モニタリングの使用

モニタリングの使用目的は以下のとおりです。

  • 実際原価管理の作成
  • 管理問合せおよびレポート
  • 業績の測定
注意

間接費は、進捗およびモニタ処理には含まれません。

実際原価管理の作成

指定範囲のプロジェクトについて、実際原価管理データを作成できます。このデータは、プロジェクトのモニタリングに使用できます。モニタリングテーブルに値を入力するために、予算、予算調整、予算拡張、単位原価、収益、コミットメント、実際進捗、および最終結果予測が使用されます。このデータは、生成されると、すべてのプロジェクト管理問合せおよびプロジェクトモニタリングレポートで使用できます。

主な特徴は、次のとおりです。

  • 現行期間の実行済原価および実際原価が計算され、プロジェクト開始から累計されます。
  • プロジェクト進捗を基準に許容数量と単位原価が設定されます。
管理問合せおよびレポート

プロジェクトの実行中にいつでもプロジェクトをモニタできます。

業績測定

時系列プロジェクトの業績を測定できます。すなわちプロジェクトで遂行された作業の総額になります。これにより、完了する必要がある作業総額と実際に完了した作業の比較管理が可能になります。

次の値が設定されます。

  • プランドバリュー (PV)
  • アーンドバリュー (EV)
  • 実際原価 (AC)
  • 完了時の予算原価 (BAC)
  • 完了時の見積原価 (EAC)
  • スケジュール差異 (PV-AV)
  • 原価差異 (EV-AC)測定には、活動、活動/原価タイプ、OBS、および OBS/原価タイプという 4 つのレベルを利用できます。旧基準ラインや旧バージョンが利用できる場合は、それらに対する業績測定も生成できます。業績測定は、生成、表示、出力することができます。

これには、流動性および業績測定に関する分析情報を提示するために派生財務計画データを使用するスケジューリングセッションが組み込まれています。以下を行うことができます。

  • 会計分析の表示 (tppss0701m000) セッションを使用して、予算原価、実際原価、活動予算からの収益を比較します。
  • アーンドバリュー方法による業績測定 (tppss0702m000) セッションを使用して、業績測定活動 (tpppc5540m000) セッションで生成された情報と時系列予算を使用する業績測定グラフを表示します。