収益コードを使用するには

収益コードとは、顧客に対する請求額の分類に使用できるコードです。原価対象の場合同様、標準とプロジェクト固有の両方の収益コードを定義することができます。

  • 標準収益コードは、すべてのプロジェクトで利用できる一般的なコードです。標準収益コードを定義するには、標準収益 (tppdm0515m000) セッションを使用します。
  • プロジェクト固有のコードは、特定のプロジェクトにのみ適用されるコードです。プロジェクト固有の収益コードを定義するには、プロジェクト収益 (tppdm6115s000) セッションを使用します。

プロジェクトでは、収益コードを使用し、受領金額を分類して集計します。請求モジュールで生成された各請求ラインは、取引の処理 (tpppc4802m000) セッションで収益としてプロジェクトに転記する必要があります。転記した後、その情報はプロジェクト進捗モジュールの収益履歴の収益コードレベルで使用できるようになります。

  • 原価加算請求の場合、収益コードに割当 (tppin0810m000) セッションを使用して原価タイプの収益を収益コードに割り当てます。
  • 単位レート請求の場合、収益コードへの要素および活動の割当 (tppin0820m000) セッションを使用して要素を収益コードに割り当てます。
  • 原価対象に収益コードがない場合、収益コードに割当 (tppin0810m000) セッションから原価タイプを収益コードに割当 (tppin0110m000) セッションを使用して収益を割り当てます。

収益コードの出力

  • 要素および活動請求用収益コードの出力 (tppin0420m000) セッションを使用して単位レート請求に対応する収益コードを出力します。
  • 収益グループの出力 (tppin0410m000) セッションを使用して原価加算請求に対応する収益コードを出力します。

原価加算

  • 次のいずれかのセッションを使用して原価対象に収益コードが定義されている場合は、この収益コードに請求書ラインが転記されます。
    • 収益コードへの品目コードの割当 (tppin0111m000)
    • 収益コードへの労務コードの割当 (tppin0112m000)
    • 収益コードへの設備コードの割当 (tppin0113m000)
    • 収益コードへの外注コードの割当 (tppin0114m000)
    • 収益コードへの雑費コードの割当 (tppin0115m000)
  • 収益コードが原価対象に指定されていない場合は、原価タイプを収益コードに割当 (tppin0110m000) セッションの原価タイプで指定された収益コードが考慮されます。
  • 原価タイプの収益コードも指定されていない場合は、原価タイプを収益コードに割当 (tppin0110m000) セッションで指定された一般収益コードに請求書ラインが転記されます。
注意

販売オーダ基準の請求と納入基準の請求については、収益コードも考慮されます。