ライブラリライブラリは 「ダイナミックリンクライブラリ (DLL)」 とも呼ばれ、システム全体で多数のセッションで使用できるアプリケーション固有の関数を提供します。ライブラリは、別の構成要素に格納されるスクリプトです。ライブラリは、それを使用するプログラムスクリプトとは別にコンパイルされます。ライブラリは、それを使用するセッションによってランタイム時に読み込まれます。セッションがライブラリにアクセスする必要が生じると、そのライブラリが読み込まれて、関連するルーチンが実行されます。 ライブラリを作成するには ライブラリの作成と編集には、プログラムスクリプト/ライブラリ (ttadv2530m000) セッションを使用します。 ライブラリはプログラムスクリプトの一種です。プログラムスクリプトのコードは 「dll」 で始まり、スクリプトタイプは 「汎用ライブラリ」 とします。これにより、スクリプトが汎用に分類されます。
注意
ライブラリの編集とコンパイルは、プログラムスクリプトの場合と同様に行います。ライブラリで関数を作成するときは、以下の相違点を考慮する必要があります。
詳細については、Infor ES Programmer's Guide の 「3GL Language Features」 セクションの 「Dynamic-link libraries」 を参照してください。 ユーザ出口 DLL LN は 「ユーザ出口 DLL」 の使用をサポートしています。顧客は「ユーザ出口 DLL」 を実装すれば、標準の LN ソフトウェアを変更することなく、特別なビジネスロジックを作成できます。「ユーザ出口 DLL」 のビジネスロジックは、保存および削除処理の標準的な 「事前」 および 「事後」 処理の前後で自動的に実行されます。この方法では、データ変更を外部に条件付きで公開できます。 「ユーザ出口 DLL」 は、以下の条件を満たします。
「ユーザ出口 DLL (UEDLL)」 には、以下のような特定のフックが含まれています。
これらのフックでは、実行する特別なビジネスロジックを定義します。フックは、対応している定義済標準セクション/UI スクリプトのフック、および/またはDAL スクリプトの前後で実行されます。 詳細は、Infor ES Programmer's Guide を参照してください。
注意
「ユーザ出口 DLL」 のビジネスロジックで、LN ソフトウェアの標準機能を変更すべきではありません。たとえば、これら DLL は統合のためだけに、または特別なステップを実行するためだけに使用してください。 「ユーザ出口 DLL」 を作成できるのは、DAL が有効なテーブルについてのみです。
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