その他の VSC 管理者タスク

このセクションの内容

  • VSC 警告を削除する方法
  • VSC 警告を別の検証コードにコピーまたは移動する方法
  • セッションログを表示および掃除する方法
  • VSC パスワードを変更する方法

次で言及するセッションの詳細は、セッションヘルプを参照してください。

VSC 警告を削除するには

ソフトウェア構成要素を検証すると、VSC により警告が生成されます。警告を解決すると、VSC によりその警告が自動的に削除されます。警告を承認すると、VSC により警告が 「承認済の警告」 リストに移動します。解決されない警告と承認済の警告は、自動的に削除されません。システムを掃除するため、これらの警告 (の一部) を削除できます。

警告を削除するには、次の手順に従います。

ステップ 1. 警告に削除マークを付ける

VSC 警告の一括削除 (tlvsc3200m000) セッションを実行します。特に、警告を削除する検証コードの範囲、構成要素タイプ、パッケージ、モジュール、およびソフトウェア構成要素を指定できます。セッションでは警告は削除されませんが、警告に削除マークが付きます。

注意: 代替として、無効または不明の構成要素の VSC 一括削除 (tlvsc3204m000) セッションを実行できます。このセッションでは、失効したか、存在しなくなったソフトウェア構成要素に属する警告のみマークが付けられます。これらの警告には関連性がなくなったため、問題なく削除できます。

ステップ 2. 警告を削除する

削除済警告の実際の削除 (tlvsc3203m000) セッションを実行して、削除マークが付けられた警告を削除します。検証コード、構成要素タイプ、およびパッケージの範囲を指定できます。

注意: セッションにより、7 日以上経過した警告のみ削除されます。

VSC 警告を別の検証コードにコピーするには

VSC 警告を別の検証コードにコピーまたは移動できます。これは、新しいソフトウェアリリースの新しい検証コードを作成するときなどに役立ちます。

新しいリリースは、古いリリースから派生します。このため、新しいリリースの VSC を実行すると、VSC は古いリリースの構成要素も確認します。この結果、VSC は古いリリースですでに承認された警告も再度生成します。

この状況では、古い検証コードの (承認済の) 警告を新しい検証コードにコピーして、これらのすべての警告を再度承認しなくてもよいようにすることをお勧めします。

警告をコピーするには、他の検証コードへの VSC 警告のコピー/移動 (tlvsc3205m000) セッションを実行する必要があります。警告の移動チェックボックスをオフにする必要があります。

VSC 警告を別の検証コードに移動するには

他の検証コードへの VSC 警告のコピー/移動 (tlvsc3205m000) セッションを使用しても、別の検証コードに VSC 警告を移動できます。これは、検証コードの名前を変更する場合に役立ちます。警告の移動チェックボックスをオンにする必要があります。

セッションログを表示するには

セッションログ (tlvsc4500m000) セッションを実行すると、 VSC を実行した構成要素をリストできます。

このセッションには、次の内容が表示されます。

  • ソフトウェア構成要素に対して VSC 実行を実行した日時と頻度
  • VSC 実行を開始したユーザ
セッションログを掃除するには

セッションログは、定期的に掃除することをお勧めします。

セッションログを掃除するには、セッションログ (tlvsc4500m000) セッションを開始し、適切なメニューで、セッションの掃除を選択します。セッションログ中のセッションのクリーンアップ (tlvsc4220m000) セッションが開始されます。このセッションで、パッケージ、モジュール、構成要素タイプなどの範囲を指定できます。本当に削除チェックボックスがオンであることを確認します。

VSC パスワードを変更するには

各種 VSC セッションは、パスワードで保護されています。これらの各セッションを選択するたびに、VSC により VSC パスワードが求められます。このパスワードは、VSC パスワードの変更 (tlvsc0291s000) セッションで変更できます。

注意

インストール時、VSC パスワードは自動的に 「vsc」 に設定されます。このパスワードはインストール後すぐに変更することをお勧めします。