロードされません。
このため、(PMC ソリューションをインストールした場合、あるいは 「アプリケーション開発」 セッションで変更したテーブル定義をランタイムに変換した場合など) テーブル定義が変更されると、ランタイムデータディクショナリ内の新規テーブル定義と共有メモリ内の古い定義との間に不整合が生じます。このため、テーブルを再構成するとエラーメッセージが表示されます。
この問題を避けるため、再構成プロセスを開始する前に、共有メモリからテーブル定義を削除する必要があります。
テーブル定義を正しく変更し、該当するテーブルを再構成するには、次のステップを実行します。
- $BSE\lib\srdd_tab6.2 ファイルを別のフォルダに移動します。
- 共有メモリをクリアします。
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Infor Enterprise Server Service Manager スナップインを開始し、BSE 環境の共有メモリを停止します。
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Enterprise Server Service Manager スナップインを閉じます。
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Enterprise Server Service Manager スナップインを再開し、共有メモリを開始します。
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Shared Memory PropertiesダイアログボックスのLoaded Shared Memoryタブを開きます。すべてのテーブル定義 (およびプログラムオブジェクトとレポートオブジェクト) が共有メモリから削除されていることを確認します。共有メモリに含まれるのは、いくつかの tss ファイルと Unicode ファイルのみとなっているはずです。
- ランタイムテーブル定義を変更します。たとえば、
- PMC ソリューションをインストールします。
- 「アプリケーション開発」 の下のセッション群で変更したテーブル定義を、ランタイムに変換します。
- テーブルを再構成します。
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LN アプリケーションからログオフし、再びログオンします。
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テーブルの検査 (ttaad4232m000) セッションを実行します。
- srdd_tab6.2 ファイルを $BSE\lib フォルダに戻します。
- 共有メモリを補充します。
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Enterprise Server Service Manager スナップインを開始し、BSE 環境の共有メモリを停止します。
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Enterprise Server Service Manager スナップインを閉じます。
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Enterprise Server Service Manager スナップインを再開し、共有メモリを開始します。これで、変更されたテーブル定義が共有メモリにロードされます。
注意
この手順は UNIX プラットフォームには該当しません。UNIX マシンでは共有メモリは動的です。変更されたテーブル定義はディスクから直接読み込まれるので、テーブル定義の変更後、直ちにテーブルを再構成できます。