工具番号 (titrp0102m000)

セッションの目的:  工具を参照するデータのリストの表示、選択、メンテナンスを行います。LN は工具タイプおよび工具番号の組合せによって工具を識別します。

 

工具
工具タイプは、工具のコーディングシステムで工具を識別するために使用する 1 次レベルです。

工具タイプの例: 

  • ハンマー
  • ドライバ
  • 手押車

工具タイプと工具シリアル番号の組合せには、ハンマー 1、ネジ回し 2、手押し車 3 などがあります。これによって、工具を一意に識別します。

工具シリアル番号
工具を識別する番号。たとえばハンマーなどの工具タイプと 1 などの工具シリアル番号の組合せによって、工具が一意に識別されます。
工具をジョブショップで使用
このチェックボックスがオンの場合、この工具をジョブショップオーダで使用できます。
工具を繰返生産で使用
このチェックボックスがオンの場合、この工具を生産日程計画ラインで使用できます。
工具をサービスで使用
このチェックボックスがオンの場合、この工具をサービスオーダで使用できます。
工具をメンテナンスで使用
このチェックボックスがオンの場合、 サービスの作業管理システムの作業オーダでこの工具を使用できます。
購買元取引先
商品またはサービスのオーダ先の取引先。これは通常発注先の販売部署になります。この定義には、デフォルト価格と値引合意、購買オーダのデフォルト、受渡条件、関連する出荷元と請求元の取引先が含まれます。
倉庫
工具を購入したときにその保管先とする倉庫
状況
工具の状況。新規使用可能ブロック済引当済工具保守時のいずれかです。

工具の構成要素の状況を使用可能からブロック済に変更できるのは、組立式工具にリンクされた他の構成要素状況が以下のいずれにも該当しない場合のみです。

  • 使用可能
  • 引当済
  • 工具保守時

工具の使用状況が要求済返却済、または未引当である場合、工具状況を以下のように変更することができます。

  • 使用可能からへブロック済
  • 使用可能からへ工具保守時

工具状況を引当済または工具保守時に変更することはできません。

指定可能な値

有効値

永続シリアル番号
工具を識別する番号。永続シリアル番号は、たとえば、機能番号と購買年度の組合せで指定することができます。永続シリアル番号は、組立式工具の構成要素をグループとしてまとめるために使用します。

永続シリアル番号のない組立式工具の場合、永続シリアル番号がある構成要素にも永続シリアル番号がない構成要素にもリンクできます。

組立式工具 X の永続シリアル番号を 1990 とします。工具の構成要素には、次のいずれかが該当する必要があります。

  • 構成要素の永続シリアル番号が、組立式工具と同じである (つまり、1990)。
  • 組立式工具とリンクしている構成要素に永続シリアル番号がない。
注意

組立式工具は工具構成要素 (titrp0506m000) セッションで定義されます。

工具構成要素 (titrp0506m000) セッションで工具を組立式工具または構成要素として使用している場合、このフィールドは修正できません。

シグナルコード
このフィールドでは、シグナルコードを工具に割り当てることができます。

シグナルコードとは、工具タイプおよび工具シリアル番号の組合せを以下のセッションで入力した場合に画面上に表示されるメッセージのコードです。

  • 工具キット別工具 (titrp0104m000)
  • 工具構成要素 (titrp0106s000)
  • 見積工具所要 (titrp0111m000)
寿命
工具の能力。工具の使用可能時間数または使用可能回数として表されます。
注意

工具 (titrp0101m000) セッションの工具寿命基準フィールドが適用なしである場合、このフィールドは空です。

工具寿命単位
工具寿命を表す単位。工具寿命は、工具の使用可能回数、または使用可能時間数として表すことができます。
注意

このフィールドに入力された単位は、単位セット (tcmcs0106m000) セッションでこの工具タイプ用に定義される単位セットに存在する必要があります。

単位セット
品目 (tcibd0501m000) セッションで定義した工具タイプに属する単位セット
サービス日
工具を提供または使用する準備ができた日付
工具の要求/返却
このチェックボックスがオフの場合、工具を特定ワークセンタ内で使用できるため、工具を要求/返却する必要はありません。
注意

見積工具所要 (titrp0111m000) セッションで工具に対する要求がない場合は、このフィールドを現在の (詳細) セッションで変更できます。

工具シリアル番号テキスト
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
工具保守ポイント
工具を何回使用したら保守が必要になるかという回数

工具保守時点フィールドには、工具を何回使用したら保守が必要になるかという回数を入力できます。工具保守ポイントは、工具の使用回数または使用時間数に基づいて算出されます。

工具保守ポイント単位
このフィールドでは、工具工具保守ポイントの標示単位を定義できます。
  • 工具寿命を工具の使用回数に基づいて算出する場合、このフィールドの単位の物理量は個数です。
  • 工具寿命を工具の使用時間数に基づいて算出する場合、[物理量] フィールドの単位は時間です。
保守回数
このフィールドには、工具工具保守回数の合計を指定します。工具保守のサービスオーダが完了すると更新されます。
保守日
工具を最後に工具保守した日。このフィールドは、工具保守のサービスオーダが完了すると更新されます。
サービスオーダ
工具保守用サービスオーダの格納に用いられる数
実際使用
工具の使用回数または使用時間数の合計数。工具保守の回数には関係ありません。
注意

製造オーダ作業の終了またはサービスオーダのサービス活動あるいはその両方が済んでから実際原価計算が行われると、このフィールドが更新されます。

計画
製造活動またはサービス活動における将来の工具使用予定回数
実際
前回の工具保守以降に工具が使用された回数
残余工具寿命 (工具)
工具の残りの寿命。工具の寿命単位で表示されます。工具の残りの寿命の計算は、寿命から実際使用を減算して行われます。
残余工具寿命 (工具番号)
工具寿命から工具使用合計回数を引いて計算された、工具の残りの寿命。工具の残りの寿命は、工具の寿命単位で表されます。
初めて使用した日
工具を初めて使用した日付
最後に使用した日
工具を最後に使用した日付。このフィールドは、工具の使用時に更新されます。