テーブルデータ権限 (ttams3145m000)セッションの目的: テーブルデータ権限をメンテナンスします。条件付きでテーブルのレコードに対してデータベース処理を実行する役割にリンクされている通常ユーザに関する制限を指定できます。テーブルデータ権限は、条件を定義することによってテーブル内の指定範囲のデータに設定されます。このセッションで定義した権限は、次のセッションで定義されている権限から除外したり、これらの権限に追加したりすることができます。
テーブルデータ権限を使用すると、役割にリンクされた通常ユーザによるデータベース上の特定データへのアクセスを防止できます。 権限はテーブルのデータに応じて定義できます。たとえば、ユーザが入力できる販売オーダをオーダ番号 100.000 ~ 200.000 の販売オーダに限定することができます。 各条件に応じて、データ権限など任意の権限レベルを指定できます。データベーステーブル権限セッションで定義したテーブル権限レベルと必ずしも一致させる必要はありません。テーブル権限を指定しない場合、テーブル権限の状況は削除、挿入、更新、または読取になります。 同じテーブルに 2 つの条件が設定されており、しかも各条件に定義されている権限レベルが異なるときには、これらの条件は重複してもかまいません。その場合には、最も限定的な権限レベルが使用されます。 式における条件の意味は、下記の式を参照してください。
次に示すように、2 つの式は互いに異なります。 式 1: (X=1 and Y=3) or (Z=4) 式 2: (X=1) and (Y=3 or Z=4) データベーステーブル権限は、すべての会社または特定の会社に対して定義できます。この場合には、特定の会社に対する権限が最優先されます。 テーブルデータ権限は、会社レベル、パッケージレベル、モジュールレベル、およびテーブルレベルのデータベーステーブル権限に対する例外です。 適切なメニューで次の処理を実行できます。
役割
役割のコード 役割
役割についての記述 すべての会社
このチェックボックスがオンの場合、これらの権限は、すべての会社に対して定義されます。 すべての会社と特定の会社に対して権限を定義する場合は、権限が重複してもかまいません。特定の会社に対する権限が最も高い優先順位を持ちます。 会社 テーブルデータレベルのデータベーステーブル権限の定義対象となる会社のコード 会社
会社についての記述 テーブル テーブルデータレベルのデータベーステーブル権限の定義対象となるテーブルのコード テーブル
テーブルの記述 権限
テーブルに対して定義されているデータベーステーブル権限タイプ。サーバはこの情報を使用して、パッケージ内のテーブルに対してデータベース処理を実行する権限がユーザにあるかどうかを判断します。この権限があるかどうかは、指定された式に基づきます。 条件 式に複数の条件が含まれている場合は、条件の順序番号を指定します。 順序 条件に含まれる従属式の数。1 つの式に複数の従属式を挿入することができます。 シリアル番号に関連付けて条件の順序番号を使用する例を次に示します。
式 1: (X=1 and Y=3) or (Z=4) 式 2: (X=1) and (Y=3 or Z=4) フィールド 条件が適用されるテーブルフィールドのコード 顧客定義フィールド (CDF) がこのテーブルに対して定義されている場合、それらも権限プロセスで使用することができます。このフィールドでは、顧客定義フィールド (ttadv4591m000) セッションで表示される CDF フィールドの名前を指定します。このセッションにより、接頭語 「
注意
権限で正しく動作するには、権限を定義する CDF フィールドがユーザの現行パッケージコンビネーションに存在する必要があります。 演算子 式で使用できる演算子 値 1 条件におけるフィールドの値 値 2 演算子が範囲内または範囲外の場合に限り、2 番目の値が適用されます。 And/Or/End 2 つの条件を関連付ける演算子または式を終了する演算子 指定可能な値
式を終了するには、式の終りを使用します。式の終りで終了する条件を指定した場合は、その条件の後に続く条件がすべて無視されます。
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