ビジネスオブジェクトメソッド引数 (ttadv7113m000)

セッションの目的:  ビジネスオブジェクトのメソッドに必要な引数を定義します。

各メソッドには引数が必要です。メソッドごとに、すべての可能な引数のリストを生成できます。引数を生成するメソッドが特定メソッドの場合、引数のプロパティを修正できます。メソッドが標準メソッドの場合、プロパティを修正することはできません。ただし、生成済の引数のうち、必要のないものを削除することはできます。

注意

このセッションは、公開メソッドおよび保護メソッドの両方の引数に使用できます。

  • 保護メソッドの場合、引数はビジネスオブジェクトの保護属性になり、セッション内で直接表示されます。この引数には、businessPartnerCode、address、affiliatedSite などがあります。
  • 公開メソッドの場合、表示される引数は常に標準引数です。この引数には、Request、Response、および Result などがあります。属性は実引数であり、Response 引数の内容である XML スキーマファイルで指定されています。
XML スキーマファイル

公開メソッドを生成した場合、またはマニュアルで作成した公開メソッドを保存した場合、メソッドの引数 (Request、Response および Result) 用の XML スキーマファイルが生成されます。これらのファイルに、引数が実際に保存されます。これらの空の XML スキーマファイルにビジネスオブジェクトの公開属性を設定するには、適切なメニューの XML スキーマの生成コマンドを使用します。すべての項目を生成できないため、このファイルは生成後にマニュアルで編集する必要があります。

空の XML スキーマファイルの構造は次のようになります。

<xs:element name="Request">
<xs:complexType/>
</xs:element>

詳細については、XML スキーマファイル (BOR) を編集するにはのヘルプトピックを参照してください。

前提条件

次のエンティティは、すでに存在していなければなりません。

  • ビジネスオブジェクトのメソッド
  • ビジネスオブジェクトまたは構成要素の属性

 

ビジネスオブジェクト
ビジネスオブジェクトコード
ビジネスオブジェクトのコード。このコードは、パッケージコード、モジュールコード、およびビジネスオブジェクト (ttadv7500m000) セッションのビジネスオブジェクトフィールドで定義されているビジネスオブジェクトコードから成ります。
ビジネスオブジェクト
VRC
VRC の記述
構成要素
メソッドが属する構成要素の名前
メソッド
メソッドの名前
注意

特定メソッドに関しては、引数プロパティの修正のみ可能です。標準メソッドに関しては、生成済の引数のうち不要なものだけを削除できます。保護メソッドについては保護メソッド (ttadv7112m100) セッション、公開メソッドについては公開メソッド (ttadv7112m000) セッションで、メソッドを標準メソッドまたは特定メソッドに定義します。

メソッドタイプ
引数
メソッドの引数
注意

保護メソッドの場合、引数はビジネスオブジェクトの保護属性になり、セッション内で直接表示されます。この引数には、businessPartnerCode、address、affiliatedSite などがあります。

公開メソッドの場合、表示される引数は常に標準引数です。この引数には、Request、Response、および Result などがあります。属性は実引数であり、Response 引数の内容である XML スキーマファイルで指定されています。

入出力
引数を入力に使用するか、出力に使用するかを指定します。
注意

保護属性 (ttadv7104m000) セッションで読取専用または識別子として定義されている属性は、入力引数としては使用できません。

重要

ここでの入力および出力は、引数の操作に関連します。引数は入力を受け入れるか、出力を提供します。そのため、入力および出力はメソッド内の引数の機能を示すものではありません。これとは、まったく逆になります。出力を提供する引数はメソッドの入力に使用することができ、入力を受け入れる引数はメソッドの出力に使用できます。

Address ビジネスオブジェクトの保護メソッドをもとにしたいくつかの例を次に示します。

  • Create メソッドおよび Change メソッドは、あらゆる保護属性を入力引数として使用します。
  • Delete メソッドは addressCode 属性を入力引数として使用し、他には引数を持ちません。
  • Read メソッドは addressCode 属性を入力引数として使用します。残りの属性は、出力引数として使用されます。
必須入力
このチェックボックスがオンの場合、この引数の入力を提供する義務があるのはクライアントです。
引数 XML ツリー
このチェックボックスは、引数用の XML スキーマファイルが存在するかどうかを示します。

このフィールドが表示されるのは、引数が公開メソッドに属している場合のみです。

XML スキーマファイル
XML スキーマファイルのパッケージコード

このフィールドが表示されるのは、引数が公開メソッドに属している場合のみです。

XML スキーマファイル
XML スキーマファイルのモジュールコード

このフィールドが表示されるのは、引数が公開メソッドに属している場合のみです。

XML スキーマファイル
XML スキーマファイルの名前

このフィールドが表示されるのは、引数が公開メソッドに属している場合のみです。

XML スキーマファイル
XML スキーマファイルの記述

このフィールドが表示されるのは、引数が公開メソッドに属している場合のみです。

 

Additional Files
クリックすると、追加ファイル (ttadv2570m000) セッションにズームします。このセッションで、ビジネスオブジェクトの公開メソッドの引数を含む XML スキーマファイルを表示およびメンテナンスできます。
XML スキーマファイルの編集/表示...
クリックすると、選択した引数にリンクされている XML スキーマファイルを編集または表示できます。このファイルは、システム上で .xsd 拡張子のファイルを開くために使用しているアプリケーションによって開かれます。
引数の生成 ...
クリックすると、保護メソッドのすべての入出力引数が生成されます。生成された引数は、ビジネスオブジェクトまたは構成要素の保護属性をもとにしています。この関数は、標準の保護メソッド Create、Change、および Read に対して特に有効です。

注意

  • このコマンドは、保護メソッドのみに使用できます。
  • この関数を起動するとき、入力引数または出力引数のどちらを生成するかを指定する必要があります。詳細については、入出力フィールドのヘルプを参照してください。
  • また、既存の引数の処理方法についても指定する必要があります。次のオプションがあります。
    • 生成前にすべて削除: すべての引数を削除してから新規の引数を生成します。
    • 既存の引数を変更しない: 新規の引数のみ生成します。
    • 引数をすべて更新/生成する: 既存の引数をすべて削除し、すべての引数を新規に生成します。
    • 既存の引数のみ更新する: 既存の引数をすべて再生成します。新規の引数は生成されません。
XML スキーマの生成
クリックすると、選択された引数の XML スキーマファイルが生成されます。

注意

  • このコマンドは、公開メソッドのみに使用できます。
  • デフォルトでは、メソッドを生成するか、マニュアルで作成したメソッドを保存すると、そのメソッドの引数に対する XML スキーマファイルが生成されます。このファイルには実際に引数が保存されますが、現行の関数を入力する必要があります。
  • 空でない XML スキーマファイルがすでに存在する場合、処理するかどうかの確認があります。
  • 空の XML スキーマファイルには、次の内容のみがあります。
<xs:element name="Request">
<xs:complexType/>
</xs:element>

注意

  • すべての項目を自動的に生成できないため、XML スキーマファイルは、マニュアルで編集する必要があります。詳細については、XML スキーマファイル (BOR) を編集するにはのヘルプトピックを参照してください。