契約価格を計算するにはサービス契約、サービス契約見積、またはサービスオーダ見積の価格を計算するには
注意
この計算では、LN は次の価格設定方法をサポートします。
次のステップを実行して、サービス契約の対象となるサービスタイプの価格を計算します。
次の表は、それぞれの方法で必要なステップを示したものです。
ステップ 1 - 原価条件の価格計算 原価条件の原価額と販売額をマニュアルで入力することも、サービス計画および概念モジュールからメンテナンス計画を取得することもできます。除外すべき原価条件を指定できます。たとえば、サービスオーダ見積の場合の材料費の除外などです。除外したラインの原価/販売額はゼロです。価格設定方法が予算サービス原価の場合、原価条件の価格はサービス契約 (見積) 価格の合計にのみ影響を与えます。これ以外の場合は、サービスオーダの見積原価と実際原価を計算する際に、原価条件の価格が必要です。 ステップ 2 - 適用範囲条件の価格計算 費用負担方法と適用フェーズは、適用範囲条件の原価と販売価格に影響を与えます。このステップは、予算原価と販売額に基づいています。予算額により、サービス契約/見積の予算を監視することもできます。 ステップ 2 から出力されるものは、次のとおりです。
サブステップ 2.1 適用範囲条件の予算原価額および販売額を計算します。予算原価額および販売額の計算方法は、価格設定方法に応じて異なります。
2.2 適用範囲フェーズの影響を計算します。原価は期間全体で均等に分割されるものとします。この場合、適用範囲フェーズの効果は、線形モデルで計算できます。 例: 適用範囲条件の予算原価が (適用方法の効果も含めて) 100、合計継続期間が 4 年の場合
一般公式: この例では、適用範囲フェーズはその前のフェーズが終ってから始まります。次の例では、適用範囲フェーズはその前のフェーズと同時に始まります。
フェーズ 2 のネッタブル期間は、フェーズ 2 がフェーズ 1 から超過する部分です。LN はこのネッタブル期間を使用して、適用範囲条件の価格を計算します。 2.3 費用負担方法の影響を計算します。次の表は、次の費用負担方法について、新しい原価額および販売額の公式を記述したものです。
各項の意味は次のとおりです。 CA_r = 予算原価額 SA_r = 予算販売額 D = 割引率 Ceil = 最高額 2.4 適用範囲条件の原価および販売額を計算します。LN は、このサブステップを使用して、適用範囲条件の原価と販売額を計算します。適用範囲条件の販売額は、全適用範囲フェーズの販売額の合計です。LN はこれと同じ方法で、適用範囲条件の原価額を計算します。 ステップ 3 - 条件の価格計算 LN は、すべての条件の金額を計算します。付加費用/値引条件がこうした条件に影響を与えます。LN は、適用範囲条件の予算原価および販売額を条件に集計する処理も行います。 サービス契約ラインに関連する条件は、次の 2 つのタイプに区分されます。
条件が設置グループ別に分割される場合、LN は、設置グループに関連するサービス契約ラインを計算します。こうしたサービス契約ラインは、同じ設置グループを持つ全ラインの合計です。したがって、LN は、予算原価/販売額および経費/販売額を全ラインについて合計します。 LN は、サービス契約に関連する (契約ヘッダレベル) 付加費用/割引条件を使用して、計算済のサービス契約ラインを更新します。
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