開発パラメータと権限

開発者がソフトウェア構成要素をメンテナンスまたは作成するには、デフォルト開発設定とパラメータ、および少なくとも 1 つのパッケージ VRC の権限が必要です。

開発パラメータ

開発者が必要とする設定とパラメータは、「開発パラメータ」 テンプレートで定義します。以下のようなパラメータを設定できます。

  • フォームやメニュー変更後のランタイムデータディクショナリへの自動コンパイル
  • 現行パッケージ VRC へコピーオプションの後で自動的に実行される処理
  • ソフトウェア開発で使用できるパラメータ

「開発パラメータ」 テンプレートを作成するには、開発パラメータのテンプレート (ttams1150m000) セッションを使用します。このセッションの適切なメニューの変更をランタイム DD に変換をクリックして、変更をランタイムデータディクショナリに変換します。

テンプレートにはユーザグループが共有するデータが含まれていますが、テンプレートは個々のユーザに関連付けられています。

テンプレートをユーザにリンクするには、ユーザデータ (ttaad2500m000) セッションを使用します。変更をランタイムデータディクショナリに変換するのを忘れないでください。すべての変更を有効にするには、いったんログオフして再びログオンする必要があります。

詳細は、Infor Web Help を参照してください。

注意

このテンプレート内のデータは、LN の各ユーザについて、「ユーザアプリケーションパラメータ (ttadv010)」 テーブルの LN のランタイムデータディクショナリにダンプされます。

開発者権限

開発者には少なくとも 1 つのパッケージ VRC に対する権限が必要です。

ユーザの開発者権限を定義するには、以下の操作を行います。

  • ユーザを 「開発者権限」 テンプレートにリンクする
  • すべてのパッケージ VRC に対する権限を与える
開発者権限のテンプレート

開発者が権限を持つ VRC は 「開発者権限」 テンプレートで定義します。

このテンプレートを使用して、LN ソフトウェア構成要素をカスタマイズする開発者の権限をいくつか定義できます。

このテンプレートでは、以下の情報を指定できます。

  • 指定パッケージ VRC 内で、どのモジュールと言語について、開発者にソフトウェア構成要素のカスタマイズと開発の権限を与えるか。この指定パッケージ VRC は、ユーザデータ (ttaad2500m000) セッションの全パッケージ VRC に対する権限チェックボックスより優先されます。
  • 開発者にソフトウェア構成要素のカスタマイズと開発の権限を与える必要のある指定されたパッケージ VRC の言語とモジュール

開発者の権限テンプレートを作成するには、開発者権限のテンプレート (ttams1151m000) セッションを使用します。このセッションはパスワードで保護されています。このセッションは、システム管理者の権限がある場合にのみ使用できます。次の点に注意します。

  • このテンプレートで全モジュールチェックボックスとすべての言語チェックボックスをオンにした場合、テンプレートに関連付けられているユーザには、LN の全モジュールのソフトウェア構成要素をすべての言語でメンテナンスおよび開発する権限が与えられます。これらのチェックボックスをオフにした場合は、ユーザに権限を与える必要のある特定のモジュールと言語を指定する必要があります。
  • このテンプレートで他の開発者の構成要素に対する権限チェックボックスをオンにした場合、このユーザには他のユーザが作成したソフトウェア構成要素をメンテナンスする権限が与えられます。これは、上級アプリケーション開発者などに有用なオプションです。
  • このセッションの適切なメニューの変更をランタイム DD に変換をクリックして、変更をランタイムデータディクショナリに変換します。

テンプレートにはユーザグループが共有するデータが含まれていますが、テンプレートは個々のユーザに関連付けられています。

テンプレートをユーザにリンクするには、ユーザデータ (ttaad2500m000) セッションを使用します。変更をランタイムデータディクショナリに変換するのを忘れないでください。すべての変更を有効にするには、いったんログオフして再びログオンする必要があります。

詳細については、Infor Web Help を参照してください。

注意

このテンプレート内のデータは、LN の各ユーザに対して、「ユーザ別バージョン権限 (ttadv041)」 テーブルの LN のランタイムデータディクショナリにダンプされます。

すべてのパッケージ VRC に対する権限

アプリケーション管理者など、一部のユーザには、すべてのパッケージ VRC に関する権限が必要となります。

すべての VRC に関する権限を付与するには、ユーザデータ (ttaad2500m000) セッションを開始して、ユーザデータを以下のように変更します。

  • 全パッケージ VRC に対する権限チェックボックスをオンにします。
  • 開発者権限フィールドが空白であることを確認します。

変更をランタイムデータディクショナリに変換し、いったんログオフしてから再びログオンして変更を有効にします。

注意

ユーザを 「開発者権限のテンプレート」 にリンクすると、このユーザにはすべてのパッケージ VRC に対する権限がなくなり、テンプレートで定義した VRC の権限のみが与えられます。