機械 (tirou0102m000)

セッションの目的:  機械を選択または入力して、機械データをメンテナンスします。このデータには、機械費および機械能力のレートが含まれます。

機械費単価データが製造オーダの実際原価計算に使用されるかどうかは、製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの時間処理に使用するレートフィールドの設定に基づきます。時間処理に使用するレートフィールドが実際労務単価/機械費単価に設定されている場合、このセッションで定義されている機械費単価および従業員 - 一般 (tccom0101m000) セッションの労務単価が、実際原価計算の基準になります。

適切なメニューから以下を選択できます。

注意

ズームしてこのセッションを開始した場合、レコードの検索と選択のみを行うことができます。

 

機械
品目の製造を行うことができる機械オブジェクトを指します。

機械は作業費レートにリンクされます。作業費レートと労務単価は、製造オーダの実際原価計算の基礎情報として使用されます。

ワークセンタ
機械がインストールされているワークセンタ

このフィールドは、資源の計算 (tirou0201m000) セッションなどのいくつかのセッションで使用されます。ワークセンタはワークセンタ (tirou0101m000) セッションであらかじめ定義されている必要があります。

機械費単価
機械費単価は、以下のような基準により決まります。
  • 機械の減価償却
  • 機械の作業原価
  • 機械室の使用原価

製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの時間処理に使用するレートフィールドが実際労務単価/機械費単価の場合、機械費単価が実際の製造オーダ原価計算で使用されます。この場合、機械費単価に加えて、従業員 - 一般 (tccom0101m000) セッションで定義されている労務単価が実際原価計算の基礎になります。

実際原価は以下の項目から構成されています。

機械費 = 運転時間 × 機械費単価

労務費 = 作業時間 × 労務単価

正確な機械費単価を決定できない場合は、総機械費に基づいて平均単価を計算する必要があります。この単価は、機械に関して現実的なものにしてください。

機械費単価
金額を登録およびレポートするための会社の基準通貨の 1 つ。

複数通貨システムでは、最大 3 つの自国通貨を定義できます。

原価構成要素
原価を分類するためにユーザが定義するカテゴリ

原価構成要素には次の機能があります。

  • 品目の標準原価、販売価格、または評価額を細分化する
  • 見積の製造オーダ原価と実際の製造オーダ原価との比較レポートを作成する
  • 製造差異を計算する
  • 原価計算モジュール内で、特定の原価の配分をさまざまな原価構成要素について表示する

原価構成要素は次のような原価タイプから成ります。

  • 材料費
  • 作業費
  • 材料費付加費用
  • 作業費付加費用
  • 仕掛品振替費用
  • 一般費用
注意

組立管理 (ASC) を使用する場合、一般費用タイプの原価構成要素は使用できません。

週次能力 [時間]
機械の 1 週間あたりの標準運転時間数。この値は、機械利用率を決定するために使用され、週別機械利用率 (tisfc1504m000) セッションに標準能力として表示されます。
基本日次能力
機械の 1 日あたりの標準運転時間数。この値は、機械利用率を決定するために使用され、日別機械利用率 (tisfc1505m000) セッションに標準能力として表示されます。
推奨キュー
ユーザが求めるワークセンタの計画産出高計画投入数量間の差異。この値は、初期キュー計算のデフォルト値です。

 

工具
機械 - 工具 (tirou0110m000) セッションが開始されます。
使用先
工順作業 (tirou1102m000) セッションが開始され、特定の機械が使用される工順作業を表示できます。
タスク関係
タスク関係 (tirou0104m000) セッションが開始されます。このセッションでは、タスク、機械、ワークセンタ間の関係をリストおよびメンテナンスできます。