フィールド変更オーダからの顧客クレームおよびサービスオーダの生成

サービスオーダまたは顧客クレームをフィールド変更オーダ (FCO) から生成できます。フィールド変更オーダ (tssoc5600m000) セッションでオーダタイプサービスオーダまたは顧客クレームに設定します。デフォルトでフィールド変更オーダライン (tssoc5110m000) セッションの該当する値が設定されます。

FCO の登録

FCO を登録するには、フィールド変更オーダ (tssoc5600m000) セッションで参照活動を少なくとも 1 つ、最大で 5 つ指定する必要があります。これを使用して、FCO ラインを作成します。フィールド変更オーダを登録し保存すると、フィールド変更オーダヘッダの状況フリーに設定されます。

注意

オーダタイプフィールドがサービスオーダに設定できるのは、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションのフィールドサービスチェックボックスがオンの場合のみです。

オーダタイプフィールドが顧客クレームに設定できるのは、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションの顧客クレームチェックボックスがオンの場合のみです。

FCO ヘッダの状況クローズに設定された場合、このフィールドは無効になります。

FCO ラインの生成

フィールド変更オーダ (tssoc5100m000) セッションで [アクション] メニューのラインの生成オプションを使用すると、フィールド変更オーダライン (FCO ライン) を生成できます。FCO ラインを作成すると、FCO ヘッダの状況ライン生成済に設定されます。フィールド変更オーダライン (tssoc5110m000) セッションで、特定のフィールド変更オーダ (FCO) の FCO ラインをマニュアルで生成できます。

サービスオーダ/顧客クレームの生成

フィールド変更オーダ (tssoc5100m000) セッションで [アクション] メニューのオーダの生成オプションを使用すると、オーダの生成 (tssoc5220m000) セッションを開始できます。このセッションを使用すると、FCO ライン (の範囲) を指定してサービスオーダを生成できます。

注意
  • サービスオーダまたは顧客クレームが FCO ラインをもとに作成されると、FCO ヘッダの状況実行に設定され、関連オーダ (tsmdm4500m000) セッションでレコードが作成されます。
  • 顧客クレームラインが FCO をもとに生成されると、顧客クレームライン (tscmm1110m000) セッションの関連付先フィールドがフィールド変更オーダに設定され、顧客クレーム (tscmm1100m000) セッションのクレーム発生元フィールドがフィールド変更オーダに設定されます。
  • FCO ラインにより作成された顧客クレームの状況拒否取消、またはクローズに設定されると、FCO ヘッダの状況クローズに設定できます。

オーダタイプ顧客クレームに設定されている場合、FCO ヘッダに登録されている参照活動を使用して顧客クレームラインを生成します。

資源所要量 (tsacm2120m000) セッションの資源タイプフィールドがその他に設定されている場合、資源所要量 (tsacm2120m000) セッションの単位原価をマニュアルで入力できます。これを使用して、顧客クレームライン上のクレーム金額が計算されます。

資源タイプフィールドの値がその他に設定されていない場合、クレーム金額は、次のように顧客クレームライン (tscmm1110m000) セッションのクレーム対応方法フィールドに設定された値に基づきます。

  • クレーム対応方法フィールドが材料の弁償に設定されている場合、資源所要量 (tsacm2120m000) セッションの単位原価をもとに各クレームラインのクレーム金額がデフォルト設定される
  • クレーム対応方法フィールドが費用の弁償に設定されている場合、販売価格をもとに各クレームラインのクレーム金額がデフォルト設定される
顧客クレームを登録するときの既存の FCO の検出

シリアル番号付品目の顧客クレームを登録するときに、そのシリアル番号付品目の既存のオープン FCO ラインが検索されます。オープン FCO ラインが存在する場合、既存の FCO ラインについて示されます。登録済顧客クレームを削除したり、顧客クレームの状況取消に設定したりできます。ただし、オープン FCO ラインの削除と顧客クレームの続行も可能です。

FCO からの発注先クレームの生成

FCO ヘッダの発注先クレーム要求オプションを使用して、クレームライン/サービスオーダをすべて発注先クレーム要求 (tscmm1114m000) セッションに転送できます。

FCO ヘッダの発注先クレームに転送オプションを使用して、発注先クレーム要求に転送 (tscmm1214m000) セッションを開始できます。このセッションを使用すると、顧客クレーム/サービスオーダから発注先クレームを作成するために必要な属性 (数量、金額など) をメンテナンスできます。このセッションを使用すると、フィールド変更オーダ (tssoc5100m000)、フィールド変更オーダ (tssoc5600m000)、およびフィールド変更オーダライン (tssoc5110m000) セッションの原価ラインの発注先クレーム要求を生成できます。

注意
  • サービスオーダから FCO ラインが生成された場合、状況原価計算済に設定された FCO ラインのみが発注先クレームに転送されます。
  • 顧客クレームから FCO ラインが生成された場合、状況クローズに設定されていない FCO ラインのみが発注先クレームに転送されます。
サービスオーダから顧客クレームのマニュアルでの生成

顧客クレームがサービスオーダから ([アクション] メニューのコピー元販売伝票オプションを使用して) コピーされ、オリジナル伝票が FCO から作成されたサービスオーダの場合、顧客クレームライン (tscmm1110m000) セッションの関連付先フィールドの値はフィールド変更オーダに、顧客クレーム (tscmm1100m000) セッションのクレーム発生元フィールドの値はマニュアルに設定する必要があります。