サービス契約の契約条件とサービス契約見積契約に関して、契約ラインを適用範囲ライン、価格設定ライン、またはこの 2 つの組合せのいずれにするかを指定できます。 適用範囲条件 適用範囲条件には、期間と費用負担方法についての契約、およびその契約の費用が登録されます。これは、サービス契約 (見積)、設置グループ、適用範囲タイプ、条件タイプ、連番 (の組合せ) について作成できます。条件の原価額と販売額も保存されます。定義された適用範囲条件は、サービス契約期間中有効です。カウンタモデルのメインカウンタの時間または値に応じて、これらの条件をフェーズすることも可能です。適用範囲条件は、原価条件で指定できます。 契約見積の適用範囲条件および契約の適用範囲ラインは、契約見積適用範囲条件 (tsctm1120m200) セッションおよび契約条件 (tsctm1120m300) セッションで定義します。 価格設定条件 サービス契約またはサービス契約見積の構成ラインに、価格設定条件を構成できます。この構成価格設定条件は、価格設定テンプレートとしても使用できます。構成ラインでは、時間と材料タイプの価格条件 (詳細な価格設定データを含む) または固定修理価格を選択できます。時間および材料を使用して、材料の販売価格、労務費、雑費を定義します。品目に行ったメンテナンス/サービスの固定修理価格として、固定価格を使用します。価格設定条件を設定するには、契約構成ライン (tsctm1110m300) セッションで契約価格タイプフィールドを時間と材料または固定修理価格に設定します。
注意
契約適用範囲および契約価格設定条件 サービスオーダについて、同じ構成ラインに適用範囲条件および価格設定条件 (時間と材料タイプのみ) を構成することができます。LN では最初に取引の販売価格を定義し、その後適用範囲条件を定義します。原価条件での販売価格は合意済の価格ですが、適用対象の販売額および適用対象の原価額は適用範囲です。
注意
固定価格 固定修理価格タイプの契約価格設定を定義するには、契約構成ライン (tsctm1110m300) セッションで契約価格タイプフィールドを固定修理価格に設定します。固定価格は、合意済の価格に基づく約定です。程度の差はあっても時間、材料などが費やされると、総マージンのみが影響を受け、顧客は合意済の価格のみを支払います。オーダ別に固定価格を設定する場合、各取引 (フィールドサービス活動またはメンテナンス販売オーダの部品メンテナンスライン) は指定されたサービス契約価格で請求されます。オーダに記帳された原価には関係ありません。
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