LN の公開メソッドのテスト方法

このトピックでは、BOL ソフトウェアの公開レイヤを外部に公表する前にテストする方法について説明します。

概要

このオンラインマニュアルのトピックでは、LN 製品のコンサルタント、製品設計者、ソフトウェアエンジニア、およびテストエンジニア向けに、ビジネスオブジェクトの公開レイヤをテストする方法について記述しています。

このマニュアルトピックは、公開レイヤのテストツールおよびテストの基本的な作業手順の概要について説明します。

このテストツールによって、ビジネスオブジェクトの公開レイヤをテストできます。このテストツールは、実際の運用環境で公開レイヤを呼び出す Infor LN Business Adapter ソフトウェアをシミュレートします。

テストツールのユーザインターフェイスの詳細は、BOL テストツール - 公開レイヤ (tlbct3250m000) セッションのヘルプテキストにあります。

さまざまな公開メソッドをテストする方法の詳細は、このトピックの最後にある公開メソッドをテストするにはを参照してください。

これらの関連トピックは、BOL ワークグループの次の公式プロトタイプを使用して説明されています。

  • パッケージ: tl
  • モジュール: bct
  • ビジネスオブジェクト: 790
  • 名前: オーダ
  • 記述: オーダ管理システム
注意

このトピックの対象読者は、BOR および BOL に関する知識があるものとします。

公開レイヤをテストする場合、保護レイヤも自動的にテストされます。これは、公開レイヤは保護レイヤを再利用するためです。

手順

公開メソッドをテストするには、次の手順を実行します。

  1. BOL テストツール - 公開レイヤ (tlbct3250m000) セッションを開始します。このセッションを開始するには、ツールメニューにあるアプリケーション開発をポイントし、ビジネスオブジェクトモデリングをクリックします。
  2. テスト ID記述を入力します。
  3. テストするビジネスオブジェクトと公開メソッドを選択します
  4. 選択したメソッドの要求引数のデータを入力します
  5. 標準の List と Show メソッドの属性を選択します (該当する場合)。属性選択は、要求引数の一部です。
  6. 標準の List と Show メソッドにフィルタを定義します (該当する場合)。フィルタは、要求引数の一部です。
  7. テストを実行します
  8. テスト結果を表示します

完了したテストは、後で再利用できるようにテスト履歴に追加できます。詳細は、履歴を参照してください。

履歴

テストツールによって、テストデータを保存できます。このデータを使用して、前回に入力したテストデータ (要求引数) を再利用できます。さらに、結果データが保存されます (応答および結果引数)。

また、履歴を通じて特定の BOL に対してこれまで実行されたテストを検討できます。履歴機能は基本部分の回帰テストを自動化します。

テストツールでは、テスト ID フィールドに各テストケースの ID 番号を入力できます。テスト ID 0 (ゼロ) は認められません。

テストケースはユーザによって登録され、BOR 関連データに対して設定された会社に保存されます。この会社をツールアドオンの初期化 (tlcom0200m000) セッションで選択します。

テストツールを開始すると、最も高いテスト ID 番号を持つテストケースが自動的にロードされます。

  • 新しいテストケースを開始するには、新しいテスト ID 番号を入力します。新しいテスト ID を入力する場合、新しい記述も入力します
  • 保存されているテストケースを再利用するには、テスト ID フィールドにズームしてテスト履歴 (tlbct3550m000) セッションを開始し、リストから目的のテスト ID を選択します。
注意

テストツール BOL テストツール - 公開レイヤ (tlbct3250m000) では、履歴の更新履歴のコピー、または履歴の削除をクリックしてリストに表示されるテストケースの追加、更新、または削除を実行できます。

会社の処理

このテストツールはさまざまなデータセット (会社) を処理します。

  • ユーザの現在の会社。テストするビジネスオブジェクトはこの会社を使用します。たとえば、販売オーダビジネスオブジェクトの Create メソッドをテストする場合、新しい販売オーダレコードが現在の会社に挿入されます。テストツールのセッションウィンドウの右下隅で現在の会社を確認できます。
[...]
  • テスト関連データを含む会社。tl パッケージはこの会社を使用してテストケース履歴を保存します。この会社は、ツールアドオンの初期化 (tlcom0200m000) セッションで指定されます。
  • 要求引数の routing attributes で指定される会社番号 (「site」 属性)

ユーザが要求するイベント、またはアクションによって、プログラムはデータセットを切り替えます。

制約
  • 要求引数のグラフィカルブラウザでは、ツリーから削除されている属性を再ロードできません。ある属性を削除しすぎると、最初から要求引数の入力を再開しなければなりません
  • 要求引数のグラフィカルブラウザでは、グループ、または範囲として属性を削除できません。属性は 1 つずつ削除する必要があるので、多数の属性を扱う場合は不便です