修理保証

サービスオーダまたはメンテナンス販売オーダが、設定されているサービスタイプパラメータに基づいて欠陥修理コール、マニュアルサービスオーダ、または計画活動から生成/作成されると、LN はその 「オーダ」 を修理保証の対象にします。サービスオーダ活動ラインまたは部品メンテナンスラインに対してデフォルト設定されるサービスタイプは 「修理保証」 です。サービスタイプ 「修理保証」 は、サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000) セッションまたはメンテナンス販売管理パラメータ (tsmsc0100m000) セッションで定義されます。

「部品メンテナンス」 ラインのサービスタイプがメンテナンス販売管理パラメータ (tsmsc0100m000) セッションで 「修理保証」 に定義されたものと同じ場合、メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000) セッションの価格設定方法は修理保証に自動的に設定されます。つまり、「修理保証」 適用範囲が 「部品メンテナンス」 ラインに適用されます。(修理保証以外の) 価格設定方法に修正するにはサービスタイプを変更します。メンテナンス販売管理パラメータ (tsmsc0100m000) セッションで修理保証に定義されたものとは異なるサービスタイプに変更すれば、修理保証適用範囲が適用できなくなります。

新規サービスオーダ活動が作成されると、LN では、シリアル番号付品目で指定された修理保証期間内に 「サービスオーダ管理」 または 「メンテナンス販売オーダ管理」 のいずれかで以前に活動が行われていないかどうかがチェックされます。LN では、修理保証 (SOC) のためのサービスタイプがデフォルトとして新規活動に組み込まれます。修理保証のパラメータ [サービスタイプ] が空の場合、LN は [サービスタイプ] を空のままにし、修理保証はこの活動には適用されません。

新規のメンテナンス販売オーダ管理ライン (部品メンテナンス) が作成されると、LN は、シリアル番号付品目 (tscfg2100m000) セッションで定義された修理保証期間内に収まるかをチェックします。LN は、価格設定方法をデフォルトの 「修理保証」 セッションに設定します。また、LN は、修理保証 (MSC) 用の [サービスタイプ] をデフォルトとしてメンテナンス販売オーダラインに組み込みます。このパラメータが存在しない場合は、[サービスタイプ] が空のままになり、修理保証は適用されません。

注意

自動修理保証サービスタイプが適用されるのは、シリアル番号付品目に関するサービスオーダ活動および部品のメンテナンスラインが、シリアル番号付品目に記載されている修理保証期間内に収まる場合です。

修理保証は、メンテナンス販売オーダの部品のメンテナンスラインについてのみ適用可能です。

修理保証に関する財務取引は、サービスオーダには修理保証原価として、またメンテナンス販売オーダには取引発生元として含まれます。

中央請求で請求レポートが出力される場合、この修理保証適用範囲金額は、他の範囲と一緒に出力されます。