メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)

セッションの目的:  適用範囲ラインを表示および修正します。

注意

価格および割引の再計算オプションを使用して、部品ラインのデフォルト販売価格を品目 - サービス (tsmdm2100m000) セッションから取得します。部品ラインおよび関連適用範囲ラインの販売価格を修正できない場合、このオプションは無効になります。

このセッションのプロジェクトペギングデータは、原価分割 - サービスデポ修理雑費 (tppdm3105m000) セッションまたは、メンテナンス販売オーダ (tsmsc1100m000)/メンテナンス販売オーダ (tsmsc1100m100) セッションのいずれかをもとにデフォルト設定されます。原価分割機能を利用すると、原価をレベル間でリダイレクトできます。

適切なメニューの原価計算を選択して、選択した適用範囲ラインの状況を原価計算済に設定します。

注意
  • 別のセッションからズームしてこのセッションを開始した場合は、レコードの検索および選択のみができます。
  • 原価ラインを修正できるのは、適用範囲ラインの状況がフリーの場合のみです。

メンテナンス販売オーダ - ライン - 同期 (tsmsc0280m000) セッションで同期オプションが使用されると、メンテナンス販売オーダヘッダにも存在するフィールドのデータが更新されます。

 

メンテナンス販売オーダ
メンテナンス販売オーダの番号
メンテナンス販売オーダ
オーダライン
オーダラインの連番
オーダライン
適用範囲ライン
適用範囲ラインの連番
ライン発生元
適用範囲ラインの発生元

指定可能な値

ライン発生元

原価タイプ
原価タイプの登録に使用する分類。原価タイプによって、原価のソースをより詳しく表示することができます。

指定可能な値

原価タイプ

注意
  • このフィールドが有効になるのは、関連部品ラインが部品メンテナンスから部品入庫または部品納入に変換される場合のみです。
品目
原価またはサービスとして指定された品目。このフィールドが有効になるのは、原価タイプ雑費の場合のみです。品目を選択すると、記述フィールドが無効になります。

管理費、ホテルの滞在費、電話代などの雑費原価は、原価計算品目またはサービス品目としてメンテナンスされます。原価を登録するには、矢印を使用して品目 (tcibd0501m000) セッションから品目を選択します。

重要

雑費原価を表すために、品目 (tcibd0501m000) セッションで、タイプがサービスまたは原価の品目を定義できます。

記述
品目の記述。品目フィールドで値を選択しない場合に、品目についての記述を入力します。
シリアル番号
シリアル番号付品目のシリアル番号
有効化コード
有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号
プロジェクトペギング
プロジェクト
物的資源ラインの作成対象となるプロジェクトのコード
注意
  • このフィールドは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションのプロジェクトペギングチェックボックスがオンの場合に適用されます。
  • 次のような場合、このフィールドの入力は必須です。

    • 品目 (tcibd0501m000) セッションでプロジェクトペグの継承および必須プロジェクトペグチェックボックスがオンになっている
    • プロジェクトぺギングデータが作業オーダ (tswcs2100m000) セッションで定義されている
  • 次のような場合、このフィールドは無効です。

    • 契約 (tpctm1100m000) セッションで、プロジェクトが契約にリンクされている
    • プロジェクトが、フリー状況のプロジェクト (TP) である
    • プロジェクトがプロジェクト (PCS) である
  • ライン発生元フィールドが作業オーダ以外の値に設定され、適用範囲ラインがメンテナンス販売オーダヘッダにリンクされている場合、このフィールドの値はメンテナンス販売オーダ (tsmsc1100m000) セッションをもとにデフォルト設定されます。
  • ライン発生元フィールドが作業オーダに設定されておらず、適用範囲ラインがメンテナンス販売オーダラインにリンクされている場合、このフィールドの値はメンテナンス販売オーダ (tsmsc1100m100) セッションをもとにデフォルト設定されます。

詳細は、次の情報を参照してください:

記述
コードの記述またはコード名
要素
物的資源ラインの作成対象となるプロジェクト要素のコード
注意
  • 次のような場合、このフィールドの入力は必須です。

    • 品目 (tcibd0501m000) セッションでプロジェクトペグの継承および必須プロジェクトペグチェックボックスがオンになっている
    • プロジェクトぺギングデータが作業オーダ (tswcs2100m000) セッションで定義されている
    • プロジェクトパラメータ (tppdm0100s000) セッションの要素チェックボックスがオンである
  • 次のような場合、このフィールドは適用されません。

    • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションのプロジェクトペギングチェックボックスがオフである
  • 次の場合にのみ、このフィールドの値は、適用範囲ラインデータを基準とする原価分割 (tppdm3600m000) セッションをもとにデフォルト設定されます。

    • ライン発生元フィールドが作業オーダ以外の値に設定されている
    • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションの原価分割チェックボックスがオンである
    • 適用範囲ラインが部品メンテナンスラインにリンクされている
  • 原価分割チェックボックスが導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションでオフに設定され、ライン発生元フィールドが作業オーダ以外の値に設定されている場合、このフィールドの値は、適用範囲ラインのリンク先であるメンテナンス販売オーダ (tsmsc1100m000) ヘッダをもとにデフォルト設定されます。
  • 原価分割チェックボックスが導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションでオフに設定され、ライン発生元フィールドが作業オーダ以外の値に設定されている場合、このフィールドの値は、適用範囲ラインのリンク先であるメンテナンス販売オーダ (tsmsc1100m100) セッションのメンテナンス販売オーダラインをもとにデフォルト設定されます。
記述
コードの記述またはコード名
活動
物的資源ラインの作成対象となるプロジェクト活動のコード
注意
  • 次のような場合、このフィールドが適用されます。

    • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションのプロジェクトペギングチェックボックスがオンである
  • 次のような場合、このフィールドの入力は必須です。

    • 品目 (tcibd0501m000) セッションでプロジェクトペグの継承および必須プロジェクトペグチェックボックスがオンになっている
    • プロジェクトパラメータ (tppdm0100s000) セッションの活動チェックボックスがオンである
    • プロジェクトぺギングデータが作業オーダ (tswcs2100m000) セッションで定義されている
  • 次の場合にのみ、このフィールドの値は、適用範囲ラインデータを基準とする原価分割 (tppdm3600m000) セッションをもとにデフォルト設定されます。

    • ライン発生元フィールドが作業オーダに設定されていない
    • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションの原価分割チェックボックスがオンである
    • 適用範囲ラインが部品メンテナンスラインにリンクされている
  • 原価分割チェックボックスが導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションでオフに設定され、ライン発生元フィールドが作業オーダ以外の値に設定されている場合、このフィールドの値は、適用範囲ラインのリンク先であるメンテナンス販売オーダ (tsmsc1100m000) ヘッダをもとにデフォルト設定されます。
  • 原価分割チェックボックスが導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションでオフに設定され、ライン発生元フィールドが作業オーダ以外の値に設定されている場合、このフィールドの値は、適用範囲ラインのリンク先であるメンテナンス販売オーダ (tsmsc1100m100) セッションのメンテナンス販売オーダラインをもとにデフォルト設定されます。
プロジェクトペグ発生元
プロジェクトペグの発生元
注意
  • このフィールドの値は、作業オーダ (tswcs2100m000) セッションもとにデフォルト設定されます。
  • このフィールドが適用されるのは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションのプロジェクトペギングチェックボックスがオンの場合のみです。
  • 次のような場合、このフィールドは原価分割がコピーされましたに設定されます。

    • ライン発生元フィールドが作業オーダに設定されていない
    • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションの原価分割チェックボックスがオンである
    • 適用範囲ラインが部品メンテナンスラインにリンクされている
    • 原価分割 (tppdm3600m000) セッションで原価分割が適用範囲ラインに適用されている
記述
コードの記述またはコード名
消費量
実際に使用される品目、スキル、その他、資源、または原価の数量
販売価格
メンテナンス作業の合意済価格。置換の販売の場合、このフィールドは品目の販売価格を示します。販売価格は、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションの販売価格検索方法フィールドで選択した値に基づいて取得されます。
通貨
一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)

次のような通貨タイプが使用できます。

  • 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
  • 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
単位原価
メンテナンス作業の単位原価。置換の販売の場合、このフィールドは品目の単位原価を示します。単位原価は、品目 - 原価計算 (ticpr0107m000) セッションから取得されます。
単位原価 (通貨)
単位原価を表す通貨
適用範囲タイプ
保証または契約が適用される作業の範囲、および請求可能な活動の部分を示す財務上の分類
原価構成要素
原価を導き出す原価構成要素
注意

原価構成要素は原価構成要素 (tcmcs0148m000) セッションで定義します。

労務タイプの販売
原価タイプ労務労務タイプ
見積
メンテナンス販売オーダにリンクされた見積番号
見積原価ライン
適用範囲ラインにリンクされた見積原価ライン
作業オーダ活動
適用範囲ラインが生成される作業オーダ活動ライン
注意

このフィールドが適用されるのは、ライン発生元作業オーダに設定されている場合のみです。

部品活動ライン
適用範囲ラインが生成されるメンテナンス販売オーダのライン番号
注意

このフィールドが適用されるのは、ライン発生元部品活動ラインに設定されている場合のみです。

合計販売額
合計販売額
注意

販売額は、メンテナンス販売オーダに定義されている販売通貨で示されます。

見積
このチェックボックスがオンの場合、適用範囲ラインは見積の対象です。

関連トピック

見積
見積金額
修理保証
このチェックボックスがオンの場合、修理保証を適用することができます。
販売額 修理保証
メンテナンス販売オーダラインが修理保証の適用範囲にあり、[修理保証] チェックボックスがオンのときは、その修理保証の適用を受ける販売額がここに表示されます。
注意

[修理保証] チェックボックスがオフの場合は、原価ラインを保存するとこのフィールドがゼロ (0) に設定され、原価ラインの修理保証適用範囲がスキップされます。

デフォルトでは、指定される適用範囲は 100% です。適用範囲金額を変更するオプションが用意されています。

保証
このチェックボックスがオンの場合、保証適用範囲が適用可能であることを示します。
保証販売額
適用可能な保証の対象となる販売額
契約適用範囲
このチェックボックスがオンの場合、サービス契約適用範囲が適用可能であることを示します。
契約販売額
適用可能なサービス契約の対象となる販売額
営業権販売額
営業権の適用範囲として指定される販売額。この金額はその他の適用範囲以上となります。
請求額
請求可能な金額
請求販売額
合計金額から適用範囲額を差し引いた後の、請求予定の金額
注意

販売額は、メンテナンス販売オーダに定義されている販売通貨で示されます。

税金分類
オーダヘッダおよびオーダラインの属性で、取引の課税例外を定義することができます。請求元取引先および請求先取引先からデフォルトの税金分類が取得されます。
重要

たとえば、税金分類を使用して次のことを示すことができます。

  • 源泉徴収税および社会献金の対象となる、請求先取引先への支払
  • たとえば、外注先または代理店など、自分の会社に対して同じ税金の特徴を持つ取引先をグループ化する
  • 販売店またはサービスオフィスの自国以外の国で払う必要がある税金
税金分類
コードの記述またはコード名
割合
総販売価格または総購買価格から差し引くことができる割合 (%)
値引総額
取引先に付与される値引で、単位ごとに計算され、値として表されます。たとえば 3 ユーロのように表されます。
請求書に出力
請求額がゼロの場合の原価ラインの出力オプション
注意
  • このフィールドが請求なしに設定されている場合、請求原価は営業権と見なされます。
  • このフィールドが請求なしに設定されている場合、ラインの原価計算が行われた後、「請求」 の利用可能な請求書ラインが削除されます。

指定可能な値

請求書に出力

正味販売額
割引後の正味請求額
日付
請求書が出力される日付
会社
財務会計データを財務会計に転記するために使用される会社。複数のロジスティックス会社から 1 つの財務会社に対し、1 つないし複数の企業単位をリンクすることができます。
番号
請求書の種類。個々の作業管理パッケージには固有の請求書タイプが定義されます。
番号
請求から取得された該当する取引番号
転記日
請求が財務会計に転記された日付
VAT 基準:
このチェックボックスがオンの場合、VAT 計算は商品およびサービスを基準とします。

指定可能な値

VAT 基準: 

注意
  • 見積が適用範囲ラインにリンクされている場合、このフィールドの値は、メンテナンス販売見積 (tsepp1100m000) セッションをもとにデフォルト設定されます。
  • 見積が適用範囲ラインにリンクされていない場合: 
    • サービスの VAT (部品メンテナンスまたは部品貸付ライン)
    • 商品の VAT (部品納入または部品入庫ライン)
課税国
コード
税金コード
このラインに適用される国に関する税金コード
作業オーダ
資源/原価がメンテナンス販売オーダの適用範囲ラインとして転送される作業オーダの番号
作業オーダ
対応する作業オーダ資源ラインの番号
消費量
数量または価格に使用される単位
総マージン額
総マージン額は、総原価または合計販売額に対する営業利益の比率です。総マージンは、顧客に割引を提供する前に計算します。
総マージン額 = 合計販売額 - 総原価額
注意

総マージン額は収益性を示します。

総マージン [%]
総マージン割合は、メンテナンス販売オーダパラメータ、マージン管理を使用およびマージン基準に基づいて計算されます。
総マージン % を計算する計算式

販売原価を基準とする場合: 

総マージン = ((合計販売額 - 総原価額) ÷ 総原価額)) × 100

販売額を基準とする場合: 

総マージン = ((合計販売額 - 総原価額) ÷ 合計販売額) × 100
正味マージン額
正味マージン額は、サービス会社で生じる実際の損益です。契約、保証、営業権のいずれかを適用した後 (または顧客に何らかの割引を適用した後) に計算されます。
正味マージン額 = 請求販売額 - 請求原価額
正味マージン [%]
正味マージンの割合: 
正味マージン % を計算する計算式: 

販売原価を基準とする場合: 

正味マージン % = ((請求可能な正味販売額 - 請求可能な正味原価額) ÷ 請求可能な正味原価額) × 100

販売額を基準とする場合: 

正味マージン % = ((請求可能な正味販売額 - 請求可能な正味原価額) ÷ 請求可能な正味販売額) × 100
価格発生元
販売価格の発生元

指定可能な値

価格発生元

契約無視
このチェックボックスがオンの場合、有効な価格設定契約が存在し、かつその契約がリンク解除されるか、または販売価格がマニュアルで上書きされることを示します。
注意

これは表示フィールドです。

このフィールドが表示されるのは、契約管理パラメータ (tsctm0100m000) セッションのサービス契約の価格の使用チェックボックスがオンの場合のみです。

販売価格単位
販売価格を表す単位
注意

このフィールドの値は、価格設定、サービス価格契約、または品目 - サービス (tsmdm2100m000) セッションのいずれかをもとにデフォルト設定されます。

価格設定、サービス価格契約、または品目 - サービス (tsmdm2100m000) セッションのいずれにも単位が定義されていない場合は、消費量フィールドの値がデフォルトで設定されます。

単位
単位原価を表す単位
付加費用
販売価格に適用可能な付加費用
付加費用
単位原価に適用可能な付加費用
タスク
タスクのコード
記述
コードの記述またはコード名

 

原価計算
選択した適用範囲ラインの状況を原価計算済に設定します。