警告を処理するには

VSC 実行の結果、警告のリストが生成されます。

各警告には、次のようなさまざまな属性があります。

  • 検証コード
  • 構成要素タイプ
  • 構成要素、副構成要素、およびエラーが発生した行番号
  • 優先度: 高、通常、不明、低
  • 分類: 一般、ツールの一貫性、アプリケーション設計、アプリケーションロジック、標準、テキスト、パフォーマンス、統合、ランタイム、エクスポート
  • メッセージ ID とメッセージテキスト

警告を承認できるか、または解決する必要があるかは、検証フィルタのデフォルト (tlvsc2110m000) セッションの設定によって決まります。

このセクションの内容

  • LN サーバでフィルタされた警告を処理する方法
  • フィルタされた警告を承認または解決する方法
  • 承認された警告リスト
重要

次の手順では、LN サーバで警告を処理する方法を説明します。Infor LN Studio を使用してソフトウェア構成要素を検証する場合、警告は LN Studio で処理されます。詳細は、LN Studio のマニュアルを参照してください。

LN サーバで警告を処理するには

警告を処理するには、次の手順に従います。

ステップ 1. 警告のリストと警告の詳細を表示する

生成された警告を表示するには、警告 (tlvsc3500m000) セッションを実行する必要があります。このセッションは、ソフトウェア構成要素の検証 (tlvsc3400m000) セッションのメンテナンスコマンドから、またはメニューブラウザのソフトウェア構成要素の検証→エンドユーザメニューから開始できます。各警告の詳細情報を表示するには、詳細タブに移動する必要があります。

ステップ 2. 「フィルタ対象」 警告を表示する

すぐに処理する必要がある警告が表示されていることを確認します。

検証フィルタの設定に応じて、VSC は次のタイプの警告を生成します。

  • 「フィルタ対象」 警告。これらの警告はすぐに処理する必要があります。これらのフィルタされた警告を解決するか、承認する必要があります。
  • 「フィルタなし」 警告。すぐに処理する必要はありません。

「フィルタ対象」 警告を表示するには、フィルタ対象チェックボックスがオンになっていることを確認します。チェックボックスをクリックしてオンにすることはできません。チェックボックスをオン (またはオフ) にするには、適切なメニューのフィルタ対象の切替コマンドをクリックする必要があります。

注意: フィルタ対象チェックボックスがオンになっていない場合、すぐに処理する必要がない警告がセッションに表示されます。ただし、フィルタ対象状況になる前にこれらの警告を承認または解決できます。

ステップ 3. 警告を承認または解決する

「フィルタ対象」 警告ごとに、警告を承認するか解決するかを決定する必要があります。

たとえば、VSC が警告 「case 文に break が欠けている可能性があります」 を生成したとします。

  • この break を書き忘れたのではなく意図的に省略した場合は、警告を承認できます。
  • この break が間違って省略された場合は、警告を解決する必要があります。

警告を承認する

警告を承認するには、次の手順に従います。

  1. 警告をダブルクリックするか、警告を選択して適切なメニューの警告の了承コマンドをクリックします。警告 (tlvsc3100s000) 詳細セッションが開始されます。
  2. 承認済チェックボックスをオンにし、記述フィールドに承認の理由を入力します。
  3. 保存終了をクリックします。

注意

検証フィルタのデフォルト (tlvsc2110m000) セッションで指定されたフィルタ設定の結果、次のようになります。

  • VSC により、承認された警告がブロックされることがあります。警告を承認する前に解決する必要があります。
  • 「フィルタ対象」 警告により、構成要素のチェックイン手順がブロックされることがあります。構成要素をチェックインするには、警告を解決する必要があります。

警告を解決する

警告を解決するには、次の手順に従います。

  1. 警告をダブルクリックします。警告 (tlvsc3100s000) 詳細セッションが開始されます。
  2. 詳細情報と例を読みます。セッションには、通常警告の解決に役立つ次のような情報が多数表示されます。
    • 警告の説明、原因、および考えられる解決策
    • 間違いの場合の例
    • 正しい場合の例
  3. 詳細セッションを閉じ、警告 (tlvsc3500m000) 概要セッションに戻ります。
  4. 適切なメニューのコンポーネントの表示をクリックします。ソフトウェア構成要素に適したエディタが自動的に起動します。ソフトウェア構成要素を編集し、問題を修正します。
    • たとえば、VSC が警告 「case 文に break が欠けている可能性があります」 を生成したとします。コンポーネントの表示コマンドを実行するとスクリプトエディタが起動し、欠けている文を追加できます。
  5. VSC を再度実行します。エラーがなくなった場合、警告は警告リストから自動的に削除されます。
承認された警告リスト

承認済警告 (tlvsc3501m000) セッションでは、承認済の警告と対応する承認の理由を表示できます。このセッションは、警告 (tlvsc3500m000) 概要セッションの適切なメニュー、またはメニューブラウザのソフトウェア構成要素/エンドユーザの検証メニューから開始できます。

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