バックフラッシュの例

ある機械工場で、チェーンを製造しているとします。チェーン 1 個は、チェーンリンク 40 個で構成されています。機械ではチェーン 10 個が 1 分で生産されます。ここでは、チェーン 300 個に対して製造オーダを発行します。

見積製造原価は次のようになります。

  • 見積資材: 12000 チェーンリンク
  • 見積時間: 0.5 時間

チェーンリンクを倉庫からジョブショップへ出庫し終えれば、確かにチェーン生産作業が開始可能となります (ただし、バックフラッシュが適用されている場合には、資材の物理的出庫は記録されません)。

製造オーダ終了時にチェーン 295 個は完了としてレポートされますが、チェーン 10 個は正しく組み立てられなかったため不合格としてレポートされます。

バックフラッシュの数量は、305 (= 295 + 10) チェーンです。

実際製造原価は次のように記録されます。

  • 実際資材: 12200 チェーンリンク
  • 実際時間: 0.508 時間

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