組立部品引当の構築

この 「ヘルプ」 トピックでは、次の 4 つのポイントを取り上げます。

  • 引当モード: オーダ基準またはラインステーション基準
  • 工程倉庫への組立部品の引当
  • タイムバケット
  • 組立部品の引当
引当モード

組立部品の引当は次の 2 つのモードのいずれかで実行できます。実行モードは組立管理パラメータ (tiasc0100m000) セッションの取引処理フィールドで定義されます。

  • オーダ基準 - 組立オーダごとに、ラインステーションの工程倉庫に組立部品が引き当てられます。LN では、ラインステーションオーダごとにクラスタ化されたラインステーションオーダ (CLSO) が 1 つずつ作成されます
  • ラインステーション基準 - 各バケットごとに、工程倉庫に組立部品が引き当てられます。各バケットに入るすべての組立オーダの部品がひとつにまとめられ、引き当てられます。LN では、ラインステーションごとに CLSO が 1 つずつ作成されます

オーダの生成時、および資材所要量の再計算時に、既存の組立オーダが考慮されます。

部品の引当先の工程倉庫の決定方法

ワークセンタ (tirou0101m000) セッションの工程倉庫フィールドで、工程倉庫ラインステーションにリンクします。工程倉庫をラインステーションにリンクできるのは、次の条件が満たされている場合だけです。

タイムバケット

バケットのサイズと数は、次の 2 つの要素によって決まります。

  • タイムバケットデータ。詳細については、バケット定義 (tiasl1100m000) セッションの 「ヘルプ」 を参照してください。将来の拡張を見据えたバケットを定義できます。組立オーダに対して多くの変更が予定されている場合は、小さいバケットを定義しておく必要があります
  • 組立管理パラメータ (tiasc0100m000) セッションの引当範囲 フィールドによって、計画した時間の合計が求められます。
注意

引当範囲 全体に対して、バケットを定義する必要があります。一部だけしかタイムフェンスに入らないオーダの場合、組立管理では引当は計画されません。

組立部品の引当

ラインステーション基準取引処理の場合、各ラインステーションのバケットごとに引当が行われます。バケットによる所要量とラインステーションによる所要量をすべてひとつにまとめることができます。このため、すべてのオーダを個別に処理した場合よりも、取引の数が少なくなります。引き当てられた累計組立部品所要は、クラスタ化されたラインステーションオーダ (CLSO) に記録されます。CLSO が倉庫管理に報告されます。引き当てられた累計組立部品所要は、クラスタ化されたラインステーションオーダ - 所要組立部品 (tiasc7140m000) セッションで表示できます。