優先順位規則

計画グループで複数の資源が見つかった場合、資源の優先順位が優先順位規則に基づいて決定されます。サービス計画パラメータ (tsspc0100m000) セッションで提案済優先順位フィールドを設定します。

LN では、提案済資源を、必ず優先順位規則に基づいてランク付けします。ランク付け、つまり優先順位付けによって、LN で自動的に資源に最高のランクが割り当てられるようにできます。サービス計画パラメータ (tsspc0100m000) セッションで最高優先順位を自動選択チェックボックスをオンにすると、LN ではその資源に最高優先順位を割り当てます。このチェックボックスをオフにした場合は、マニュアルで資源を割り当てる必要があります。

次の規則が定義されています。

順位規則
1その他の計画グループに割当なし
2すべての計画グループ属性値あり
3すべての必須スキルあり
4すべての優先スキルあり
5最早終了活動の計画グループあり

 

LN ではすべての規則をチェックし、グループの提案済資源をランク付けします。第 1 規則を適用する場合、資源は 24 (= 16) ポイントを取得します。第 2 規則を適用する場合、資源は 23 (= 8) ポイントを取得します。第 3 規則を適用する場合、資源は 22 (= 4) ポイントを取得します。第 4 規則を適用する場合、資源は 21 (= 2) ポイントを取得します。第 5 規則を適用する場合、資源は 20 (= 1) ポイントを取得します。これらの資源に同じ規則が適用される場合のみ、資源の優先順位が同じになります。

資源 A: 第 1 規則のみを適用する場合、この資源は 16 ポイントを取得します。

資源 B: 第 2、第 3、および第 4 規則をのみを適用する場合、この資源は 8 + 4 + 2 = 14 ポイントを取得します。

資源 C: 第 1 および第 5 規則のみを適用する場合、この資源は 16 + 1 = 17 ポイントを取得します。

したがって、資源 C が最高優先順位を取得します。

資源を優先順位を基準にソートすると、最高優先順位が最終レコードとして表示されます。最高優先順位の資源を最初のレコードとしてリストするには、次の公式に基づいて優先順位を再計算します。

優先順位 = 32 - 優先順位

再計算後、上記の例で示されている資源の優先順位は、次のようになります。

資源 A: 第 1 規則のみを適用する場合、この資源は 16 ポイントを取得します。優先順位 = 32 – 16 = 16

資源 B: 第 2、第 3、および第 4 規則のみを適用する場合、この資源は 14 ポイントを取得します。優先順位 = 32 – 14 = 18

資源 C: 第 1 および第 5 規則のみを適用する場合、この資源は 17 ポイントを取得します。優先順位 = 32 – 17 = 15

次で優先順位規則を説明します。

  • 規則 1 - その他の計画グループに割当なし
    資源について、グループ - 資源 (tsspc3102m000) セッションでその他の計画グループのレコードが存在しない場合、この規則は資源に関して true となります。
  • 規則 2 - すべての計画グループ属性値あり
    資源について、グループ - 提案済資源 (tsspc3104m000) セッションの属性値で一致フィールドが 「特定」 に設定されている場合、この規則は資源に関して ture となります。
  • 規則 3 - すべての必須スキルあり
    資源について、グループ - 提案済資源 (tsspc3104m000) セッションで必須スキルで一致チェックボックスおよび優先スキルで一致チェックボックスがオンの場合、この規則は資源に関して true となります。
  • 規則 4 - すべての優先スキルあり
    資源について、グループ - 提案済資源 (tsspc3104m000) セッションで優先スキルで一致チェックボックスがオンの場合、この規則は資源に関して true となります。
  • 規則 5 - 最早終了活動の計画グループあり
    グループ - 資源 (tsspc3102m000) セッションで資源が計画グループ (複数可) に割り当てられ、最新の計画グループの計画終了時間がその他の提案済資源よりも早い場合、この資源に関して規則が true となります。資源がまだ計画グループに割り当てられていない場合、この規則は間違いなく true です。