前払要求の使用

前払要求とは、プロジェクトが開始する前または後に取引先から要求される金額です。たとえば、この金額はプロジェクト材料の購入などに使用できます。

前払は、すべての請求タイプで行うことができます。前払は、契約ラインの 1 つにリンクする必要があります。前払は要素または活動にリンクできます。契約ラインの請求タイプが分割払である場合、前払を分割払にリンクすることもできます。この分割払は前払の決済に使用できます。前払が分割払にリンクされていない場合、次回の請求書で前払を決済することも、契約ラインの清算割合を定義することもできます。

前払をメンテナンスするには、標準収益 (tppdm0515m000) セッションから収益コードを選択する必要があります。前払金を請求に転送した後、収益コードを使って前払請求書ラインが収益仕訳 (tpppc3501m000) セッションに転記されます。

前払金の転記:

  • 前払要求レコードを転記すると、LN により収益レコードが作成されます。
  • 請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000) セッションを使って前払ラインを出力して財務会計に転記すると、この請求書番号が前払レコードと収益レコードに入力されます。
  • 収益レコードは請求から請求に転送され、その後、LN により収益セッションにレコードが作成されます。
  • このレコードは請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000) セッションを使って出力され、さらにこのセッションから財務会計に転記されます。
注意

請求書番号は、収益レコードでデフォルト値が設定されます。

LN は前払レコードがあるかどうかをチェックします。この前払ラインは標準ラインで決済できます。前払ラインが存在する場合、LN は収益テーブルにレコードを追加して前払を逆転記します。