ERP における製品バリアント原価構造算定の仕組み

製品バリアントの原価構造は、オプションセットごとに計算されます。この計算の基準となるのは、オプションセットにリンクされた一般品目用に定義される一般販売価格リスト、または該当するオプションセット用に選択された製品バリアントオプションです。この処理中に、製品バリアントオプションは、一般製品構造内の上位レベルから自動的に継承されます。

製品バリアントの最終販売価格は、製品バリアントの販売価格構造の各種販売価格構成要素に基づいて算出されます。

オプションセットの数量

オプションセットごとの所要数量は、一般製品構造、および選択された製品特徴のオプションに基づいて算出されます。オプションセットの販売価格構造で生成された販売価格は、オプションセットの要求数量を掛けられます。

製品バリアントオプション

製品バリアントの最初のオプションセット (オプションセット 0) 用の販売価格構造が未定義の場合、または最初のオプションセットの販売価格が 0 でかつ構成済の製品がファントム品目である場合、構成済の製品バリアント構造の最初の部品表レベルにある標準構成要素の販売価格計画は、自動的に生成されます。また、一般構成要素用の値引率は、販売価格情報の最初の部品表レベルに基づいて算出されます。