収益を転記するには

収益

財務会計にマニュアルで入力された取引は、プロジェクト会計パラメータ (tpppc0100s000) セッションの [財務会計の追加 WIP 仕訳] チェックボックスがオンの場合のみ総勘定元帳に転記されます。財務会計ですでに完了している、プロジェクトキー要素およびプロジェクト統合オプションのないプロジェクト暫定収益取引は逆仕訳されて、プロジェクトキー要素およびプロジェクト統合オプションを持つ新しいプロジェクト暫定収益取引が作成されます。前払金による収益取引は、総勘定元帳に転記されません。この取引は顧客に前もって販売請求書を送付するために使用されますが、請求書金額はまだ売上として認められません。

販売請求 (SLI) からの収益取引 (PIN による請求の場合) は、請求書情報が販売請求 (SLI) に転送されると作成されます。請求書が販売請求 (SLI) で処理されると、「一時収益」 テーブルの取引の請求書番号が更新されます。販売請求 (SLI) を発生元とする収益取引には請求書番号が必要です。この番号が販売請求 (SLI) から入力されるまで、取引を転記することはできません。

中間結果

単位原価および収益とは対照的に、中間結果は一時的なエンティティタイプに保存されません。転記済および未転記の取引は、いずれも 「中間結果」 エンティティタイプに保存されます。転記済の中間結果は、変更したり削除することはできません。これらの結果は逆転記で使用されます。

請求

この処理も財務会計で販売請求書の処理に使用されます。これらの請求書は、「請求 (PIN)」 モジュールの請求書にリンクされません。統合インジケータ 「プロジェクト販売」 で元帳勘定を使用するとプロジェクトがトリガされます。請求書金額は、関連プロジェクトセッションで、要素や原価構成要素など複数のプロジェクト属性にオンラインで分配できます。この処理後、プロジェクトで販売請求書金額が完全に一致しているかどうかチェックされます。販売額が完全に一致していない場合、警告メッセージが表示されます。オンラインで作成された取引も削除されます。