見積金額の計算方法

固定

固定提案方法では、メンテナンス販売オーダ (MSO)/作業オーダで追加原価ラインを指定した後でも、見積販売金額は固定されたままです。

作業オーダが実行されると、追加の資源所要量を計上するために追加原価ラインが追加されることがあります。この新しい原価ラインは顧客に請求されません。

見積の処理後、LN は、見積についてメンテナンス販売オーダ (MSO) を作成します。作成されたメンテナンス販売オーダにリンクされた作業オーダがクローズされると、LN は、タイプが見積請求で金額が見積販売金額と同じ適用範囲ラインを作成します。メンテナンス販売オーダの見積請求書ラインのみ、顧客に対して請求できます。

LN が見積に対してメンテナンス販売オーダを作成した後、新規原価/適用範囲ラインを作業オーダ/メンテナンス販売オーダに追加すると、LN によって、MSO の発生元見積が固定価格の提案見積であることが通知されます。割引、保証、契約によって適用されない原価ライン金額は、見積に追加されます。原価ラインに対する正味請求額はゼロ (0) です。

注意

必要に応じて、見積の価格提案方法を固定から固定プラスに変更できます。その手順は次のとおりです。

固定プラス

価格提案方法固定プラスは、価格提案方法固定と似ていますが、追加原価ラインが個別に請求される点が異なっています。

メンテナンス販売オーダの原価計算を行う場合、新規原価/適用範囲ラインおよび見積請求書ラインを請求できます。

予算インジケータ

すべての適用範囲ラインを顧客に請求できます。見積原価ラインが追加、修正、または削除されるたびに、LN によって見積販売金額が更新されます。価格提案における見積販売金額は、概算です。実際の金額は異なる場合があります。

LN は、価格提案方法が予算インジケータの場合、MSO で見積請求ラインを作成しません。すべての適用範囲ラインは単独で顧客に請求されます。