データ言語 (ttaad1111m000)

セッションの目的:  データ言語を定義します。

データ言語は複数定義することができます。データ言語の 1 つを基本言語としてマークする必要があります。詳細については、複数言語アプリケーションデータを参照してください。

データ言語は、ISO 639-1 言語コードと、オプションで ISO 3166-1 国コードから構成されています。以下の例を参照してください。

ISO 639-1 言語コードISO 3166-1 国コード記述
deドイツ語
ENGBイギリス英語
ENUSアメリカ英語

 

データ言語のライフサイクル

データ言語の状況を使用して、ライフサイクルをコントロールします。

1新しいデータ言語の初期状況は 「追加保留中」 となっています。このデータ言語はマニュアルで削除できます。
2まず追加保留中のデータ言語の 1 つを基本言語としてマークしてから、データ言語のランタイムへの変換処理を開始します。
3データ言語をランタイムに変換するときに、状況が 「追加保留中」 となっているすべてのデータ言語で 「追加中」 の状況が取得されます。
4データ言語のランタイムへの変換処理が完了すると、状況が 「追加中」 となっているデータ言語で 「有効」 の状況が取得されます。
5「有効」 のデータ言語を削除対象としてマークすることができます。これによって状況を 「削除保留中」 に設定できます。このとき変更処理はまだ完了していないので、再度このデータ言語を有効にすることができます。
6データ言語をランタイムに変換するときに、状況が 「削除保留中」 となっているすべてのデータ言語で 「削除中」 の状況が取得されます。
7データ言語のランタイムへの変換が完了すると、状況が 「削除保留中」 となっているデータ言語が削除されます。

 

注意

バージョン 8.4.1 より前の Infor Enterprise Server バージョンでは、データ言語のコーディングは ISO 639-2 標準を基準としています。これらのデータ言語を Infor Enterprise Server 8.4.1 以上で使用するには、新しい ISO 639-1/ISO 3166-1 標準に移行させる必要があります。変換後、これらのデータ言語の状況は 「移行済」 となります。詳細については、データ言語を移行するにはを参照してください。

データ言語のランタイムへの変換

データ言語のランタイムへの変換コマンドを使用して $BSE/lib/data_langs ファイルを (再) 生成し、実行時にポーティングセットによって使用されるようにする必要があります。この処理で、パッケージコンビネーションや処理済言語などの情報がログファイルに保存されます。これらの情報は、ログファイルの表示コマンドを使用して出力することができます。

重要

このコマンドを使用するのは、基本言語をそれ以上変更しないことが確かな場合だけにしてください。以下の制限事項の一覧を参照してください。ランタイムへの変換は、複数言語テーブルとフィールドを登録した後に実行するようお勧めします。

注意

データ言語のランタイムへの変換コマンドで ISO 639-1/ISO 3166-1 データ言語を $BSE/lib/data_langs ファイル内にダンプし、‘_’の文字を区切りとして使用します。例: en_US

制限事項

  • データ言語のランタイムへの変換を実行しない限り、データ言語は自由に変更できます。
  • 最初にデータ言語のランタイムへの変換を完了した時点で、基本言語はそれ以上変更できなくなります。ただし、データ言語を追加することは可能で、「追加保留中」 の状況が取得されます。また、データ言語を削除対象としてマークすることもでき、「削除保留中」 の状況が取得されます。
  • データ言語を削除したりデータ言語を削除対象としてマークしたりできるのは、その言語を LN で使用していない場合だけです。たとえば、ソフトウェア言語 (ttaad1510m000) セッションやユーザデータ (ttaad2500m000) セッションで使用されているデータ言語を削除することはできません。

 

データ言語
ISO 639-1 言語コード。例: en (英語)、fr (フランス語)

ISO 639 言語コード (ttaad1512m000) セッションにズームできます。

データ言語
ISO 3166-1 国コード。例: GB (英国)、FR (フランス)

国コードは省略可です。

ISO 3166-1 国コード (ttaad1513m000) セッションにズームできます。

状況
言語の状況。詳細については、データ言語のライフサイクルを参照してください。

 

基本言語に設定する
選択した言語を基本言語としてマークします。詳細については、データ言語のライフサイクルを参照してください。
削除マークを付ける
選択した言語を削除対象としてマークします。詳細については、データ言語のライフサイクルを参照してください。
有効にする
選択した言語を有効にします。詳細については、データ言語のライフサイクルを参照してください。
データ言語のランタイムへの変換
ログファイルの表示
データ言語のランタイムへの変換プロセスで生成されたログファイルの内容を出力します。