プロジェクト手順を使用するには

プロジェクト手順には、プロジェクトを実行するために必要となる各種のステップが含まれています。予算状況の更新や管理データの生成などのプロジェクト手順を適用し実行できます。

プロジェクトを実行しメンテナンスするには、プロジェクト状況の有効化からメンテナンス手順の実行に至るまで、すべての必要なプロジェクト手順を実行する必要があります。

プロジェクト手順を作成し使用するには次のようにします。

LN では、プロジェクトを有効化しつつさまざまな手順を実行できます。また、プロジェクトが修正された場合に、特定の手順を反復できます。プロジェクト手順 (tppdm6180m000) セッションでプロジェクト手順を、プロジェクト手順ステップ (tppdm6182m000) セッションで手順ステップをメンテナンスして実行することができます。

また、ユーザプロファイル (tppdm0101s000) セクションのプロジェクト手順フィールドを使用すると、プロジェクトのデフォルト手順を指定できます。

プロジェクト手順は自動的に、またはマニュアルで実行できます。プロジェクト手順を自動的に実行するには、プロジェクト手順ステップ (tppdm6182m000) セッションで自動チェックボックスをオンにします。必要に応じて、手順をマニュアルで実行できます。たとえば、承認前に PRP オーダをモニタする場合、「計画 PRP 購買オーダの承認」 や 「計画 PRP 倉庫オーダの承認」 などの関連オーダ手順をマニュアルで実行し、それ以外の手順を 「自動」 に設定できます。

プロジェクトが有効である場合のプロジェクト手順

プロジェクトを初めて有効に設定した場合、そのプロジェクトの手順の適用可能チェックボックスがオンになっているならば、その手順を実行できます。これを行うには次のようにします。

注意

プロジェクト手順を初めて実行する場合、LN は手順状況 (tppdm6584m000) セッションで、関連する手順の状況を 「実行済」 に更新します。

注意

予算原価分析バージョン (tpptc3500m000) を実行するには、プロジェクト予算パラメータ (tpptc0100s000) セッションの予算原価分析の生成 (tpptc3200m000) セッションを指定します。

プロジェクトを修正する場合

プロジェクトの実行時に、新しい構造、新しい予算ライン、PRP オーダを追加することによりプロジェクトを修正できます。また、サービスオーダに参照活動を追加できます。上記の変更がプロジェクトに行われた場合には、いつでも必要な手順の実行を反復できます。プロジェクト手順を反復する場合、LN は手順状況 (tppdm6584m000) セッションで、関連する手順の状況を 「一部」 に更新します (その手順が部分的に実行される場合)。

新しい構造を追加しメンテナンス活動をリンクする場合、「予算状況の更新」 から 「サービスオーダの生成」 までのプロジェクト手順を再度実行する必要があります。次の手順の状況が 「一部」 に設定されている場合、その手順を反復する必要があることを意味します。この手順を実行する場合、LN は、次のプロジェクト手順が自動に設定されていることをチェックします。

注意

LN は、自動に設定されているすべての手順のサイクルを反復します。

既存の構造に新しい予算ラインを追加する場合

プロジェクトの既存の構造に新しい予算ラインを追加する場合、予算ラインが承認された後、次の予算編成手順を実行します。

PRP オーダをマニュアルで生成する場合

プロジェクト要件に関する PRP オーダをマニュアルで生成する場合、次のオーダ手順を実行します。

プロジェクトのメンテナンスのためのプロジェクト手順

プロジェクトが完了すると、そのプロジェクトに関してメンテナンス活動を実施できます。たとえば、サービスオーダをプロジェクトにリンクする場合、プロジェクトのメンテナンス活動を実施するには、次の手順を実行します。

プロジェクトのさまざまな段階での各プロジェクト手順の概要を次に示します。

プロジェクト手順セッションプロジェクト/予算/オーダの状況手順の状況
プロジェクト状況tppdm6107s000プロジェクトの状況がフリーである場合フリー
プロジェクトの状況が有効に設定されている場合実行済
予算状況の更新tpptc2201m000プロジェクトの状況がフリーである場合フリー
少なくとも 1 つの要素/活動の状況がフリーである場合一部
予算状況を実際からフリーに変更する場合
新しい要素/活動を追加する場合
すべての要素/活動の予算状況が実際または最終である場合実行済
作業権限状況の更新tppss2205m000すべての要素/活動の作業権限状況がフリーである場合フリー
少なくとも 1 つの要素/活動の作業権限状況がフリーである場合一部
作業権限状況を発行済からフリーに変更する場合
新しい要素/活動を追加する場合
すべての要素/活動の作業権限状況が発行済に設定されている場合実行済
管理データの生成tpptc1230m000プロジェクトの状況がフリーである場合フリー
管理データを特定の要素または活動に関して生成する場合一部
予算ラインを追加または修正する場合
プロジェクトのすべての要素/活動に関して管理データを生成する場合実行済
計画 PRP オーダの生成tppss6200m000プロジェクトで PRP オーダを生成しない場合フリー
特定の要素/活動に関して PRP オーダを生成する場合一部
プロジェクトで予算ラインを追加/修正する場合
プロジェクトのすべての要素/活動に関して PRP オーダを生成する場合実行済
計画 PRP 購買オーダの承認tppss6220m000PRP オーダは生成済であるが承認済でない場合フリー
少なくとも 1 つの PRP オーダの状況が計画済または確定計画済である場合一部
すべての PRP オーダの状況が承認済である場合実行済
状況が計画済または確定計画済である PRP オーダがプロジェクトに存在しない場合
計画 PRP 購買オーダの転送tppss6230m000すべての PRP オーダの状況が承認済であるが、転送済の PRP オーダが存在しない場合フリー
少なくとも 1 つの PRP オーダの状況が転送済である場合一部
すべての PRP オーダの状況が転送済である場合実行済
状況が計画済確定計画済承認済のいずれかである PRP オーダがプロジェクトに存在しない場合
計画 PRP 倉庫オーダの承認tppss6225m000PRP 倉庫オーダは生成済であるが承認済でない場合フリー
少なくとも 1 つの PRP 倉庫オーダの状況が計画済または確定計画済である場合一部
すべての PRP 倉庫オーダの状況が承認済である場合実行済
状況が計画済または確定計画済である PRP 倉庫オーダがプロジェクトに存在しない場合
計画 PRP 倉庫オーダの転送tppss6235m000すべての PRP 倉庫オーダの状況が承認済であるが、転送済の PRP 倉庫オーダが存在しない場合フリー
少なくとも 1 つの PRP 倉庫オーダの状況が転送済である場合一部
すべての PRP 倉庫オーダの状況が転送済である場合実行済
状況が計画済確定計画済承認済のいずれかである PRP 倉庫オーダがプロジェクトに存在しない場合
参照活動からの予算の生成tpptc2250m000プロジェクトにリンクされている参照活動が存在しない場合フリー
特定の参照活動から予算を生成する場合一部
プロジェクトにリンクされているすべての参照活動から予算を生成する場合実行済
サービスオーダの生成tppss6250m000プロジェクトにリンクされているサービスオーダが存在しない場合フリー
特定の参照活動からサービスオーダを生成する場合一部
プロジェクトにリンクされているすべての参照活動からサービスオーダを生成する場合実行済