見積ライン (tpest2100m000)セッションの目的: 見積ラインをメンテナンスおよび表示します。このセッションでメンテナンスされるカラムの一部は、ユーザプロファイル (tppdm0101s000) セッションの設定に基づいてデフォルト設定されます。 注意
メニューオプション ここでは、説明が必要なメニューオプションについてのみ説明します。 適切なメニューで見積をクリックします。次のセッションを開始できます。 適切なメニューで [価格の計算] をクリックします。ラインの原価または販売価格を計算します。 表示メニューで [プロジェクト、バージョン、見積タイプ、構造要素ソートでソート] をクリックします。見積ライン数が多いためソートして概要を把握しやすくする必要がある場合に、このソート基準機能を使用できます。実際のソート構造は見積バージョン (tpest1100m000) セッションで定義され、追加構造の 1 つとして設定されます。 適切なメニューで [ユーティリティの修正] をクリックします。このオプションには、複数のユーティリティが含まれています。ラインの再採番、ライン状況の変更、日付の変更、ライン番号ロジックの更新、および構造要素の交換を行うことができます。 適切なメニューで、マップの表示をクリックします。マップを使用して、見積ラインにフィルタを適用することができます。マップでは、デフォルトで適切なメニューの [フィルタの使用] オプションが選択されています。マップ構造で、見積ラインフィルタに指定する構造要素をクリックします。適切なメニューで詳細の表示をクリックするか、右クリックして表示されるショートカットメニューの詳細の表示をクリックします。見積ライン (tpest2100m000) セッションには、選択した (フィルタで) 構造要素とその要素コードがカラム見出しに表示されます。ステータスバーには、有効マップフィルタ: %1$s というメッセージが表示されます。フィルタをオフにするには、マップを表示して [フィルタの使用] オプションを選択します。フィルタオプションがオフになります。見積ライン (tpest2100m000) セッションのステータスバーには有効なマップフィルタはありませんと表示され、各見積ラインが再度表示されます。 見積ラインのボタン 最初の 5 つのボタンは価格の計算に使用します。構成をクリックすると、品目が構成されます。総計合計をクリックすると、ラインの修正金額が計算されます。総計合計を使用して、見積が計算されます。原価および販売ボックスには、見積ラインについて次に示す合計が表示されます。合計は、見積バージョン通貨で表示されます。合計金額は次の 3 つの方法で計算されます。
注意
メッセージ メッセージによる作業の中断を回避するため、メッセージを別のウィンドウに送って、そのウィンドウでメッセージを表示したり消去することができます。
プロジェクト
プロジェクトコード 状況 プロジェクト状況
注意
ブロック状況とは、見積プロジェクトが新しいプロジェクトにコピーされたことを意味します。見積は、新しいプロジェクトでメンテナンスできます。 指定可能な値 見積バージョン
見積バージョンコード 状況 ライン 見積 見積 見積タイプ 見積の計算を実行する方法。見積タイプは、トップダウンまたはボトムアップのいずれかです。
指定可能な値 ラインタイプ 見積ラインの分類。デフォルト値はユーザプロファイル (tppdm0101s000) セッションから取得されます。たとえば、直接原価および間接原価のレポートを出力できます。 指定可能な値 レベル 見積の詳細レベル レベルは、見積タイプフィールドの値によって決まります。見積タイプがボトムアップに設定されている場合、次の値が有効になります。
見積タイプがトップダウンに設定されている場合、次の値が有効になります。
指定可能な値 原価 単位原価 単位原価はさまざまな発生元から発生します。 通貨 見積バージョン通貨がデフォルトの通貨になります。 最終単位原価
このチェックボックスがオンの場合、この見積ラインには最終単位原価が作成されています。この処理は、最終単位原価コマンドで自動的に実行することもできます。このコマンドでは、最終単位原価は対応する見積ラインから取得されます。ただし、この方法は同じ原価対象について最終単位原価を含む見積ラインがある場合のみ機能します。 付加費用%
付加費用はラインに入力するか、出張費など 「雑費」 原価タイプの別の見積ラインとして入力できます。 原価額 単位原価 × 総数量で計算します。または、マニュアルで金額を入力します。 LET 計算方法は、ユーザ設定および構造要素の先行見積タイプによって決定されます。たとえば、構造要素 A の先行見積タイプがトップダウンであり、A にはトップダウンとボトムアップの 2 つのラインがあるとします。この場合、その構造要素の先行見積タイプ合計計算では、トップダウンラインが使用されます。ボトムアップ要素については、構造要素 (tpest1120m000) セッションの原価および販売レベルタイプのレベルフィールド値によって、どのラインを集計するかが決定されます。 LET プロジェクト合計、または付加費用を基準とする構造要素の見積原価。どちらが表示されるかは、現在のビューによって決まります。 トップダウン 表示される合計トップダウン金額は、構造ビューによって異なります。構造要素 A のビューで見積ラインを入力すると、金額 A が表示されます。見積ラインに指定されたレベルタイプによって、A のどのライン金額が合計金額となるかが決定されます。 レベルタイプについて次の順番で金額が検索されます。
トップダウン
レベルフィールドが合計、見積タイプフィールドがボトムアップに設定されている見積ラインの追加原価 ボトムアップ
見積タイプフィールドがボトムアップに設定されているすべての構造要素ラインの集計合計 ボトムアップ
レベルフィールドが詳細、見積タイプフィールドがボトムアップに設定されている見積ラインの追加原価の合計 スキル 見積ラインにリンクされたタスクにスキルが定義されているかどうかを示します。
注意
原価対象 原価タイプ 見積ラインにリンクされている原価タイプ 指定可能な値 品目 有効化コード 見積ラインの品目の有効化コード
記述
コードの記述またはコード名
製品バリアント 構成可能品目の一意の構成。バリアントは構成処理に由来し、特徴オプション、構成要素、作業などの情報を含みます。
例
構成可能品目: 電気ドリル オプション:
これらのオプションから合計 6 つの製品バリアントが生じます。 購買元取引先 見積ラインにリンクされている購買元取引先
品目コードを持たない品目の場合、購買元取引先を使用することで、予算に対する見積のローンチ時にプロジェクト品目を作成できます。 販売 値上率 販売額を得るために原価に加算される割合 総販売額 = 追加原価 + 偶発金額 + 上昇金額 + 値上 通貨 見積バージョン通貨がデフォルトの通貨になります。ただし、通貨は指定された値 (価格帳など) に基づいて変わる場合があります。 価格単位 標準原価の単位。数量単位と標準原価の単位は異なってもかまいません。たとえば、標準原価を時間数で定義して、所要材料の数量は個数で表すことができます。 例 標準原価が時間あたり EUR 100、数量が 1,000 個、標準で計算を実行するとします。1 時間に 2 個を生産する標準の場合、金額は EUR 50,000 になります。 最終販売価格
このチェックボックスがオンの場合、この見積ラインには最終販売価格が作成されています。この処理は、最終販売価格コマンドで半自動的に実行することもできます。このコマンドの場合、最終販売価格は対応する見積ラインから取得されます。ただし、この方法は同じ原価対象について最終販売価格を含む見積ラインがある場合のみ機能します。 割引 %
割引額の割合 総販売額 正味販売額 価格設定方法が値上の場合、正味販売額は総販売額から割引額を差し引いたものです。 収益額 収益額は正味販売額と原価額の差異です。価格設定方法が目標価格設定の場合は、マイナス金額またはプラス金額で損失と収益のどちらを受け入れる必要があるかを示します。 利益 % 利益率 これは、次の公式で計算されます。 利益率 = {(正味販売額 - 原価額) ÷ 原価額} × 100 LET 原価額はプロジェクト合計または構造要素販売額のいずれかです。どちらが表示されるかは、現在のビューによって決まります。 LET プロジェクトの合計正味販売額、または合計構造要素の正味販売額。どちらが表示されるかは、現在のビューによって決まります。 トップダウン
レベルフィールドが合計に設定されているトップダウン見積ラインの総販売額 トップダウン
レベルフィールドが合計に設定されているトップダウン見積ラインの正味販売額 ボトムアップ
レベルフィールドが詳細、見積タイプフィールドがボトムアップに設定されている見積ラインの総販売額の合計 ボトムアップ
レベルフィールドが詳細、見積タイプフィールドがボトムアップに設定されている見積ラインの正味販売額の合計 数量 数量 総数量を販売および原価の両方で使用して、価格に総数量を乗算して金額を計算します。 総数量 = 数量 × (1 + 仕損率 ÷ 100) × 調整係数 × (標準 ÷ 生産速度) 単位 数量単位 仕損 [%] このフィールドは、「材料」 原価タイプの見積ラインにのみ適用できます。総数量は、仕損率が変更されると再計算されます。 総数量 = 数量 × (1 + 仕損率 ÷ 100) × 調整係数 調整係数 調整係数を使用して、見積の標準および/または生産速度を修正します。総数量は調整係数を使用して計算されます。 総数量 = 数量 × (1 + 仕損率 ÷ 100) × 調整係数 標準 [価格単位/単位]
標準は、原価タイプが労務、設備、外注の場合のみ適用されます。 標準が変更されると、金額は再計算されます。 原価 ÷ 販売額 = 数量 × 標準 × 単位原価 × (1 + 仕損率 ÷ 100) × 調整係数 このラインがプロジェクト予算にローンチされる場合、リンク活動またはプロジェクトの予算編成法は労務標準です。 生産速度 [単位/価格単位]
生産速度は原価タイプが労務、設備、外注の場合のみ適用されます。 生産速度が変更されると、金額は再計算されます。 原価 ÷ 販売額 = 数量単位 × 単位原価 ÷ 生産速度 × (1 + 仕損率 ÷ 100) × 調整係数 このラインがプロジェクト予算にローンチされる場合、リンク活動またはプロジェクトの予算編成法は生産速度です。 状況 状況 見積ラインの状況 指定可能な値 ローンチ済
このチェックボックスがオンの場合、見積ラインは見積を予算にローンチ (tpest2200m000) セッションで予算にローンチされます。
注意
ユーザ定義状況 見積に適切な状況を定義します。 たとえば、次の 2 つの状況を定義するとします: 見積依頼および最終供給。見積ラインの供給の原価が不明な場合は、状況を 「見積依頼」 に設定できます。この状況には、たとえば関連する原価フィールドのみをリンクします。原価に含むチェックボックスはオフにする必要があります。これにより、これらの原価ラインは合計原価計算に含まれなくなります。このあと、見積の回答を受け取り、供給の単位原価を確認したときに、原価ラインの状況を 「最終供給」 に変更できます。この状況では、原価に含むチェックボックスをオンにします。 状況の見積依頼や最終供給は、あくまで例です。ユーザは独自の状況リストを作成することができます。 スコープに含む
スコープに含むチェックボックスは、見積ラインユーティリティ (tpest2201m000) セッションの設定に基づいて表示されます。 使用しているログオンにユーザ別見積オプションがない場合、スコープに含むチェックボックスは新しい見積ラインごとに自動的にオンに設定されます。このチェックボックスを使用して、入札および合計入力用の代替ラインを定義します。代替ラインがスコープ外の場合、スコープに含むチェックボックスの値は、原価に含むおよび販売に含むチェックボックスの値よりも優先されます。このため、原価に含むおよび販売に含むの各チェックボックスがオンであるが、スコープに含むチェックボックスがオフの見積ラインは、合計の計算では使用されません。このチェックボックスはユーザ定義状況でオンまたはオフにできます。 原価に含む
このチェックボックスがオンの場合、合計と追加原価が計算されます。 総計合計をクリックすると、ライン金額が合計と追加原価に含まれます。原価に含むチェックボックスの表示は、見積ラインユーティリティ (tpest2201m000) セッションの設定に基づきます。使用しているログオンにユーザ別見積オプションがない場合、原価に含むチェックボックスは新しい見積ラインごとに自動的にオンに設定されます。このチェックボックスは、ユーザ定義状況でオフにできます。 販売に含む
このチェックボックスがオンの場合、合計総販売額と正味販売額が計算されます。 総計合計をクリックすると、ライン金額が合計と追加原価に含まれます。販売に含むチェックボックスの表示は、見積ラインユーティリティ (tpest2201m000) セッションの設定に基づきます。使用しているログオンにユーザ別見積オプションがない場合、販売に含むチェックボックスは新しい見積ラインごとに自動的にオンに設定されます。このチェックボックスは、ユーザ定義状況でオフにできます。 原価および販売 単位原価 発生原価日付 見積ライン原価が発生する予定日付。この日付を使用して、原価が発行された時点の有効な原価/購買価格、有効なレート係数、およびプロジェクトキャッシュフローが判断されます。 第一構造が活動または要素の場合は、活動/要素開始日がデフォルトの日付になります。別の見積バージョン構造タイプの場合は、プロジェクト開始日がデフォルトの日付になります。活動スケジュールが変更されると、発生原価日付を更新することができます。 労務単価コード 労務単価コードを使用して原価および販売価格の両方を指定し、労務単価コード (tcppl0190m000) セッションでメンテナンスします。販売価格設定方法が値上の場合、労務単価の販売価格を無効にできます。 単位原価の発生元 見積ラインの販売価格の見積には複数のソースが使用できるため、デフォルトでこのフィールドの値が設定されます。 指定可能な値 レート プロジェクトの見積バージョン通貨と自国通貨間の原価のレート
レート係数 見積バージョン通貨レートのレート係数
原価額 価格設定 価格設定方法 値上および引当金 値上額 販売額を得るために追加原価に加算される金額 総販売額 = 追加原価 + 偶発金額 + 上昇金額 + 値上 偶発金額 予防策や修理リスクによる破損など、発生する可能性のあるリスクに対する留保分として、偶発金額を入力します。 上昇金額 プロジェクトのライフサイクルで発生する可能性のある価格調整用に留保された金額。たとえば、発注先の原材料価格の上昇分や一括支払による上昇分など。 販売単価 予定販売日付 見積ラインの販売が予定されている日付。この日付は、その日付時点でのプロジェクトのキャッシュフローを知りたい場合や、有効なレート係数と販売価格を取得する場合に必要です。 第一構造が活動または要素の場合、活動/要素終了日がデフォルトの日付になります。別の見積バージョン構造タイプの場合は、プロジェクト終了日がデフォルトの日付になります。活動スケジュールが変更される場合は、予定販売日付を更新できます。 総販売価格 販売価格コード 販売価格は価格設定方法によって決定されます。
販売価格の発生元 見積ラインの販売価格の見積には複数のソースが使用できるため、デフォルトでこのフィールドの値が設定されます。そのため、ユーザが見積の発生元を特定することが重要です。 指定可能な値 単位原価 見積バージョン通貨と自国通貨間の販売単価のレート レート係数 見積バージョン通貨レートのレート係数
正味販売価格 品目の正味販売価格 正味販売価格 = 正味販売額 ÷ 数量 販売額 割引額 合計割引額
構造 構造 構造 1 - 7 プロジェクト要素、活動、原価タイプ、組織分解構造要素、レポート構造の要素など、いくつかの構造タイプを持つことができるプロジェクト見積構造要素の総称。第一構造要素は見積バージョンにリンクされている第一構造を構成しています。 第一構造は見積バージョン (tpest1100m000) セッションで入力します。バージョン内の構造の交換 (tpest1202m000) セッションでは、1 番目の追加構造の位置を、同じくこの見積バージョンにリンクされた、もう 1 つの事前定義された追加構造と交換することができます。 ソート構造要素 ソート構造として定義された追加構造。ソート構造要素コードを使用して、見積ラインをソートできます。 テキスト テキスト
このチェックボックスがオンの場合、テキストがあります。
見積ラインの出力
見積ラインの出力 (tpest2400m000) セッションを開始します。 販売価格
販売価格ボタンをクリックして、原価対象の販売価格を取得します。この価格は、請求書ラインで使用されます。 価格の更新 見積ラインの単位原価を更新します。
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