価格計算

全設置グループの値は、設置グループに属するすべての品目の価格を合計することによって決定されます。

価格は、定義されたすべての条件および適用範囲条件の合計販売額です。

対象構成の契約価格は、品目、契約テンプレート、および継続期間の組合せの推奨販売価格に基づいています。これらの価格は、契約品目価格リスト (tsctm0115m000) セッションでメンテナンスされます。

この価格設定方法を選択すると、契約または契約見積の値は、設置グループ/品目にリンクされている計画活動または予測活動に基づいて設定されます。そのプロセスを図 2 に示します。

1: アプリケーションの決定

2、3: 契約見積の設置グループおよびシリアル番号付品目の決定

各レコードに関する設置グループまたは品目をサービスオーダ見積構成ライン (tsctm1110m400) セッションで定義することができます。失効した品目およびシリアル番号付品目は使用されません。

4: 契約用設置グループの決定

契約構成ライン (tsctm1110m300) セッションで、サービス契約が定義された設置グループにより、販売価格または価格リストが決定されます。サービス契約用に設置グループが定義されていない場合、価格は計算されません。

5、6: 次における設置グループ構造およびフィジカルブレイクダウンの読取

サービス契約、サービス契約見積、またはサービスオーダ見積に定義されている設置グループ、および設置グループのシリアル番号付品目構造全体について、LN は次のようなチェックを行います。

契約適用範囲チェックボックスがオフになっている場合、シリアル番号付品目およびその下位構造はスキップされます。LN は、シリアル番号付品目の販売価格を使用します。シリアル番号付品目の価格が見つかった場合、LN はそのシリアル番号付品目の下位構造内の価格をチェックしません。

各設置グループに関して、構造が上から下に読み込まれ、シリアル番号付品目に関する契約適用範囲チェックボックスがオンになります。このチェックボックスがオフの場合、シリアル番号付品目はスキップされます。このことは下位にあるすべての子シリアル番号付品目にもあてはまります。

品目が設置グループの最上位シリアル番号付品目として定義される場合、その品目用に定義されている品目ブレイクダウンが読み取られます。品目ブレイクダウンが存在しない場合、LN は価格を決定することができません。品目ブレイクダウンが定義されている場合、LN は品目 - サービス (tsmdm2100m000) セッションで定義されているその品目のサービス価格を使用します。

LN は、すべての設置グループおよびシリアル番号付品目の価格を合計し、割合を計算します。