作業の完了レポート (tisfc0130m000)

セッションの目的:  連続する作業について、数量を完了または不合格としてレポートすることで、製造プロセスの進捗をレポートします。製造オーダの最終作業に関する進捗をレポートする場合、完了した製品を在庫に記帳できます。

注意
  • 数量が作業に関して不合格とレポートされた場合、その数量は廃棄されるか、隔離検査在庫に移動されます。
  • 在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションの隔離検査在庫チェックボックスがオンの場合、不合格のときに品目を元のオーダから分割できません。

 

製造オーダ
作業が完了としてレポートされる製造オーダ
製造オーダ状況

指定可能な値

オーダ状況

作業
品目の製造に関する作業の連番
作業状況
作業の作業状況

指定可能な値

作業状況

作業品目
その作業で生産される品目。この品目は主品目または半完成品目です。

関連トピック

完了レポート
ブロック理由
作業がブロックされている場合の、ブロックの理由
検査オーダ
オーダ状況
検査オーダ状況の状況

指定可能な値

結果セット

完了日
オーダが完了としてレポートされた日付

デフォルト

デフォルトは現在の日付です。過去の日付を入力することもできます。

関連トピック

ロットコード
特定の (ロット) コードで識別され、一括して製造および保管される大量の品目。ロットは商品の識別に使用します。
シリアル番号
物理的な実体のある単一の品目を識別する固有の番号。マスクを使用してシリアル番号が生成されます。シリアル番号は、たとえば日付、モデルや色の番号、連番などを示す複数のデータセグメントによって構成されます。

シリアル番号は品目および工具に対して生成することができます。

有効化コード
有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号
注意

製造オーダに有効化コードだけを含むオーダ内訳ラインがある場合、レポートは特定の有効化コードで実行されます。

  • 完了数量の場合、オーダ内訳の最後の作業で報告された数量が LN により計算および更新されるため、これは最後の作業にのみ適用されます。
  • 不合格数量の場合、すべての作業の累計不合格数量がオーダ内訳の不合格数量に保存されるため、これはすべての作業に適用されます。
完了時の DMS
このチェックボックスがオンの場合、作業が完了とレポートされたときに直接資材供給 (DMS) 計画が実行されます。

関連トピック

レポートされた品目数量
計画投入数量

関連トピック

計画産出高
作業の計画産出高

関連トピック

計画産出高

関連トピック

完了
数量がすでに完了している場合、このフィールドを使用して品目の追加数量を完了としてレポートできます。

完了としてレポートできる数量は、前回作業、次作業、および品質による制約に依存します。

注意
  • 数量は主品目数量または半完成品目数量として入力できます。
  • 作業の状況がブロックの場合、作業のブロック理由によって許可されている場合にのみ、このフィールドを修正できます。この制約については、作業のブロックで説明されています。

シリアル番号付品目

作業の品目がシリアル番号化され、製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの完成状態の状況処理フィールドがマニュアルに設定されている場合は、まず完成状態ヘッダ (シリアル完成品 - 完成状態ヘッダ (timfc0110m000) セッション) で品目の状況を更新してから、製造オーダの最後の作業の品目を完了または不合格にすることができます。シリアル番号をクリックすると、シリアル完成品 - 完成状態ヘッダ (timfc0110m000) セッションが開始されます。

不合格
数量が以前に不合格になっている場合、このフィールドを使用して品目の不合格追加数量としてレポートできます。
注意

製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの不合格数量のレポート時にオーダを分割チェックボックスがオンの場合、製造オーダの分割 (tisfc0208m000) セッションで不合格にする代わりに、この数量を分割できます。

完了としてレポートできる数量は、前回作業、次作業、および品質による制約に依存します。

数量は主品目数量または半完成品目数量として入力できます。

シリアル番号付品目

作業の品目がシリアル番号化され、製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの完成状態の状況処理フィールドがマニュアルに設定されている場合は、まず完成状態ヘッダ (シリアル完成品 - 完成状態ヘッダ (timfc0110m000) セッション) で品目の状況を更新してから、製造オーダの最後の作業の品目を完了または不合格にすることができます。シリアル番号をクリックすると、シリアル完成品 - 完成状態ヘッダ (timfc0110m000) セッションが開始されます。

作業のブロック

作業の状況がブロックの場合、作業のブロック理由によって許可されている場合にのみ、このフィールドを修正できます。この制約については、作業のブロックで説明されています。

検査予定
検査のために品質に送られた数量

これは、この作業のために最新の検査オーダから送られる数量です。

不合格
理由
不合格の理由。理由タイプが製造結果の却下となっている理由を使用します。

不合格の理由を定義するには、理由 (tcmcs0105m000) セッションを使用します。

関連トピック

仕損
製造オーダによって製造され、廃棄された品目の数量この数量は、いかなる目的でも再処理または使用することはできません。
仕損
隔離検査の対象となる数量
バックフラッシュ
実行予定
構成要素や時間のバックフラッシュがまだ必要な品目の数量

数量をバックフラッシュする場合、作業が完了すると数量は自動的に転記されます。数量は、作業が行われた実際の時間数ではなく、作業を完了するために必要な見積時間、または作業の見積資材に基づきます。

終了
最終製品の数量。この数量は、バックフラッシュを使用して構成要素または時間が転記済の合計オーダ数量に含まれます。

数量をバックフラッシュする場合、作業が完了すると数量は自動的に転記されます。数量は、作業が行われた実際の時間数ではなく、作業を完了するために必要な見積時間、または作業の見積資材に基づきます。

時間をバックフラッシュ
このチェックボックスがオンの場合、製造オーダに関する時間は、バックフラッシュされています。
計画
ワークセンタ
同じ能力を持つ、1 人以上の従業員または 1 台以上の機械から構成される特定の製造エリア。これは、能力所要量計画と詳細スケジュールの 1 単位と見なすことができます。
機械
品目の製造を行うことができる機械オブジェクトを指します。

機械は作業費レートにリンクされます。作業費レートと労務単価は、製造オーダの実際原価計算の基礎情報として使用されます。

タスク
この作業で実行されるタスク
計画関連
製造時間
キュー時間
段取または作業が行われるまでオーダがワークセンタにとどまる時間
残余時間
作業完了にまだ必要とされるリードタイム

残りの製造時間は次のように計算されます。

残余製造時間 = 製造時間 × (1 - 消費製造時間 ÷ (計画人時間 + 計画機械時間))
待機時間
作業が完了してから次の作業に移るまで、ワークセンタにオーダがとどまる時間

待機時間は、特定のカレンダーに従って計画されることはありません。待機時間の計画は、7 日 × 24 時間の週間スケジュールに基づきます。

典型的な例として、塗料を塗った後、乾燥に必要な時間が挙げられます。

消費時間
現時点までに作業に費やされた時間数

これらの時間は、従業員管理にマニュアルで記帳するか、バックフラッシュを通じて自動的に記帳されます。

スラックタイム
現在の作業の最早終了日と後続作業の製造開始日の間の時間
計画 - 開始日
固定計画日
このチェックボックスがオンの場合、作業の開始日および終了日を固定します。先行作業や後続作業の計画を変更しても、作業はシフトされません。
キュー開始
作業のキュー時間の開始日時。キューの期間は工順作業 (tirou1102m000) セッションで定義します。

製造計画 (tisfc0110m000) セッションの適切なメニューで自動キュー時間圧縮オプションをクリックすると、このセッションが開始され、計画キュー時間を削減できます。

段取 + 実行開始日
作業が開始される予定の日時

製造計画 (tisfc0110m000) セッションの残作業開始日フィールドの日時を変更すると、段取 + 実行開始日フィールドの値が再計算されます。

作業の開始日は計画製造オーダからコピーされます。計画製造オーダは、オーダが企業計画からジョブショップ管理に転送されるときに、企業計画で生成されます。

倉庫管理の製造オーダ勧告 (whina3100m000) のセッションから製造オーダが転送された場合、このセッションから作業の開始日がコピーされます。

製造オーダ (tisfc0101s000) セッションでオーダをマニュアル入力する場合は、工順作業 (tirou1102m000) セッションで指定してある作業のリードタイム要素を使用して段取 + 実行開始日フィールドの値を計算します。

製造時間
作業の実行に必要な製造時間の合計
残作業開始日
作業を開始する日。作業がすでに開始されている場合は、作業を再開する日。固定計画日チェックボックスがオンの場合、このフィールドで作業の開始/再開予定日を変更できます。

製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの残余製造時間の計算方法フィールドを変更して、実行済の作業量を計算するときに残余オーダ数量と消費時間のいずれを使用するかを選択できます。

待機
製造オーダについて、作業の段取および実行時間が終了し、待機時間が開始する予定の日時 
移動開始日
待機時間が終了し、移動時間が開始する予定の日時
移動時間
工順作業 (tirou1102m000) セッションで定義した作業の移動時間。このセッションで指定した時間単位で表されます。
段取 + 実行 (次作業)
この作業の後に別の作業が続く場合、このフィールドに段取 + 実行 (次作業) フィールドが表示されます。この作業が最終作業の場合、このフィールドに要求納期フィールドが表示されます。

これらのフィールドは次のように定義されます。

  • 段取 + 実行 (次作業)

    次作業のキュー時間が終了し、次作業の段取および実行時間が開始する予定の日時

    製造バッチより少ない転送バッチチェックボックスがオンで、最初の作業に関して転送バッチ数量フィールドでバッチ数量を定義した場合、最初の作業が終了する前に次作業を開始できます。この場合、最初の作業の段取 + 実行 (次作業) フィールドの日時は、キュー開始 (次作業) フィールドの日時と同じになります。

  • 要求納期

    顧客が製造オーダを要求している日付

    販売オーダから派生した製造オーダが企業計画から転送される場合、要求納期は、販売オーダの納期から、倉庫への入庫、倉庫からの出庫、安全時間、および追加リードタイムを差し引いたものです。これら 4 つの時間により、販売オーダ納期と計画納期との間に差異が生じます。

    詳細については、オーダ品目調達予定日の算定を参照してください。

スラックタイム
現在の作業の最早終了日と後続作業の製造開始日の間の時間
キュー(次作業)
作業の移動時間が終了し、次作業のキュー時間が開始する予定の日時
消費時間
現時点で作業に記帳済の人時間および機械時間の合計。この時間は、従業員管理により作業に対して更新されます。

時間をバックフラッシュチェックボックスがオンの場合は、自動的に時間が転記されます。従業員概要別時間および経費 (bptmm1100m000) セッションを使用する場合、同じセッションによって時間がオーダ/作業に転記されます。

能力
段取必要人員数
作業の段取を完了するために必要な人員数。作業手順を完了するために必要な人数は製造必要人員数フィールドに表示されます。
製造必要人員数
作業の実行に必要な人員数。作業の段取を行うために必要な人数は段取必要人員数フィールドに表示されます。
作業必要機械数
作業の実行に必要な機械数
設定
タスク
作業で実行されるタスク

作業に関する何らかのレポートが実行されると、タスクを変更できなくなります。

ワークセンタ
同じ能力を持つ、1 人以上の従業員または 1 台以上の機械から構成される特定の製造エリア。これは、能力所要量計画と詳細スケジュールの 1 単位と見なすことができます。
機械
品目の製造を行うことができる機械オブジェクトを指します。

機械は作業費レートにリンクされます。作業費レートと労務単価は、製造オーダの実際原価計算の基礎情報として使用されます。

工程管理オーダグループ
計画製造オーダの集合。これを、計画製造オーダを企業計画から製造のジョブショップ管理モジュールに転送するための選択基準として使用できます。

JSC は、同じ製造オーダの集合を使用して、製造タスクを編成できます。

段取/実行
平均段取時間
機械を運転開始する前の設定または変更に必要な時間。たとえば使用する塗料を黒から白に切り替える場合などは、段取時間が長くなります。たとえば使用する塗料を白から黄色に切り替える場合などは、段取時間が短くなります。段取時間は、考えられるすべての段取時間の平均を示していなければなりません。
固定段取時間(SCS)
作業開始前に機械の調整に必要な時間。この時間は作業の順序とは関係ありません。

固定段取時間は、Infor SCM Scheduler または Infor SCM Planner が導入されている場合にのみ使用されます。固定段取時間は SCS に転送され、さらに順序依存の段取時間が加算されて合計段取時間となります。この合計段取時間は、SCS で計画やスケジューリングに使用されます。

サイクル時間
LN で 1 つの生産単位が完了してから次の生産単位が完了するまでの時間。たとえば、1 時間あたり 120 個の割合で組み立てられるモータのサイクル時間は 30 秒です。

またサイクル時間は、製品が組立ラインの 1 つの位置にとどまる時間、あるいはワークステーションで品目の 1 つの作業が実行される時間 (段取時間を除く) とも等しくなります。

工順単位
サイクル時間についての参照数量になる工順単位
注意

このフィールドは工順モジュールから派生したものですが、元の工順単位が変更された場合でも、製造オーダは固定されたままです。

生産速度
作業の生産速度
/
生産速度を表す時間単位
オプション
カウントポイント
このチェックボックスがオンの場合、作業はカウントポイントです。

関連トピック

固定期間
製造時間が固定されているかオーダ数量によって決まるかを示します。製造時間が固定期間の場合は、サイクル時間と同値になります。製造時間に固定期間が含まれていない場合、サイクル時間はオーダ数量の倍数になります。

たとえば、パン 1 個をオーブンで焼くときに 1 時間かかるとします。100 個のパンを 1 度に焼く場合もまた、1 時間という固定期間がかかります。

作業テキスト
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
製造バッチより少ない転送バッチ
次の作業を開始する前に作業を完了しておかなければならない品目の数量または割合。製造オーダのすべての品目について作業を終了していない場合でも、すでに終了した品目について次の作業を開始できます。

カンバンが使用される製造環境では、転送バッチ数量はカンバンサイズ (標準コンテナまたは標準ロットサイズ) と同じになります。

転送バッチ数量は、これまで使用されていた作業の重複率の概念に代わるものです。

このチェックボックスがオンの場合、製造バッチ全体が終了する前に、次作業を開始できます。値が転送バッチ数量フィールドに表示されますが、これは次の作業を開始できる時点を示しています。このチェックボックスがオフの場合、次の作業は、製造バッチ全体が終了すると開始されます。

工順パラメータ (tirou0100m000) セッションの転送バッチ方法フィールドが数量の場合、転送バッチ数量フィールドに表示される数は数量です。転送バッチ方法フィールドが割合の場合、数字は割合です。

転送バッチ数量
次の作業を開始する前に作業を完了しておかなければならない品目の数量または割合。製造オーダのすべての品目について作業を終了していない場合でも、すでに終了した品目について次の作業を開始できます。

カンバンが使用される製造環境では、転送バッチ数量はカンバンサイズ (標準コンテナまたは標準ロットサイズ) と同じになります。

転送バッチ数量は、これまで使用されていた作業の重複率の概念に代わるものです。

工順パラメータ (tirou0100m000) セッションの転送バッチ方法フィールドが数量の場合、数量が表示されます。転送バッチ方法フィールドが割合の場合、割合が表示されます。

作業での仕損率/産出率
仕損数量
この作業の仕損数量

このフィールドは工順、および部品表のファントム仕損について定義します。

関連トピック

産出率タイプ
ファントム仕損数量
ファントム部品表の仕損数量。ファントムの製造に必要な最終作業の仕損数量のみを見ることができます。

このフィールドは、部品表および工順の仕損数量フィールドで定義します。

産出率
この作業の産出率
その他
外注
外注先
作業を実行する外注先

指定可能な値

外注先は取引先として定義されている必要があります。

作業が外注先のワークセンタで実施される場合にのみ、このフィールドは関係があります。

外注伝票
外注作業にリンクされる伝票タイプ

指定可能な値

外注伝票タイプ

外注費レート係数
この係数と外注基準率を掛け合わせて、外注の原価を決定します。
購買伝票
外注品目の購買オーダ
外注からの返品数量
外注オーダを基準とする入庫数量
部分組立品
完成品として保管も販売もされずに次の作業に渡される製造工程途中の製品

外注目的の場合、製造元は部分組立品を外注先に発送してその部分組立品に関わる作業を委託できます。このような部分組立品に固有の品目コードが品目基準データに定義されます。

作業が終了すると、外注先は部分組立品を製造元に返送します。また、このような再作業済の部分組立品に固有の品目コードも品目基準データに定義されます。

物理的位置
作業の物理的位置
部分組立品倉庫
部分組立品の輸送元または部分組立品の入庫先の倉庫
オーダ状況
製造予定のオーダ数量。資材および時間の見積はこの数量に基づきます。
プロジェクト (PCS)
製造オーダの対象になっているプロジェクト。このフィールドが空の場合、製造オーダの製品は見込品目です。

関連トピック

計画納期
品目を納入する予定の日付
品目
製造オーダで製造される品目
ロットコード
特定の (ロット) コードで識別され、一括して製造および保管される大量の品目。ロットは商品の識別に使用します。
品目タイプ
製造オーダで製造される品目の品目タイプ
オーダ数量
製造予定のオーダ数量。資材および時間の見積はこの数量に基づきます。

工順または日付がまだ入力されていない場合、カレンダーはデフォルト工順と 100% の利用率を基準にします。

現在のフィールド値を変更するときに製造オーダ内訳を使用すると、各有効化コードの見積資材 (ticst0101m000) セッションにあるオーダ数量フィールドの値が変更され、それらの合計が現行フィールドの値と同じになり、数量が各有効化コードに均等に配分されます。

内訳が存在する場合、オーダ数量は内訳ラインのオーダ数量の合計により管理されます。

改訂
品目の改訂

関連トピック

納入済数量
在庫に転記された完成品の数量
段取 + 実行開始日
LN で製造時間の開始が予定されている日時

現在段取 + 実行開始日フィールドには、製造計画 (tisfc0110m000) セッションの段取 + 実行開始日フィールドの現在の値が表示されます。標準の製造計画データを更新するまで、現在段取 + 実行開始日フィールドにはオーダブロックの変更が反映されません。

詳細については、段取 + 実行開始日フィールドの 「ヘルプ」 を参照してください

作業
作業の連番のことで、製造された部分組立品または完成品の製造に使用されます。このセッションで計画します。
次作業
工順構造において、現行作業の後に続く作業

関連トピック

作業品目
その作業で生産される品目。この品目は主品目または半完成品目です。

関連トピック

タスク
作業で実行されるタスク

作業に関する何らかのレポートが実行されると、タスクを変更できなくなります。

ワークセンタ
同じ能力を持つ、1 人以上の従業員または 1 台以上の機械から構成される特定の製造エリア。これは、能力所要量計画と詳細スケジュールの 1 単位と見なすことができます。
作業状況
このセッションで計画している作業の現在の状況
残作業開始日
作業開始予定の日付、または、作業がすでに開始されている場合は、作業再開予定の日付

製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの残余製造時間の計算方法フィールドを使用すると、実行された作業量を計算する場合に残余オーダ数量または転記済の時間のどちらを使用するかを選択できます。

完了日
製造オーダが完了とレポートされた日時
注意

製造オーダを完了としてレポートするときに、より早い日付を完了日として入力できます。

完了済累計
完了とレポートされた品目の累計数量。完了とレポートされた品目は、次の作業または指定された倉庫に進むことができます。
不合格済累計
不合格とレポートされた品目の累計数量。不合格とレポートされた品目は、製造オーダの残りの部分から分割されるか、隔離検査にプットアウェイされるか、廃棄されるかのいずれかです。
物理的位置
作業の物理的位置
カウントポイント
このチェックボックスがオンの場合、作業はカウントポイントです。

関連トピック

作業テキスト
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
ブロック理由
作業の作業状況がブロックの場合、ブロック理由を入力する必要があります。

ブロック理由を入力できるのは、作業の作業状況がブロックの場合のみです。また、ブロック理由によって作業がブロックされるアクションが決定されます。ブロック理由が品質で設定されている場合は、限定ブロック理由のみを入力できます。

関連トピック

シリアル番号
物理的な実体のある単一の品目を識別する固有の番号。マスクを使用してシリアル番号が生成されます。シリアル番号は、たとえば日付、モデルや色の番号、連番などを示す複数のデータセグメントによって構成されます。

シリアル番号は品目および工具に対して生成することができます。

有効化コード
完了時の DMS
このチェックボックスがオンの場合、作業が完了とレポートされたときに直接資材供給 (DMS) 計画が実行されます。

関連トピック

開始 - 終了
E (最終作業 (End Operation) の最初の文字) は、最終作業を表します。工順構造での最終作業には、後続の作業がありません。

関連トピック

開始 - 終了
S (先頭作業 (Start Operation) の最初の文字) は、先頭作業を表します。工順構造での先頭作業には、先行する作業がありません。

関連トピック

初期非表示
タスク
作業で実行されるタスク

作業に関する何らかのレポートが実行されると、タスクを変更できなくなります。

ワークセンタ
作業が実行されるワークセンタ
注意

作業が次のいずれかの状況のときにのみ、ワークセンタを変更できます。

  • 計画
  • 開始準備完了
  • 数量の一部が完了としてレポートされている場合は、ワークセンタを変更できません。
  • 作業ステーションの別のタイプをラインステーションまたはバッファに変更できません。
  • 外注ワークステーションを変更できるのは、購買オーダが生成されていない場合、またはすでに生成された購買オーダを削除可能または取消可能な場合のみです。

関連トピック

機械
作業を行う機械

デフォルト

このフィールドのデフォルトは、工順作業 (tirou1102m000) セッションの機械フィールドの値です。

このフィールドは、非機械タスクの場合は無関係です。

このフィールドを変更することができます。たとえば、機械に負担がかかりすぎたり修理が必要な場合には、作業を別の機械に移してください。

段取 + 実行開始日
製造時間の開始が予定されている日時

残作業開始日フィールドの日時を変更すると、段取 + 実行開始日フィールドの値が再計算されます。

作業の開始日は計画製造オーダからコピーされます。計画製造オーダは、オーダが企業計画からジョブショップ管理に転送されるときに、企業計画で生成されます。

倉庫管理の製造オーダ勧告 (whina3100m000) のセッションから製造オーダが転送された場合、このセッションから作業の開始日がコピーされます。

製造オーダ (tisfc0101s000) セッションでオーダをマニュアル入力する場合は、工順作業 (tirou1102m000) セッションで指定してある作業のリードタイム要素を使用して段取 + 実行開始日フィールドの値を計算します。

製造時間
消費時間
現時点で作業に記帳済の人時間および機械時間の合計。この時間は、従業員管理により作業に対して更新されます。

時間をバックフラッシュチェックボックスがオンの場合は、自動的に時間が転記されます。従業員概要別時間および経費 (bptmm1100m000) セッションを使用する場合、同じセッションによって時間がオーダ/作業に転記されます。

残余時間
作業完了にまだ必要とされるリードタイム

残りの製造時間は次のように計算されます。

残余製造時間 = 製造時間 × (1 - 消費製造時間 ÷ (計画人時間 + 計画機械時間))
待機時間
工順作業 (tirou1102m000) セッションで定義した作業の待機時間で、同セッションで指定した時間単位で表されます。
移動時間
工順作業 (tirou1102m000) セッションで定義した作業の移動時間。このセッションで指定した時間単位で表されます。
平均段取時間
注意

段取必要人員数が 0 で段取時間(平均)が 0 の場合、次のことが当てはまります。

  • オーダ作業について計算された機械時間の必要能力は影響を受けず、段取時間が含まれます。
  • 段取時間は、オーダ作業に関する人時間の必要能力、およびワークセンタに必要な人時間には含まれません。これは、ワークセンタの利用率レポートと資源オーダ計画に表示される人時間に影響を与えます。
  • 段取時間は、見積人時間に含まれず、要員能力ワークセンタの作業費の計算にも含まれません。
  • 段取時間は、作業スケジュールの計算で使用されます。
計画仕損
作業の追加数量
注意

数量は主品目数量または半完成品目数量として表示できます。

検査予定
検査のため数量を品質に送った後で品目の追加数量を検査する必要があるとレポートする場合に、このフィールドを使用できます。

指定可能な値

検査予定としてレポートできる数量は、前回作業、次作業、および品質による制約に依存します。

注意

数量は主品目数量または半完成品目数量として入力できます。

作業のブロック

作業の状況がブロックの場合、作業のブロック理由によって許可されている場合にのみ、このフィールドを修正できます。

この制約については、作業のブロックで説明されています。

このフィールドを修正できるのは、工順モジュールに品質が導入されている場合のみです。

累計計画不合格
累計検査予定
理由
不合格の理由。理由タイプが製造結果の却下となっている理由を使用します。

不合格の理由を定義するには、理由 (tcmcs0105m000) セッションを使用します。

関連トピック

固定期間
製造時間が固定されているかオーダ数量によって決まるかを示します。製造時間が固定期間の場合は、サイクル時間と同値になります。製造時間に固定期間が含まれていない場合、サイクル時間はオーダ数量の倍数になります。

たとえば、パン 1 個をオーブンで焼くときに 1 時間かかるとします。100 個のパンを 1 度に焼く場合もまた、1 時間という固定期間がかかります。

製造バッチより少ない転送バッチ
次の作業を開始する前に作業を完了しておかなければならない品目の数量または割合。製造オーダのすべての品目について作業を終了していない場合でも、すでに終了した品目について次の作業を開始できます。

カンバンが使用される製造環境では、転送バッチ数量はカンバンサイズ (標準コンテナまたは標準ロットサイズ) と同じになります。

転送バッチ数量は、これまで使用されていた作業の重複率の概念に代わるものです。

このチェックボックスがオンの場合、製造バッチ全体が終了する前に、次作業を開始できます。次の作業を開始できるタイミングを示す値を転送バッチ数量フィールドに入力する必要があります。このチェックボックスがオフの場合、次の作業は、製造バッチ全体が終了すると開始されます。

工順パラメータ (tirou0100m000) セッションの転送バッチ方法フィールドが数量の場合、転送バッチ数量フィールドに数量を入力する必要があります。転送バッチ方法フィールドが割合の場合は、割合を入力する必要があります。

転送バッチ数量
次の作業を開始する前に作業を完了しておかなければならない品目の数量または割合。製造オーダのすべての品目について作業を終了していない場合でも、すでに終了した品目について次の作業を開始できます。

カンバンが使用される製造環境では、転送バッチ数量はカンバンサイズ (標準コンテナまたは標準ロットサイズ) と同じになります。

転送バッチ数量は、これまで使用されていた作業の重複率の概念に代わるものです。

工順パラメータ (tirou0100m000) セッションの転送バッチ方法フィールドが数量の場合、数量が表示されます。転送バッチ方法フィールドが割合の場合、割合が表示されます。

ブロック理由
作業がブロックされている場合の、ブロックの理由
オーダ状況
作業によって製造される品目の検査オーダのステータス
終了
最終製品の数量。この数量は、バックフラッシュを使用して構成要素または時間が転記済の合計オーダ数量に含まれます。

数量をバックフラッシュする場合、作業が完了すると数量は自動的に転記されます。数量は、作業が行われた実際の時間数ではなく、作業を完了するために必要な見積時間、または作業の見積資材に基づきます。

終了
最終製品の数量。この数量は、バックフラッシュを使用して構成要素または時間が転記済の合計オーダ数量に含まれます。

数量をバックフラッシュする場合、作業が完了すると数量は自動的に転記されます。数量は、作業が行われた実際の時間数ではなく、作業を完了するために必要な見積時間、または作業の見積資材に基づきます。

時間をバックフラッシュ
このチェックボックスがオンの場合、作業の時間がバックフラッシュされます。

シリアル番号付品目

シリアル番号付品目をバックフラッシュできるのは、品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000) 詳細セッションで在庫内シリアルチェックボックスがオフになっており、かつ完成状態時のシリアル出庫登録フィールドが Yes に設定されている場合のみです。これ以外の場合は、シリアル番号付品目はバックフラッシュできません。

シリアル番号付品目がロット管理されている場合、品目のバックフラッシュ元のロットは、品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000) 詳細セッションで定義されている出庫方法 (後入れ先出し (LIFO)先入れ先出し (FIFO)) に基づきます。

仕損数量
この作業の仕損数量

このフィールドは工順、および部品表のファントム仕損について定義します。

関連トピック

ファントム仕損数量
ファントム部品表の仕損数量。ファントムの製造に必要な最終作業の仕損数量のみを見ることができます。

このフィールドは、部品表および工順の仕損数量フィールドで定義します。

産出率タイプ
産出率
この作業の産出率
外注先
作業が外注ワークセンタで発生する場合に、作業が行われる外注先
注意

外注先は購買元取引先として扱われます。

外注費レート係数
この係数と外注基準率を掛け合わせて、外注の原価を決定します。
外注からの返品数量
外注オーダを基準とする入庫数量
部分組立品
完成品として保管も販売もされずに次の作業に渡される製造工程途中の製品

外注目的の場合、製造元は部分組立品を外注先に発送してその部分組立品に関わる作業を委託できます。このような部分組立品に固有の品目コードが品目基準データに定義されます。

作業が終了すると、外注先は部分組立品を製造元に返送します。また、このような再作業済の部分組立品に固有の品目コードも品目基準データに定義されます。

部分組立品倉庫
部分組立品の輸送元または部分組立品の入庫先の倉庫
作業品目
作業実行の対象となる、主品目またはファントム

作業品目フィールドに含まれている品目が品目フィールドと異なる場合、その作業品目はファントムです。この場合、ファントムの工順は主品目の工順に接続されます。

作業品目がファントムでない場合、主品目と作業品目は同じです。

 

次の作業
次の作業を表示する場合にクリックします。
作業の完了
この作業を完了としてレポートする場合にクリックします。
作業のクローズ
作業をクローズする場合にクリックします。
作業状況のリセット
作業状況をクローズから完了にリセットする場合にクリックします。
ブロック作業
作業をブロックまたはブロック解除する場合にクリックします。
主品目数量/半完成数量の切替
主品目の数量に切り替えたり半完成品目の数量に戻ったりする場合にクリックします。詳細は、主品目または半完成品目の数量のレポートを参照してください。
完了デフォルト数量
完了数量フィールドのデフォルト値を決定する場合にクリックします。
不合格デフォルト数量
不合格数量フィールドのデフォルト値を決定する場合にクリックします。
検査予定のデフォルト数量
検査予定数量フィールドのデフォルト値を決定する場合にクリックします。
バックフラッシュ予定のデフォルト数量
実行予定フィールドのデフォルト値を決定する場合にクリックします。
ロットの生成
品目がロット管理されている場合、これをクリックして最終作業の品目に関するロット番号を生成します。
「カウントポイントを表示」 の切替
カウントポイントの作業を表示したり隠したりする場合にクリックします。
シリアル番号
品目がシリアル番号付品目で、製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの完成状態の状況処理フィールドがマニュアルに設定されている場合、クリックしてシリアル完成品 - 完成状態ヘッダ (timfc0110m000) セッションを開始できます。このセッションを使用して、最終作業の品目をシリアル番号ごとに完了または不合格にする必要があります。

注意: 指定された製造オーダの最終作業のみに関する完了数量のシリアルを選択できます。指定された作業が最終作業ではない場合、完了数量のシリアルの選択ボタンは使用できません。

不合格完成品を隔離検査に移動
不合格完成品を隔離検査に移動 (tisfc0209m000) セッションが開始されます。

注意: 品目を隔離検査に移動する場合、計画産出高は低くなります。在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションの計画に利用可能設定に従います。