公開属性 (ttadv7114m000)

セッションの目的:  ビジネスオブジェクトの公開属性を定義します。

公開属性には次の用途があります。

  • 公開メソッドの引数
  • ビジネスオブジェクトのデータへの外部アプリケーションのエントリポイント
注意

公開属性は、テーブルフィールドまたはフォームフィールドに直接マップできません。代わりに、テーブルフィールドまたはフォームフィールドにマップされている保護属性にマップする必要があります。保護属性は、公開属性と同じビジネスオブジェクト/構成要素に属することも、関連ビジネスオブジェクト/構成要素に属することもできます。

保護属性を関連ビジネスオブジェクト/構成要素に組み込む場合、特定のビジネスオブジェクト/構成要素の関係の詳細を指定する必要があります。

前提条件

現行セッションを実行するには、事前に保護属性を定義しておく必要があります。

 

属性
属性の名前

属性名に適用されるルールは次のとおりです。

  • ビジネスオブジェクト内で一意の名前であること
  • ビジネスオブジェクトのビジネスコンセプトまたは機能、あるいはその両方を意味する名前であること。技術ソリューションを意味する名前は使用しないこと
  • 標準化されたビジネス用語 (たとえば、OAGIS) を使用すること
  • 意味のある名前にすること
  • 使用可能な文字は英数字の A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9 のみ
  • スペースは使用しない
  • 名前が 1 つの単語から成る場合、その単語の先頭を小文字にすること
  • 名前が複数の単語から成る場合、最初の単語を含む各単語の先頭を大文字にすること

例: customer, OrderedQuantity

ドメイン
属性のドメイン

ドメインはドメイン (ttadv4500m000) セッションで定義されます。

データ型
属性のドメインのデータ型 (文字列、長整数、倍精度浮動小数点など)
マップ演算子
注意

マップ演算子が保護属性の場合、属性を 1 つだけ指定できます。マップ演算子が計算の場合、属性を複数指定できます。

起源 BO
リンクされている保護属性のビジネスオブジェクトパッケージコード
起源 BO
リンクされている保護属性のビジネスオブジェクトモジュールコード
起源 BO
リンクされている保護属性のビジネスオブジェクトの 3 桁の ID コード
起源の構成要素
リンクされている保護属性の構成要素

リンクされている保護属性のビジネスオブジェクトに構成要素が存在しない場合、このフィールドは空になります。

マッピング
属性フィールドで指定された公開属性にリンクされている保護属性
BO 関係
このフィールドが有効になるのは、公開属性を関連ビジネスオブジェクトから保護属性にマップした場合です。ビジネスオブジェクトの関係の明細ラインの位置番号を入力して、2 つのビジネスオブジェクト間の厳密な関係を指定する必要があります。関係の詳細 (ttadv7119m000) セッションにズームできます。
デフォルトドメイン
マップ演算子フィールドで保護属性を選択した場合、その保護属性のドメインが、デフォルトドメインになります。計算または該当なしを選択した場合、このフィールドが空のときは、ドメインをマニュアルで指定する必要があります。
デフォルトドメインを上書き
このチェックボックスがオンの場合、属性用のドメインをマニュアルで指定する必要があります。このドメインは、次のフィールドに入力する必要があります。
注意

マップ演算子フィールドで保護属性を選択した場合、その保護属性のドメインが、デフォルトドメインになります。計算または該当なしを選択した場合は、常にドメインをマニュアルで指定する必要があります。

ドメイン
ドメインのパッケージコード
ドメイン
ドメインの ID コード
データタイプ
属性のドメインのデータ型 (文字列、長整数、倍精度浮動小数点など)
XML 要素として使用
このチェックボックスがオンの場合、この属性の内容は XML コンテンツとして読み取られて翻訳されます。結果として、このチェックボックスがオフの場合、内容は XML コンテンツとしては翻訳されません。このオプションは、XML コンテンツを自動処理しないで送受信するために使用します。

このチェックボックスを使用できるのは、属性のドメインのデータ型が長整数の場合のみです。

読取専用
このチェックボックスがオンの場合、この属性の値は LN で制御されるため、値を直接変更することはできません。

属性は、次のような各種の理由によって読取専用になる場合があります。

  • 属性に計算済の値が設定されている
  • 外部アプリケーションに許可されているのは値の読取だけであり、値の変更が禁止されている
  • 公開属性にリンクされた保護属性が、関連ビジネスオブジェクトまたは構成要素に属している
注意

識別できない読取専用の属性は、出力引数 (出力を提供する引数) としてのみ使用できます。

識別子
このチェックボックスがオンの場合、属性がビジネスオブジェクトまたは構成要素の ID の一部になります。
必須
このチェックボックスがオンの場合、属性には常に値が必要です。

属性は、次のような各種の理由によって必須になる場合があります。

  • 属性が、標準メソッド Create の必須入力である場合、その属性も 「必須」 になる必要があるため
  • 公開属性が、必須の保護属性にリンクされている場合、その公開属性も 「必須」 になる必要があるため

公開属性のリンク先の保護属性が必須でない場合、公開属性を必須にしないことをお勧めします。

デフォルト有効
このチェックボックスがオンの場合、属性にはデフォルト値があります。

 

公開属性の生成
クリックすると、有効な保護属性にもとづいてすべての可能な公開属性が生成されます。

生成された公開属性のマップ演算子は、保護属性になります。