組立のバックフラッシュラインステーション - 組立オーダ (tiasl6510m000) セッションまたはバーコードによるラインステーションオーダの完了レポート (tiasc2211m000) セッションで、ラインステーションオーダの完了をレポートすると、そのオーダ用に予算計上された資材所要量および時間数のバックフラッシュが可能になります。資材および時間数は、バックフラッシュ所要 (tiasc7241m000) セッションでバックフラッシュすることができます。 ここで説明するバックフラッシュのトピックは、次のとおりです。
フロア在庫 組立管理においてフロア在庫 品目 (ナットやボルト) はバックフラッシュされません。品目をフロア在庫として定義するには、品目 - 倉庫管理 (whwmd4100s000) セッションのフロア在庫チェックボックスをオンにします。 バックフラッシュモード バックフラッシュは、クラスタ化されたラインステーションオーダ (CLSO) ( クラスタ化されたラインステーションオーダ (tiasc7530m000) セッションを参照) ごとに実行されます。1 日に生成される CLSO の数は、組立管理パラメータ (tiasc0100m000) セッションで定義した取引処理パラメータで選択されたモードしだいで決定されます。オーダ基準 処理の場合、個々の組立オーダはそれぞれ 1 日に多数の CLSO を作成して、各ラインステーションに CLSO を提供します。ラインステーション基準処理の場合、CLSO は 1 日に 1 つだけ生成され、この 1 つが各ラインステーションに提供されます。全バケット、全ラインステーションバリアント、および全ラインステーションオーダの時間数および資材はすべて、ラインステーションごとに 1 つの CLSO にクラスタ化されます。このモードは、大量生産環境に適しています。 組立部品 ラインステーションオーダの完了がレポートされた後は、ラインステーションバリアントに必要なパーツをバックフラッシュ所要 (tiasc7241m000) セッションでバックフラッシュすることができます。所要数量は、組立部品引当の構築 (tiasc7240m000) セッションに解説されている方法で計算されます。倉庫オーダラインが有効になり、適切な工程倉庫にパーツが納入されることが保証されます。 組立管理においてフロア在庫 品目 (ナットやボルト) はバックフラッシュされません。品目をフロア在庫として定義するには、品目 - 倉庫管理 (whwmd4100s000) セッションのフロア在庫チェックボックスをオンにします。 人時間および機械時間 人時間 (「Man hours」 や 「person hours」 とも呼ばれる) および機械時間は、従業員管理にバックフラッシュされます。 バックフラッシュされた時間の数は、ラインステーションバリアントごとの CT x MO ( サイクル時間 x 作業必要人員数または作業必要機械数) の合計です。LSV がラインステーション基準の場合は組立ラインごとの合計、オーダ基準の場合はラインステーションごとの合計です。
時間数が存在する場合、「クローズ」状況の取引時間は従業員管理に転記され、自動的に処理されます。時間数はラインステーションにリンクされた従業員に転記されます。時間数は組立時間数 (bptmm1160m000) セッションで表示できます。このセッションでは、追加の時間数を入力することもできます。
注意
時間数の記帳方法は、組立管理パラメータ (tiasc0100m000) セッションの取引処理フィールドに応じて次のどちらかになります。
クラスタ化されたラインステーションオーダ (tiasc7530m000) セッションで表示される値は、倉庫別管理に使用されます。資材のバックフラッシュが実行されると、組立部品用の在庫が倉庫管理からバックフラッシュされるため、オーダ - 計画在庫処理 (whinp1501m000) での計画在庫処理が軽減されます。
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