顧客クレームに関する保証処理
顧客クレームに関する保証は、顧客クレームライン (tscmm1110m000) セッションで定義される関連付先フィールドに基づきます。クレームラインに適用される保証はシリアル番号付品目保証タイプまたは一般保証タイプのいずれかです。
一般保証
クレーム原価の関連付先は、シリアル番号付品目保証または保証のいずれかになります。関連付先が一般保証タイプの場合、保証は、顧客クレームのサービスタイプから派生されます。それ以外のタイプの場合はシリアル番号付品目 (tscfg2100m000)から派生します。
顧客クレームヘッダにシリアル番号付品目が定義されていない場合、保証はサービスタイプ (tsmdm0130m000) セッションから派生されます。顧客クレームライン (tscmm1110m000) セッションで、関連付先フィールドが一般保証に設定されます。
注意
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サービスタイプ (tsmdm0130m000) セッションで一般保証の強制適用チェックボックスがオンの場合、サービスタイプ (tsmdm0130m000) セッションで一般保証を定義する必要があります。顧客クレームライン (tscmm1110m000) セッションで、関連付先フィールドが一般保証に設定され、サービスタイプの一般保証がデフォルトで設定されます。
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顧客クレーム (tscmm1100m000) セッションで定義された適用範囲時間が、一般保証 (tsctm5100m000) セッションで定義された一般保証の発効日から失効日までの期間以内でない場合は、顧客クレーム (tscmm1100m000) セッションで関連付先フィールドが一般保証に設定されますが、サービスタイプ (tsmdm0130m000) セッションをもとにデフォルト設定された保証は消去されます。
シリアル番号付保証
LN では、顧客クレームライン (tscmm1110m000) セッションについて、シリアル番号付品目 (tscfg2100m000) セッションでシリアル番号付品目に定義された保証が使用されます。
次のシナリオが考えられます。
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シリアル番号付品目 (tscfg2100m000) セッションでシリアル番号付品目保証条件チェックボックスがオンになっており、テンプレートフィールドが指定されている場合、関連付先フィールドがシリアル番号付品目保証に設定されます。保証条件が失効し、適用可能な 「一般保証」 が存在しない場合、関連付先は適用なしに設定されます。
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シリアル番号付品目 (tscfg2100m000) セッションでシリアル番号付品目保証条件チェックボックスがオフになっており、一般保証フィールドが指定されている場合、関連付先フィールドが一般保証に設定されます。保証条件が失効している場合、関連付先は適用なしに設定されます。
注意
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一般保証の強制適用チェックボックスがオンになっている顧客クレーム (tscmm1100m000) セッションで一般保証を有するサービスタイプが定義されている場合は、適用可能なシリアル番号付品目固有の保証がすべて、そのサービスタイプに基づく一般保証によって上書きされます。
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顧客クレーム (tscmm1100m000) セッションで定義された適用範囲時間が、シリアル番号付品目 (tscfg2100m000) セッションで定義された一般保証の発効日から失効日までの期間以内でない場合は、顧客クレームライン (tscmm1110m000) セッションで関連付先フィールドが一般保証に設定されますが、シリアル番号付品目 (tscfg2100m000) セッションをもとにデフォルト設定された一般保証は消去されます。