原価計算ワークセンタ一般 原価計算ワークセンタは、計画ワークセンタ上部の特別なレベルとして機能して、原価計算と計画の依存度を軽減します。新規の計画ワークセンタが原価計算ワークセンタと同じ企業単位を持つ場合には、原価計算ワークセンタを導入することにより、見積原価がすでに凍結済であっても、製造計画中に作業のワークセンタを変更できます。結果として、あるワークセンタを変更した場合に、作業セット内のワークセンタをすべて変更する必要なしに見積原価を再計算できるようになります。 原価計算ワークセンタを使用すると、次のメリットがあります。
設定 原価計算ワークセンタを定義するには、次の手順を実行します。
注意
機能説明 製造オーダが作成されると、見積時間および関連する原価が、計画ワークセンタにリンクされた原価計算ワークセンタに転送されます。リンクされた原価計算ワークセンタが存在しない場合、見積時間の転送先となるのは計画ワークセンタです。見積原価が製造オーダ (tisfc0101s000) セッションの見積の凍結時点フィールドで定義された時点で凍結済の場合、完成品単位原価が計算されます。完成品単位原価 (ticst0510m000) セッションで、原価計算ワークセンタ別に完成品単位原価を参照できます。見積原価が凍結済の場合、仕掛品振替も計算されます。仕掛品振替は原価計算ワークセンタ間で実行されます。
注意
新規の計画ワークセンタが原価計算ワークセンタと同じ企業単位を持つ限り、計画ワークセンタは原価の凍結後も変更される可能性があります。原価計算ワークセンタは、原価の凍結後に変更不可能になります。 作業を臨時に外注し、計画ワークセンタの代わりに外部ワークセンタを使用することに決めた場合、そのための唯一の条件は、外部ワークセンタを他のワークセンタと同じ原価計算ワークセンタにリンクしておくことです。
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