会社別パッケージコンビネーションの変更 (ttaad1101m000)

セッションの目的:  指定範囲の会社のパッケージコンビネーションを変更します。

指定範囲の会社が属する、置き換えられるべきパッケージコンビネーションのコードを入力します。次に、新しいパッケージコンビネーションのコードを入力してその会社範囲を指定します。これでプロセスを開始できます。物理テーブルは、新パッケージコンビネーション内のパッケージ VRC のデータ定義に自動的に再構成されます。再構成プロセスの出力は、$BSE/log/log.reconfig ファイルに記録されます。

処理に時間がかかる場合があります。ロック障害を避けるために、関連する会社で作業している全員が bshell からログオフするようにしてください。ログオフしないと、テーブルの再構成中にエラー 113 が発生する場合があります。ファイル構成時にエラーが発生しました。再試行しますか? という質問が表示されます。その場合は、全員がログオフしていることを再度チェックしてください。ログオフしている場合は、この質問に 「Yes」 と答えます。メッセージが再表示される場合は、「No」 と答え、rc.stop と rc.start を (この順序で) 実行して、同じ範囲の会社についてこのセッションを再開します。

このセッションでは、次の質問が表示されることがあります。

  • テーブル ttaad100 はロックされています。再試行しますか?
  • パッケージコンビネーションレコードがロックされています。再試行しますか?
  • パッケージ VRC ファイルは使用中です。再試行しますか?

これらの質問が表示された場合は、次のいずれかのセッションが実行中です。

  • 会社別パッケージコンビネーションの変更 (ttaad1101m000) セッション
  • パッケージコンビネーション別パッケージ (ttaad1121m000) セッション
  • ユーザデータ (ttaad2500m000) セッション
  • パッケージ VRC (ttadv1111s000) セッション
  • ランタイムデータディクショナリの作成 (ttadv5210m000) セッション
  • ランタイムデータディクショナリへの変換 (ttadv5215m000) セッション

システムがクラッシュすると、それらのセッションで誰も作業をしていなくても、上記の質問が表示されることがあります。その場合は、アプリケーションロック (ttadv9598m000) セッションでアプリケーションロックを削除する必要があります。次のキー名でアプリケーションロックを削除してください。

 tttaad100
       tttaad120<パッケージコンビネーション>
       tttadv111
注意

会社のパッケージコンビネーションを変更した後、その会社にリンクされているユーザのパッケージコンビネーションも変更する必要があります。変更はユーザに対するパッケージコンビネーションの変更 (ttaad2200m000) セッションで実行できます。

顧客定義フィールド (CDF)

顧客定義フィールドが存在し、実際に旧パッケージコンビネーションで使用可能な場合に、次の質問が表示されることがあります。

  • "No customer defined fields present in new package combination, data loss may occur; Copy from old package combination?"

    この質問は、顧客定義フィールドが旧パッケージコンビネーションに存在するが、新パッケージコンビネーションに存在しない場合に表示されます。いいえを選択すると、CDF 関連のデータは、指定会社のパッケージコンビネーションの変更時に失われます。データ損失を許容しない場合は、はいを選択して、CDF 定義を旧パッケージコンビネーションからコピーします。

  • "Customer defined fields old/new package combination differ, data loss may occur; Continue?"

    この質問は、新旧パッケージコンビネーションの CDF 定義が異なる場合に表示されます。CDF 関連データの損失を許容しない場合は、はいを選択します。それ以外の場合は、いいえを選択して処理を中断します。パッケージコンビネーションの CDF 定義を検証するには、顧客定義フィールド (ttadv4591m000) セッションを使用します。

複数言語フィールド (MLF)

複数言語フィールドが旧パッケージコンビネーションに登録されている場合は、次の質問が表示されることがあります。

  • "No multi language fields present in new package combination, data loss may occur; Copy from old package combination?"

    この質問は、複数言語フィールドが旧パッケージコンビネーションに存在するが、新パッケージコンビネーションに存在しない場合に表示されます。いいえを選択すると、MLF 関連のデータは、指定会社のパッケージコンビネーションの変更時に失われます。データ損失を許容しない場合は、はいを選択して、MLF 定義を旧パッケージコンビネーションからコピーします。

  • "Multi language fields old/new package combination differ, data loss may occur; Continue?"

    この質問は、新旧パッケージコンビネーションの MLF 定義が異なる場合に表示されます。MLF 関連データの損失を許容しない場合は、はいを選択します。それ以外の場合は、いいえを選択して処理を中断します。パッケージコンビネーションの MLF 定義を検証するには、次のセッションを使用します。

    • 複数言語フィールド登録済テーブル (ttadv4137m000)
    • 登録済の複数言語フィールド (ttadv4138m000)

 

旧パッケージコンビネーション
指定範囲の会社の切り離し元のパッケージコンビネーション
新パッケージコンビネーション
指定範囲の会社のリンク先の新パッケージコンビネーション
更新エンジンの実行
[更新エンジンの実行] チェックボックスをオンにした場合は、データ更新エンジンが自動的に開始してアプリケーションのデータが更新されます。パスは、個々の更新プログラムの (可能な) プロセス/エラーレポート (ログファイル) のディレクトリとして選択できます (デフォルト:: ${BSE}/log/UpgradeEngine/)。このディレクトリがまだ存在しない場合は、パスは作成されます。