標準受注生産の場合、プロジェクトは品目と顧客オーダをリンクするためだけに使用します。それ以外の場合、プロジェクトには次の項目を含むことができます。
- カスタマイズ品目データ (部品表および工順)
- プロジェクト計画 (活動計画)
予算は特別なタイプのプロジェクトです。予算は計画と見積に使用されます。製造の実行には使用されません。
プロジェクト詳細 (tipcs2130m000)セッションの目的: 一般プロジェクト詳細をリストします。 プロジェクト詳細は、詳細セッションでメンテナンスできます。このデータは、カスタマイズ需要のロジスティクス活動および会計結果に関係しています。
注意
ズームによってプロジェクト詳細 (tipcs2130m000) セッションを開始した場合は、レコードの検索と選択のみできます。
プロジェクト 特定の顧客オーダに対して特別に実行される、製造アクションと購買アクションの集まり。プロジェクトは、それらの品目の製造を計画および調整ために開始されます。 標準受注生産の場合、プロジェクトは品目と顧客オーダをリンクするためだけに使用します。それ以外の場合、プロジェクトには次の項目を含むことができます。
予算は特別なタイプのプロジェクトです。予算は計画と見積に使用されます。製造の実行には使用されません。 プロジェクト状況 プロジェクトに割り当てられた状況。この状況は、大部分のセッションで表示され、プロジェクトの進捗を示します。プロジェクト状況によって、特定のセッションが実行不可になったり、一時的に実行できなくなったりします。 プロジェクトステージ プロジェクトの現在の実行ステージ。ステージはプロジェクトステージ (tipcs2110m000) セッションで入力します。 予算 実際のプロジェクトのもとになった、予算タイプのプロジェクト 完了ステージ PCS プロジェクトで完了した作業の割合 このフィールドに入力した割合は、プロジェクト別中間売上原価および収益 (tipcs3190m000) セッションのPOC (マニュアル) フィールドに表示されます。割合は、PCS プロジェクトの中間売上原価 (COGS) および中間利益を決定するために収益の承認計算で使用されます。 投資プロジェクト 内部プロジェクトは、保証関連の費用、製品開発費、投資などの費用の取りまとめに使用します。これらのプロジェクトは仕掛品 (WIP) に含めることはできませんが、貸借対照表または損益計算書の個々の勘定科目に転記する必要があります。 このチェックボックスがオンの場合、プロジェクトは内部プロジェクトです。次のようなことができます。
このチェックボックスがオフの場合、プロジェクトは外部プロジェクトです。次のようなことができます。
注意
予測収益 このチェックボックスは、プロジェクトで売上高を予測するかどうかを指定するために使用します。この結果によって、販売標準原価を記帳する時期と方法が決定します。 このチェックボックスがオンの場合、販売標準原価の記帳は、実際の売上高に基づいて作成されます。実際の売上高の場合は、プロジェクトの次の標準原価計算で、正確な販売標準原価の記帳が作成されます。 このチェックボックスがオフの場合、標準原価の記帳は、プロジェクトパートに基づいて作成されます。請求が発生したプロジェクトの販売オーダがある場合、または販売オーダがない場合は、プロジェクトの次の原価計算で、プロジェクトの全パートに対して販売標準原価の記帳が実施されます。 ネットチェンジ実際原価
このチェックボックスがオンの場合、
プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000) セッションで最後に実際標準原価が計算された後、このプロジェクトに会計取引が記録されています。ネットチェンジ実際標準原価計算を実行すると、LN ではこのチェックボックスがオフになっているプロジェクトがスキップされます。これは、実際標準原価が前回の計算以降変更されていないからです。 プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000) セッションで実際標準原価計算を実行すると、このチェックボックスはオフになります。プロジェクトの会計取引が記録されると、プロジェクトのこのチェックボックスはオンになります。 ネットチェンジ実際標準原価計算を実行するには、プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000) セッションでネットチェンジのみチェックボックスをオンにします。 完了度にもとづく計算方法 利益の承認により、PCS プロジェクトの中間売上原価 (COGS) および中間利益を計算できます。中間売上原価および中間収益は、PCS プロジェクトで完了した作業の割合に基づきます。このフィールドでは、PCS プロジェクトについての完了の割合 (POC) の計算方法を決定する必要があります。 指定可能な値 原価構成要素別に中間売上原価と収益を転記 利益の承認により、PCS プロジェクトの中間売上原価 (COGS) および中間利益を計算できます。 このチェックボックスがオンの場合、中間売上原価が詳細原価構成要素別に指定されます。原価構成要素別売上原価 (tipcs3191m000) セッションで詳細な中間売上原価を表示およびメンテナンスできます。 このチェックボックスがオフの場合、中間売上原価は詳細原価構成要素別に指定されません。中間売上原価は、中間転記の一般原価構成要素フィールドで指定された原価構成要素に転記されます。 パフォーマンスについての注意 このフィールドの設定は、システムパフォーマンスやデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 原価構成別中間結果 中間転記の一般原価構成要素 中間売上原価 (COGS) が転記される原価構成要素。原価構成要素別に中間売上原価と収益を転記チェックボックスがオフの場合だけ、原価構成要素を入力できます。 PCS プロジェクトの財務会社への制限付き COGS および収益
このチェックボックスがオンの場合、PCS 関連の売上原価と収益はすべて PCS プロジェクトの計算オフィスの財務会社に転記されます。 このチェックボックスがオフの場合、PCS 関連の売上原価と収益はサービス部署、販売オフィス、または倉庫の財務会社に転記されます。 このフィールドには、プロジェクト管理パラメータ (tipcs0100m000) セッションの対応するフィールドの値がデフォルトとして入ります。
注意
このチェックボックスがオンの場合、チェックボックスをいったんオフにすると、チェックボックスを再びオンにすることはできません。これは、チェックボックスを再びオンにする前に PCS 関連の売上原価と収益を PCS プロジェクトの財務会社とは別の財務会社に転記する可能性があるためです (このチェックボックスがオンの場合、このような処理は許可されない)。 COGS 配分基準
PCS プロジェクトの財務会社への制限付き COGS および収益チェックボックスがオフの場合、一般売上原価は、PCS プロジェクトの計算オフィスだけではなく複数の部署に配分されます。このフィールドでは、売上原価配分をプロジェクト売上原価配分 (tipcs3110m000) セッションでマニュアルで入力するか、販売オーダ、サービスオーダ、または倉庫オーダの収益に基づいて売上原価配分を自動計算するかを選択できます。 このフィールドには、プロジェクト管理パラメータ (tipcs0100m000) セッションの対応するフィールドの値がデフォルトとして入ります。 指定可能な値 PCS プロジェクト間を販売関係として転送
このチェックボックスがオンの場合、ある PCS プロジェクト (コピー元プロジェクト) から別の PCS プロジェクト (コピー先プロジェクト) に品目を転送すると、コピー元プロジェクトで収益が生じます。 このチェックボックスがオフの場合、ある PCS プロジェクト (コピー元プロジェクト) から別の PCS プロジェクト (コピー先プロジェクト) に品目を転送すると、コピー元プロジェクトでマイナスの材料費が記帳されます。このマイナスの記帳は、コピー元プロジェクトの実際原価の修正と見なすことができます。 プロジェクト取引を現在の日付に転記 PCS プロジェクトが作成されると必ず、プロジェクト管理パラメータ (tipcs0100m000) セッションの対応するフィールドに入力された日付がここにコピーされます。次のようになります。 このチェックボックスがオンの場合、原価を記帳する際に現在の日付が使用されます。 このチェックボックスがオフの場合、日付を原価/売上高の転記日フィールドに入力する必要があります。 原価/売上高の転記日 プロジェクトのクローズ時に、標準原価と売上高を入力する日付。このフィールドの値は、プロジェクトのクローズ (tipcs2250m000) セッションの実行時に上書きできます。 請求額 該当するプロジェクトの合計請求額。メインプロジェクトの場合は、プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000) セッションによって、サブプロジェクトの請求金額が自動的に集計され、それがメインプロジェクトの請求金額になります。 請求金額は、プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000) セッションとプロジェクトのクローズ (tipcs2250m000) セッションでのプロジェクトの原価計算時に更新されます。 この金額は、請求モジュールで請求書が出力されているプロジェクトで、納入側の全販売オーダ、サービスオーダ、および倉庫オーダから導出されます。 POC 方法がなしの場合 (これは利益承認が行われないことを意味する)、請求割合はこの金額と収益の予測総額をもとに計算されます。請求割合に基づいて、クローズされていないプロジェクトの売上原価が転記されます。 中間売上原価の記帳は、プロジェクト別中間売上原価および収益 (tipcs3190m000) セッションで中間売上原価率に基づいて行われます。 請求金額 請求額を表す通貨
計画方法 計画方法は、プロジェクトのネットワーク計画における開始日または完了日を確定とみなすかどうかを示します。
注意
メインプロジェクトまたは単独プロジェクトの場合にのみ、計画方法を選択できます。サブプロジェクトは、メインプロジェクトの計画データを自動的に継承します。 開始日 プロジェクトの希望開始日または計画開始日。この日付は、ネットワーク計画によって使用または計算されます。
注意
開始日を入力できるのは、次の場合に限ります。
完了日 プロジェクトの希望完了日または計画完了日 納期を入力できるのは、次の場合に限ります。
実現化日付
プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000) セッションを使用して、PCS プロジェクトの標準原価および評価額が計算および実現される日付。なお、実現化日付が原価計算データの発効日と異なることがあります。プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000) セッションで発効日を指定する必要があります。 実際クローズ日 プロジェクトがクローズする日付 確定クローズ
このチェックボックスがオンの場合、プロジェクトのすべての会計取引がプロジェクト別会計取引の削除 (tipcs3200m000) セッションによって削除されます。プロジェクト状況をリセットすることはできません。 概略見積能力 [時間] プロジェクトの見積能力所要量。この値は、ネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000) セッションで、活動ごとの見積能力所要量に基づいて、自動的に計算されます。メインプロジェクトの場合は、サブプロジェクトの見積能力所要量が自動的に集計されます。 総計見積能力 [時間] プロジェクトの能力所要量総計。この値は、プロジェクト見積能力総計 (tipcs4201m000) セッションで、カスタマイズ製造品目別のプロジェクト構造と作業組立に基づいて、自動的に計算されます。メインプロジェクトの場合は、ネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000) セッションで、サブプロジェクトの能力所要量総計が自動的に集計されます。 所要時間[時間] プロジェクトの活動に費やされた、計算済の合計時間数。この値は、時間および経費の処理 (bptmm1203m000) セッションによって自動的に更新されます。メインプロジェクトの場合は、ネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000) セッションで、サブプロジェクトの時間数が自動的に集計されます。 実際人時間
従業員管理に転記および処理される実際人時間 実際機械時間
従業員管理に転記および処理される実際機械時間
プロジェクト状況
プロジェクト状況 (tipcs2102m000) セッションが開始されます。 プロジェクト関係会社間取引オーダ - 販売
関係会社間取引オーダ - 販売 (tcitr3600m200) または 関係会社間取引オーダ - 販売 (tcitr3100m200) セッションを開始し、選択したプロジェクトの関係会社間取引オーダ (ある場合) を表示します。 プロジェクト関係会社間取引オーダ - 購買
関係会社間取引オーダ - 購買 (tcitr3600m300) または 関係会社間取引オーダ - 購買 (tcitr3100m300) セッションを開始し、選択したプロジェクトの関係会社間取引オーダ (ある場合) を表示します。
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