テーブルフィールドデータ権限 (ttams3146m000)

セッションの目的:  テーブルフィールドデータ権限をメンテナンスします。この結果、条件が指定されたテーブルのレコードへの、役割にリンクされた通常ユーザが実行できるデータベース処理を制限することができます。テーブルフィールドデータ権限は、条件を定義することによってテーブル内の指定範囲のデータに設定されます。このセッションで定義した権限は、テーブルフィールド権限 (ttams3143m000) セッションで定義した権限に対する例外または追加として使用できます。

テーブルフィールドデータ権限を使用すると、当該する役割にリンクされた通常ユーザに対して、テーブルフィールドを作成したり、フィールドの表示/非表時を切り替えることができます。

テーブルフィールドのデータに応じて権限を定義できます。たとえば、ユーザによる販売オーダの入力を、オーダ番号が 100.000 ~ 200.000 のオーダに限定することが可能です。

各条件に応じて、データ権限など任意の権限レベルを指定できます。データベーステーブルフィールド権限セッションで定義したテーブル権限レベルと必ずしも一致させる必要はありません。テーブルフィールドデータ権限を指定しない場合、テーブル権限はそのテーブルのデータベーステーブル権限と同じになります。

同じテーブルに 2 つの条件が設定されており、しかも各条件に定義されている権限レベルが異なるときには、これらの条件は重複してもかまいません。その場合には、最も限定的な権限レベルが使用されます。

式における条件の意味は、下記の式を参照してください。

条件順序フィールド演算子値 1And/Or/End
11X等しい1And
12Y等しい3Or
21Z等しい4End

 

条件順序フィールド演算子値 1And/Or/End
11X等しい1And
21Y等しい3Or
22Z等しい4End

 

次に示すように、2 つの式は互いに異なります。

式 1: (X=1 and Y=3) or (Z=4) 式 2: (X=1) and (Y=3 or Z=4)

テーブルフィールドデータ権限は、すべての会社または特定の会社に対して定義できます。この場合、特定の会社に対する権限が最優先されます。

テーブルフィールドデータ権限は、データベーステーブルフィールド権限に対する例外です。

適切なメニューで次の処理を実行できます。

  • 指定範囲のテーブルフィールドに対するテーブルフィールドデータ権限の削除
  • データベーステーブル権限の変更内容のランタイムデータディクショナリへの変換。役割のデータベース権限データは、$BSE/lib/roles/db/<役割の頭文字>/<役割> ファイルに保存されます。

 

役割
役割のコードを指定します。
役割
役割についての記述
すべての会社
このチェックボックスがオンの場合、これらの権限は、すべての会社に対して定義されます。

すべての会社と特定の会社に対して権限を定義する場合は、権限が重複してもかまいません。特定の会社に対する権限が最も高い優先順位を持ちます。

会社
データベーステーブルフィールド権限を定義する特定の会社のコードを指定します。
会社
このトピックに関連するヘルプはありません。
フィールド名
データベーステーブルフィールド権限を定義するテーブルフィールドを指定します。

顧客定義フィールド (CDF) がこのテーブルに対して定義されている場合、それらも権限プロセスで使用することができます。このフィールドでは、顧客定義フィールド (ttadv4591m000) セッションで表示される CDF フィールドの名前を指定します。このセッションにより、接頭語 「cdf_」 がフィールドに追加されます。このフィールドにズームすると、標準テーブルフィールドへのズームと CDF フィールドへのズームから選択できます。

注意

権限で正しく動作するには、権限を定義する CDF フィールドがユーザの現行パッケージコンビネーションに存在する必要があります。

フィールド名
コードの記述またはコード名
権限
可能なテーブルフィールド権限を指定します。
条件
式に複数の条件が含まれている場合には、条件の連番が指定されます。

次の例は、シリアル番号と条件連番との関係を示してします。

条件順序フィールド演算子値 1And/Or/End
11X等しい1And
12Y等しい3Or
21Z等しい4End

 

条件順序フィールド演算子値 1And/Or/End
11X等しい1And
21Y等しい3Or
22Z等しい4End

 

式 1: (X=1 and Y=3) or (Z=4) 式 2: (X=1) and (Y=3 or Z=4)

順序
条件中の従属式の数を指定します。には複数の従属式を使用できます。
フィールド
条件を適用するテーブルフィールドのコードを指定します。
演算子
式で使用する演算子を指定します。
値 1
条件におけるフィールドの値
値 2
2 番目に指定した値は、演算子が between または not between の場合のみ使用されます。
And/Or/End
2 つの条件の関連を示す and または or 演算子。式の記述は end で終了します。条件式をいったん end で終了すると、それ以降に条件を入力してもすべて無視されます。