BOR のランタイムへの変換 (tlbct1210m000)

セッションの目的:  BORビジネスオブジェクトをランタイムに変換します。

注意

このセッションは、ビジネスオブジェクトリポジトリをとおしてモデル化されたビジネスオブジェクトにのみ関連しています。

外部アプリケーションは、ビジネスオブジェクトの情報にアクセスし、特定のアクションが実行できなければなりません。たとえば、販売オーダの作成や販売オーダから単純な情報の読取が実行できなければなりません。アクセス可能な情報や実行可能なアクションは、BOR でモデル化されます。BOL はメソッドを公表してアクションを実行するランタイム構成要素です。このセッションは、BOR のモデル化情報にもとづいてランタイム構成要素を生成、または再生成します。

セッションは選択したオプションにもとづいて次のアクションを実行します。

  1. ディクショナリに外部参照テーブルを作成する
  2. ソフトウェア構成要素を作成する: 外部参照 DAL、公開レイヤ BOL DLL、保護レイヤ BOL DLL
  3. 適正な内容をこれらの BOL DLL に入力し、構成要素の内容を再生成する
  4. これらの BOL DLL をコンパイルする
  5. 進捗状況と (エラー) 結果をユーザにレポートする

このセッションは次のタイプのオブジェクトを作成します。

  • サーバ – 公開メソッドライブラリ:
    これらのメソッドは外部から呼び出せます。これらのメソッドは、受信メッセージの XML を処理します。そのため、集合指向といえます。このメソッドは保護ライブラリのメソッドを使用してデータの取得、または送信を行います。これらのライブラリは完全に生成されます。
  • サーバ – 保護メソッドライブラリ:
    これらのメソッドは公開メソッド、または他のビジネスオブジェクトからのタスクの実行に使用されます。これらのライブラリは、統合ライブラリにとって代わるものです。標準のメソッドは DAL2 メソッドを呼び出し、List および Show メソッドを処理します。これらのライブラリも完全に生成されます。
  • サーバ – 公開インタフェース変換ライブラリ:
    これらのフックは外部から呼び出され、開発者や顧客は指定されたフックを実装できます。これらのライブラリには公開計算フィールドのロジックが含まれており、一部は生成されますが一部はユーザが定義します。
  • サーバ – 保護特定メソッドライブラリ:
    これらのメソッドやフックは外部から呼び出されず、開発者や顧客は指定されたメソッド/フックを実装できます。これらのライブラリには標準のメソッドは含まれていません。ライブラリが生成されると、空の関数のみ作成されます。ここから新規、または既存の DLL を呼び出せます。
  • サーバ – 保護インタフェース変換ライブラリ:
    これらのメソッド、またはフックは外部から呼び出せません。デフォルトでは、メソッドには空の関数またはフックが含まれています。保護計算フィールドのロジックはマニュアルでプログラミングされます。
注意
  • 特定の構成要素の生成をスキップできます
  • ビジネスオブジェクトが失効した場合、そのビジネスオブジェクトの BOL 構成要素も失効します
  • このセッションは、ソフトウェア構成要素の変更をレポートします。たとえば、どの特定のメソッドが追加されたか、また BOL に存在してはならないどの特定のメソッドが存在しているかなどです
  • 現行パッケージ VRC の構成要素の作成と変更のみ実施できます

 

参照テーブルを生成
このチェックボックスがオンの場合、参照テーブルが生成されます。

詳細は、テーブル (ttadv7111m000) セッションを参照してください。

公開メソッドを生成
このチェックボックスがオンの場合、公開メソッドの BOL オブジェクトが生成されます。
インターフェイス変換用公開フックを生成
このチェックボックスがオンの場合、 ビジネスオブジェクトの公開レイヤでインターフェイス変換のためのフックの BOL オブジェクトが生成されます。
注意

インターフェイス変換用フックは計算フィールドにのみ使用されます。

保護メソッドを生成
このチェックボックスがオンの場合、保護メソッドの BOL オブジェクトが生成されます。
保護特定メソッドを生成
このチェックボックスがオンの場合、保護特定メソッドの BOL オブジェクトが生成されます。
インターフェイス変換用保護フックを生成
このチェックボックスがオンの場合、 ビジネスオブジェクトの保護レイヤでインターフェイス変換のためのフックの BOL オブジェクトが生成されます。
注意

インターフェイス変換用フックは計算フィールドにのみ使用されます。

スクリプトをコンパイル
このチェックボックスがオンの場合、スクリプトがコンパイルされます。
デバッグ用にコンパイル
このチェックボックスがオンの場合、スクリプトがデバッグモードでコンパイルされます。
スクリプトを常に生成
このチェックボックスがオンの場合、スクリプトは常に再生成されます。
スクリプトを出力
このチェックボックスがオンの場合、スクリプトが出力されます。
エラーのみを報告
このチェックボックスがオンの場合、エラーのみ報告されます。変換およびスクリプトの再生成と/またはコンパイルの結果は出力されません。
現行パッケージコンビネーション
特定の VRC を持つ複数の異なるパッケージの組合せ。パッケージコンビネーションは、LN の使用可能な完全バージョンを表します。

ユーザデータ (ttaad2500m000) セッションでは、各ユーザをパッケージコンビネーションにリンクします。これにより、各ユーザが使用できるソフトウェアのバージョンが決まります。会社 (ttaad1100m000) セッションでは、各会社をパッケージコンビネーションにリンクします。これにより、各会社のデータ処理に適切な LN のバージョンが分かります。

パッケージ VRC
パッケージ VRC
パッケージ VRC
パッケージ VRC
記述
パッケージの記述
モジュール
セッション、テーブル、プログラムスクリプト、レポート、フォームとメニューなど、いくつかの関連するソフトウェア構成要素から構成されるパッケージの一部。たとえば、財務会計の総勘定元帳モジュールがあります。

モジュールコードは、3 文字から成ります。たとえば、総勘定元帳のコードは 「gld」 です。

モジュール
セッション、テーブル、プログラムスクリプト、レポート、フォームとメニューなど、いくつかの関連するソフトウェア構成要素から構成されるパッケージの一部。たとえば、財務会計の総勘定元帳モジュールがあります。

モジュールコードは、3 文字から成ります。たとえば、総勘定元帳のコードは 「gld」 です。

ビジネスオブジェクト
ビジネスオブジェクトとは、購買オーダや組織単位など、ビジネスで理解できるオブジェクトのことです。ビジネスオブジェクトでは、購買オーダ番号や組織単位名などの情報がビジネスオブジェクト属性に保存されています。また、ビジネスオブジェクトには、購買オーダの作成や組織単位のリストなど、ビジネスオブジェクト属性を操作できる一連の処理も含まれます。この一連の処理はビジネスオブジェクトメソッドと呼ばれます。

開発側からすると、ビジネスオブジェクトはテーブルと、それらのテーブルを操作する関数の集合であり、開発段階ではこれらのテーブルおよび関数が 1 つのグループとして同時に実装されます。ビジネスオブジェクトは、パッケージコード、モジュールコード、およびビジネスオブジェクトコードの組合せによって識別されます。

ビジネスオブジェクト
ビジネスオブジェクトとは、購買オーダや組織単位など、ビジネスで理解できるオブジェクトのことです。ビジネスオブジェクトでは、購買オーダ番号や組織単位名などの情報がビジネスオブジェクト属性に保存されています。また、ビジネスオブジェクトには、購買オーダの作成や組織単位のリストなど、ビジネスオブジェクト属性を操作できる一連の処理も含まれます。この一連の処理はビジネスオブジェクトメソッドと呼ばれます。

開発側からすると、ビジネスオブジェクトはテーブルと、それらのテーブルを操作する関数の集合であり、開発段階ではこれらのテーブルおよび関数が 1 つのグループとして同時に実装されます。ビジネスオブジェクトは、パッケージコード、モジュールコード、およびビジネスオブジェクトコードの組合せによって識別されます。

 

続行
選択したビジネスオブジェクトをランタイムに変換する
現行 PVRC の変更