組立オーダの原価計算原価計算は、組立管理モジュールに備わるきわめて重要な様相です。原価計算の実行方法は、原価構成要素の定義方法に部分的に依存します。ここでは、それ以外の原価計算の様相について次の内容を取り上げます。
注意
ここで説明する財務原価計算の様相は、ライン順序に関連付けられた論理的算術的な原価とは関連性を持ちません。 原価構成要素 原価構成要素には、次の 3 種類があります。
原価構成要素は、総計レベル、詳細レベル、または総計レベルおよび詳細レベルを組み合わせて転記できます。原価が総計レベルで転記されると、原価構成要素の原価がすべて 1 つの合計に集計されます。たとえば、個々の材料費がすべて 1 つの合計に加算されます。原価構成要素を詳細レベルで転記するには、原価構成要素チャートを定義する必要があります。詳細原価構成要素は究極的に、すべての原価が細かく分類された価格構造を成します。 取引処理方法 組立管理モジュールは、フロー組立ラインで複合製品の多様なバリアントを生成する会社での使用を意図したモジュールです。オーダ基準取引処理を選択すれば、組立管理を少量組立にも使用できます。組立管理パラメータ (tiasc0100m000) セッションの取引処理フィールドで、取引処理方法を選択します。
仕掛品振替 仕掛品振替は以下の手順から成ります。
これらの処理は自動的、半自動的、またはマニュアルで実行されます。 財務結果の計算 組立ラインのクローズ (tiasc7220m000) セッションで組立ラインをクローズすると、ラインの製造結果が計算されます。ラインステーションオーダはすべて、状況がクローズになる必要があります。財務結果は、仕掛品取引 (見積原価) から実際原価を差し引いた値です。
ジョブショップ管理と組立管理の原価計算の差異
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